西武新宿線「武蔵関」「上石神井」「吉祥寺」 さとうピアノ教室 TEL 03-3929-3705 |
教室のHPへようこそ
武蔵関で ピアノ教室を開いています。 幼稚園年中さんぐらいからシニアの方まで そのときどきでいろいろな方が ピアノを学んでいます。
誰もがピアノに興味をもつわけではありません。 ピアノを弾いてみたいと思うあなたは それだけでピアノに向いているのです。 せっかく始めたのだから、ピアノが一生の趣味になり、 あなたの特技になるようお手伝いしたいと思います。 平日4時以降のレッスン枠が埋まっていましたが、また少し空きができました!
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<時々、一言のコーナー > 日々のだけでなく、身の周りのできごとへの感想なども、思いついたら入れていこうかなとおもいます。 ツイッターもブログもやっていないので、ここでつぶやくことに。 2024年3月22日 <電子ピアノ進化> 昔はピアノを習うならピアノをまず買うしかなかったのですが、電子ピアノやキーボードが現れてからはおうちの事情にもより電子ピアノを購入する方が増えています。 見た目はピアノでも、中身はだいぶピアノのタッチ感や音の微妙な表現と異なっていたのが、どうやらこのところすごい進化を遂げてきているらしいのです。 ヤマハ、カワイ、ROLAND、カシオの4社がほぼ占めていると思いますが、各社が音源や鍵盤やスピーカーの工夫にしのぎを削っているらしく、最近いろいろなおすすめモデルを紹介しているYoutubeチャンネルを見たりしています。 ピアノを弾いたことがない場合、自分で選ぶのはなかなか難しいでしょうから、店員さんに教えてもらって、値段でだいたいのランクがわかるのでそれで決める、ということが多いと思います。 ただ、教える側としては、学習者用の、できるだけピアノに近いものを選んでほしいです。そうでないと、教室で一生懸命教えたことが、おうちの電子ピアノでは再現できないということになってしまいます。 エントリーモデルの背の低いアップライトピアノよりいい音かも、というところまで来ている電子ピアノ最上位機種から、初心者向けの機種まで、その特徴を弾き比べながら語ってくれているチャンネルは助かります。 とはいえ自分でも実感したいので、今度試弾しに行ってみようかなと思っています。 生徒さんに聞かれたら、おすすめ機種をいくつか挙げられるといいですよね。普段ピアノしか弾いていないので、電子ピアノを弾いたらどう感じるのか、自分でも知っておきたいです。 2024年3月10日 <ガーデンライト> 教室に通っている生徒さんの中には学童の後など比較的遅い時間に来る人もいますが、冬場は暗くなるのが早く、教室の玄関前の通路が暗いかな、と気になっていました。 そこでネットで検索してみると、ソーラー発電のガーデンライトがたくさん売られていて、なかには周りに光の模様を振りまくような楽しいものもあり、どれにしようか迷った末に、ガラスの丸いボールタイプを購入。ずっと前に買ったものはろくに光らず、やはり安かろう悪かろうなんだなと呆れた記憶があるので半信半疑で曇りの中外に出して、こんな弱い光では充電は無理だろうなと思っていたのですが! 暗くなって外を見てみたら、ガラスのボールたちがキラキラ輝いているではありませんか。 そこらへんを明るくするほどではありませんが、足元でかわいく反射して光る感じでとても気に入りました。何回も玄関から外を見ては「光ってるわ、まだ光ってる・・・」とつぶやいております。 嬉しくなって、違うタイプのものも追加で購入。あまり日当たりがよくないので、どこに置こうか試行錯誤しながら、楽しく光る通路をめざします。 追加購入したものが届いたので、こちらも早速。↓ 2024年2月27日 <弾いてと言われてすぐ弾けますか?> ピアノを習おうと思い立つとき、どんな風になりたいですか?と聞かれたら多くの人がこう答えます。 「そうですね、テレビとかで聞いた歌とかを、さらっと弾けるようになりたいです。」 習っているクラシック曲だけではなく、もうちょっと軽い、好きなアーティストの歌なども弾けたら自分も楽しいし、周りの人たちを喜ばせるのも多分こっち。 先日愉快なニュースが出ていました。無料の音楽会でアマチュアの人がピアノを演奏する予定が体調不良で当日欠席。中止せざるを得ないかと思われたが、たまたま近くでストリートピアノを弾いていた男性にお願いしたところ、快諾して暗譜で9曲も披露し拍手を浴びた。 胸がふさぐようなニュースの中で、なんて明るく、思わず笑顔になるニュースですね。 閲覧数が多いのも、きっと多くの人が、「自分ならとても無理。」とか、「引き受けるかな。」とか考えたからではないでしょうか? よく飛行機の中で、「この中でお医者様はいらっしゃいませんか?」と問いかけられうつむく乗客たちのシーンを見ますが、ちょっと私も「じゃあ私弾きます。」とも言えないです・・・だってほとんど暗譜で弾けるレパートリーがないので。いつも楽譜を見ながら次から次へと弾いていくだけで、しっかり暗譜していないので、楽譜さえあればまあ・・・とは思いますが、本当にこの男性はえらい!ストリートピアノを弾きに来ていた人がいたという幸運、担当者は思わず拝んだのではないでしょうか。 私もポップス何曲かはさっと弾けるようにはしておこうと思いました。 2024年2月16日 <久々の遊園地> 先日、近所の友人たちと西武園遊園地に行ってきました。 ネズミーランドにはるか昔行ったきりで本当に久しぶりです。 西武線の中でポスターをぼ〜っと見ていて、ふと、こんなに近くに住んでいるのに行かないなんてもったいない!という天の声がきこえてきたので早速実行しました。 大学休みだし、混んでいるかも、とやや焦りつつ開門前にゲートに着くと20人くらいの人が並んでいて、「これだけ?」と拍子抜け。 それでも一応「さあ皆さん、ゲートオープンまでカウントダウン!3、2、1!オープンで〜す!」という掛け声で中に入ると、もう夕日の丘商店街ではミュージカル的なものが始まっていてあせりました。だってお客が少なくて、キャストとめちゃくちゃ目が合うんですよ、ちょっと恥ずかしくなってウルトラマン・ザ・ライドの方に逃げました。どこも並ばずにほぼすぐ入れたり乗れたりで、久しぶりの回転系を全てやったので後でちょっと乗り物酔いになってしまいました。レトロな商店街のクオリティー高かったです。 とくにゴジラ・ザ・ライド良かった〜、楽しくて終わった後すぐまた並んで二回も見られて満足。 新しいところに行ってみるって刺激があっていいですね! 2024年2月8日 <ピアノ学習者向けYoutube> 毎年この時期になると、発表会の曲選びに取り掛かるのですが、POPS の曲選びの大変さはそれとして、クラシック曲の候補選びもとても大変です。 たくさんの発表会向け曲集が毎年出ていますが、レベル別に見てみると、似たような曲が並んでいて、中にはちょっと古臭く感じるものもあるし、弾かれすぎてマンネリなものもあります。とはいえ、弾く生徒さんは毎年違うのでその人にとっては初めての曲なわけで、生徒さんのレベルと好みと、プログラム全体としての脱マンネリを考えて知恵を絞るわけです。 とはいえピアノ曲は無限にありますし、幸いなことに新しく発表される曲集も多数あるので、せっかくなら新曲を取り入れて、私の知らないいい曲があれば自分も勉強したいです。 こんな時に頼りになるのがインターネットです。 検索すると毎年どんどん新たに発表会おすすめ曲を紹介するサイトができている気がします。 以前はおすすめ曲集を買い込んできてめくって探していたのが噓のよう。 演奏動画までついていて、生徒さんに選んでもらうときも私が弾かなくても一緒に動画を見て選べますからありがたいです。 検索していたら、ピアノのレッスンについてのYoutubeも増えているようです。実際の先生がおすすめ教材の紹介や、レッスンの進め方などについてコメントしていて、「いや〜助かるわ〜!」とチャンネル登録して見ています。 教室でのレッスンは自分一人での手探りですから、他の先生の意見や経験を聞ける機会が昔は本当に少なかったのが、気軽に動画で見られて、先生だけでなく生徒さんが見てもためになるアドバイスもあったりします。これは確かに動画視聴時間がついつい長くなるわけだわ、と納得。 2024年1月24日 <防災リュックの中身を点検> やろうやろうと思っていても後回しにしがちなのが防災用品の期限切れのチェック。 今回ついに重たいリュックを引っ張り出してきて中身をぶちまけてみました。見事に保存水も乾パンもチョコも飴も数年前に賞味期限切れ。あ〜なんてもったいないんでしょう、それでなくても食料自給率の低い国なのに、食べずに捨てるなんて!と思いましたが、水は植木の水やりに使い、乾パンはかびていたので廃棄。チョコは古くなると乳脂肪分が分離してポソポソの食感になるし、飴も、今あるものですら余りがちなので・・・。食品だけではなく、薬や歯磨き粉なども期限があるし、トイレの凝固剤も期限があります!10年などかなり長いのに、それでもすでに切れていました。一応水をビニール袋に入れて、凝固剤を入れて固まるか確認したらちゃんと固まっていたので、これはむげに捨てなくても取っておいてよさそうです。つくづく、使って補充していく備蓄に変えようと、評判のよい無印を訪れてカレーやスープ、ごはんなど買ってみました。今度は期限前に食べられるように、カレンダーアプリにリマインダーを入れておこうと思います。水も、わざわざ高い保存水にしなくても、半年に一度くらい入れ替えていけばいいんだなと思いました。薬や清潔用品もリュックの中のものを使って入れ替えるようにしていくつもりです。 それにしても、限界まで詰め込んでいたリュックが、漬物石のように重くて、ちょっと入れすぎていたかも。少し減らして、背負いやすくしました。 2024年1月12日 <新年は前向きな目標を持って> 2024年、始まりましたね。 今年は元旦いきなりの地震や羽田の痛ましい事故のニュースもあり、新年を祝う気持ちが一気にしぼんでしまった感がありますが、とりあえず自分にできることをしていくしかないですね。 まずは自分のうちの防災グッズの期限切れ(多分切れている)のチェックですね。 今回地震で自宅が倒壊するリスクを考えると、防災用品を家の中にしまっていていいのか、と悩み始め、外にストッカーを買って置くことを考え中。トイレの凝固剤や、カセットボンベで暖めるストーブなども買い足しました。 いつかは必ず来ると思って、備えておきたいですね。 2023年12月29日 <いよいよ今年の締めくくり> 帰省が始まったようで、町から人がぐんと減りましたね。 新幹線も大混雑予想で、ホームにスムーズに上がれないかもしれませんと脅かすようなメール配信がJRから来ました。 帰省する前に家の片づけとともに、年末年始の番組予約も忘れずにしておかないと。 紅白歌合戦は長年録画し続けているし、何と言ってもVIVANT一挙再放送があるので、初回録画し損ねた私はしっかり予約。そして、SASUKEはいつだっけかな?と調べていて27日すでに放送済みと知り「うわ〜っ!」と崩れ落ちました。うかつでした、もっと年末なのかと勘違いしていて、楽しみにしていたのに・・・でも大丈夫、見逃し配信がありました、しっかり今回のSASUKEも堪能しました。 ネットで、年末年始見たくない番組に紅白歌合戦もSASUKEも上がっていましたが、「もう飽きたから」だそうですが、長年見続けて出場者のSASUKE中心の人生を共に歩んでいるような錯覚にも襲われて、出場者とともに絶叫したり涙したり、面白かったです。 お正月には箱根駅伝も、芸能人格付けチェックもあるし、これも楽しみ〜。昔はかくし芸大会があって大好きでしたがあれ復活してくれないかな〜? ともあれ、皆さん楽しく年末年始お過ごしください。 2023年12月16日 <今年の漢字> 今年も、清水寺で今年の漢字が発表されましたね。 「税」ということでしたが、私はあまりぴんと来ませんでした。 誰が決めているのか、清水寺の一番偉いお坊さんが決めているのか?など謎だったのでネットで調べると、日本漢字能力検定協会が応募総数約15万票の中から最多得票の漢字を発表しているのですね、知りませんでした。この発表に先立って、町で「あなたの今年の漢字は?」とインタビューしているのを見ましたが、「喜」など明るい字を選ぶ人もいてちょっと嬉しかったです。 自分なら何かな〜?と考えて「外」にしました。 理由は、コロナがいったん落ち着いてみんなが外出し始めたこと、そして訪日外国人も増えたこと。 ちなみに、今年の2位は「暑」、3位は「戦」、4位は「虎」だそうです。 来年は平和の「和」が選ばれるような一年だといいですね。 2023年12月2日 <クリスマスツリー飾りました> いよいよ一年の締めくくりの月、12月がスタートしましたね。 カレンダーをめくって、ついに最後の一枚になったか、と改めてこの一年どうだったかな、と考えています。大人になって月日の過ぎるのが早いのは新しく経験することが少ないから、知っていることの繰り返しだと記憶に残らないのであっという間だと感じるとテレビで見ました。 私の場合、前述したようにオンライン英会話を始める目標をついに実践、今のところどんどん回数を積み重ねていろいろな先生と話しているのが新鮮です。今まで話したこともない国の人とつながって会話しているが不思議な気がして、まさに新しい体験中なので充実した気持ちになっています。 12月と言えばクリスマスの飾り付けが街で見かけられるようになってきて、迷いましたがうちも飾りました。自分で飾って自分で片づけるってのもなあ、でも飾れば生徒さんが喜んで見てくれるか、と一人黙々と作業。何種類かの色の飾りをもっているのですが、今年はピンクで統一しておしゃれな感じにできたかな。来年は違う色にしてみたいな、と思っております。 2023年11月16日 <縁の下の力持ち> やっと暑さが落ち着いて、エアコンも扇風機もしまえるな、と思ったら突然木枯らし一号が吹いて、今度は暖房をつける日々が始まりました。 近くの小学校では、にぎやかに音楽発表会の練習の音が響いています。生徒さんから何を演奏するか聞いているので、「お、これは5年生」とか思いながら耳を楽しませてもらっています。 レッスンに来たKちゃんに「どう?順調?」と聞いたら「いや〜、順調と言うか何と言うか…」と言うのでどうしたのかと思ったら、キーボード担当らしいのですが、何人も同じパートもいるし、同じキーボードを二人で使うらしく、下の音域で弾いていると、上の音域の人のほうが断然目立つらしく、自分が何をひいているのかよく聞こえないそうです。「ミスしても、他の音にかき消されて全くわからない」そうです。 わかるな〜その気持ち。 たくさんの人で演奏していたら、目立つ楽器と目立たない楽器がありますもんね〜、ソロのパートでもないと自分の音がよくわからないですよね。でも、お客さんの耳に聞こえていないわけではなく、かたまりとしていろいろな音が支えあっているわけです。 聞こえないからいいや、とみんながミス連発したら大変なことになりますから、目立たないところでもしっかり演奏がんばってほしいです。 2023年11月3日 <新年の抱負を覚えていますか?> もう11月、2023年も終わりが見えてきました。一年あっという間に過ぎますね。 お子さんたちのように学年があれば、しっかり行事なども記憶に刻まれるのでしょうが、大人の一年は何をしたか思い出せないことがほとんどです。今年の夏が暑かったのは覚えていますが、昨年はどうだったかは思い出せません。 お正月には一応大人も今年の抱負を決めてはみますが、毎年同じような目標で、しかも達成できる気がしないというか、達成する気もないというか・・・・。 しかし、今年はついにオンラインの英会話を始めることができ、新年の目標をぎりぎり達成です、10か月も悶々としつつ勇気が出ず、やっと始めてみたら、たくさんの日本人の方たちがとっくに始めていたことを知りました。学生さんたちも、試験対策や留学対策にも便利で強い味方ですよね、オンラインって本当に助かります。学校に通うとなったら時間もお金ももっとかかるし、夜や朝にレッスンするなんて無理ですからね。時差のおかげでいろいろな国の先生たちと会えて面白いです。 ピアノを教えています、と自己紹介するといろいろ質問され、「なんで日本の人はたくさんピアノを習っているのか?」と聞かれましたが、本当になんででしょうね? 親たちが、子供に音楽好きに育ってほしいと思うことや、ピアノ教室の数が他の楽器より圧倒的に多いことや、ピアノが脳の活動を刺激することなど一応説明してみましたが、これで良かったかな、と後からあれこれ考えてしまいました。日本語でも説明しづらいことを英語で言うのは本当に難しいですが、なかなかいい刺激になっています。 2023年10月22日 <伴奏はピアノ学習者のあこがれ> 学校の行事では合唱コンクールを始め、音楽会での合奏などでも鍵盤楽器が活躍しますね。 特にピアノは普通一台ですからやれる人は限られ、多数応募すればオーディションで決まるようです。 この季節は特にいろいろな生徒さんがおもむろに楽譜を取り出して、「先生、これオーディションまでに練習したいんですけど。」と言ってきます。 できれば簡単な楽譜であってほしい〜、と思いつつ見ると、明らかに今の生徒さんの教材より難しいことがほとんど。「え、これを今月中に?」とか「来週すぐオーディション?」とかこちらも焦りますが、「やっぱりやめた方がよかったかな・・・」とつぶやかれると、「いやいや、挑戦してみるのは大変良いことだし、これが弾けたら教材は楽に弾けるようになるからやってみよう!」となりレッスンまるまる伴奏練習に使うこともあります。 本人がやると決めたときは、一生懸命練習するからか、びっくりするぐらいあっという間に弾きこなしてくることが多く、聴いたこちらが目を丸くして「え・・・すごく上手!!」と驚くことも。 逆に、こんなにすぐ弾けるようになるなら、普段の宿題の弾き方はどういうこと?と問いただしたくもなりますが、やる気を出したときの子供の成長ってすごいよね〜、と感心しています。 2023年10月14日 <ユーミンライブ行ってきました> 先日初めてユーミンのコンサートに行ってきました。 学生の頃から好きなので、特に荒井由実の頃のアルバムは全部聴いているし、ユーミンになってからもかなりの間アルバムは聴いていました。ここ10年くらいはちょっと遠ざかっていたので曲がわかるか少し心配でしたが、コンサートが始まると懐かしい曲だらけで、感動してしまいました。 まわりは中高年大集合、と言う感じで、きっとみんな私のようにユーミンとともに青春を過ごしてきた人たちなんだろうなとしみじみ。 他にもたくさん好きなアーティストはいますが、こんなにほとんどの曲、しかもアルバムの中の曲を知っている人って他にはいない、なんでもっと早くチケットを取ろうとしなかったんだろう〜!と後悔。 初めてコンサートグッズまで買ってしまい、最新のアルバムも買って今も聞いております。 YouTubeでもライブ映像を見るとまたコンサートが思い出されてじーんときています。 久しぶりにときめいたわ〜、遅ればせながら世の中の推し活について理解できたのでした。 2023年9月30日 <運動会シーズン> もう九月も終わるというのに、暑い日が続いていますね。日中などは半袖で、クーラーも入れて過ごしています。そんな中でも季節は運動会シーズン、近くの小学校でも一日中元気のいい掛け声や歓声が上がっています。 レッスンに来る生徒さんに聞くと、やはりかなりお疲れの様子、無理もないです。皆さんこんがり小麦色になっています。 近くの公園では保育園の園児たちも練習中のようで、色とりどりのカラーコーンの前に並んで、先生の指示を聞いているのがかわいいです。 先生が、「さあ、演技の前にお座りしている間、お砂いじりはしていいの?」と問いかけると皆口々に、「ダメ、やっちゃいけない!」と答えています、真面目です。 競技はそれぞれのカラーコーンからサッカーボールをけりつつ30mくらい先のゴールネットに入れて戻るというもののようですが、お友達がやっているときに「あきらめないで〜!最後まであきらめないで〜!」と絶叫しているのがものすごく面白くて、「いや、それくらいあきらめないでしょ、フツー」と横でツッコミのつぶやきを入れておりました。 何はともあれ、一生懸命頑張る姿はいいものですね。 2023年9月19日 <リズム打ちとソルフェージュ練習> 長らく教室では、副教材としてリズム打ちとソルフェージュ(楽譜を読んでドレミ唱することなど)に取り組んでいます。小さいときから始めて、シリーズがたくさんあるので中学生くらいになっても一緒にやっています。やはりリズム打ちの練習をしていると、実際の楽譜のなかでリズムを間違えにくくなりますし、間違えていたとしてもリズム譜としてとらえ直すことで自分のリズムの間違いに気が付けるので、ためになるなと感じます。 ソルフェージュの方も音符を読む訓練のほかに、正しい音程を覚える訓練にもなっている気がします。 最初は、ドの音を声に出してみて、と言っても全然できなかった生徒さんたちが、だんだん正しい音程で歌い始められるようになるので、少しずつ音が記憶に入っていくのがわかります。 男の子は声変わりしてしまうと高い声が出なくなってしまい、オクターブ下げたりしながら自分の歌える高さでなんとか歌っていますが、あの高い声で歌っていた男の子がこんなに低い声になって・・・感慨深いですね。 声が良く出る生徒さんもいて、高いファとかソあたりまでのびやかに歌えて、「よく声出るね〜」などと感心しながら日々一緒に声を張り上げています。 2023年9月4日 <男子バスケットW杯> 今回のW杯、日本の活躍ぶりがすごかったですね!今まであまり見たことがなかったのですがフィンランド戦あたりから見始めました。まるで映画のようなドラマチックな逆転勝利で、もしかして一次リーグ突破するかも、と期待したくらい。残念ながら突破はできませんでしたがオリンピック自力出場を48年ぶりに手に入れて、これはパリオリンピックが楽しみになってきましたよ。 それにしても、初めてカーボベルデという国を聞いて、多くの日本人が地図で探したと思いますが、私も地図で見て、1975年ポルトガルから独立した国と知りました。他にもたくさん知らない国があるのでこれを機に覚えてみよう、と世界地図アプリをダウンロード。 きっとカーボベルデの人たちも、日本ってどこよ?こんなところにある島国か〜、と思ったことでしょう。 ちなみに現在197国,1番新しい独立国は2011年の南スーダンで、今回のW杯で大活躍したため順位も17位、アフリカ勢1位となりオリンピック出場を手に入れたそうですよ。 今年も3分の2が過ぎましたが、今年中に127国言えるようにプチ目標たてました。 2023年8月22日 <サンダル事件> 夏になるとお出かけするときには素足にサンダルをはくとオシャレだなと思うのですが、特にこの素足、というのが靴擦れの原因になりやすいですね。 皮がむけたり靴擦れなしに無事家に帰って来られるか不安なため、せっかく買っても履かずにずっと置いてあるサンダルが何足もあります。 履いていなくても劣化はするので、靴底がはがれてきたものを発見、ミスターミニットに持っていこうと、これまた久しぶりの別のサンダルを履いて自転車で出かけました。 ペダルを漕いでいると妙に靴底がべたつくので気になって見てみたらなんとボコッと足裏の一部がサイコロ状に欠けているではありませんか! なにこれ、こちらのサンダルこそ修理に出さなくては、と修理予定のサンダルと履き替えて持っていきましたが、店員さんが見るなり「ああ、無理ですね、ここまで劣化しちゃうと、ホラ、もう崩れかけてますからね。」と想像どおりの答え。 裸足で帰るわけにもいかないので。最初に修理しようとしていたサンダルはそのまま履いて八百屋さんに寄ったところまた足裏に違和感が。見るとかかとのカバーが両足ともなくなって空洞が見えていて、さらに靴底がべろーんとはがれそうになっているではありませんか ひえ〜、恥ずかしい!!と慌てて自転車を漕いで帰りましたが、サンダルのかかと部分はそこらへんに落っこちているんでしょうね。謎の落とし物。 それにしてもこんなに突然靴って崩壊するものでしたっけ?うっかり履いてお出かけしていたらパニックです。近所で不幸中の幸いでした。 2023年8月12日 <曲の分析の習慣をつけよう> 生徒さんがレッスンに弾いてきた曲を、まずはどんな工夫をして弾いているかな〜、と聴くのですが、あまり考えて弾いている子は多くありません。 毎回のように工夫して弾くように伝えても、音を拾うのに精いっぱいなのか指番号も音の長さも合っておらず、♯や♭も落として弾いてきてしまう子も。 まあ自分も子供の時何も考えずにとりあえず弾けるようにしていったかもね、と思いながら、生徒さんにその曲について質問してみます。何調なのか、どんな雰囲気の曲だと思うか、どこが盛り上がる場所か、転調しているところはどこか、などなど、言ってみれば曲の素性を知る作業です。 たとえバイエルの短い練習曲でも、いくつの部分から構成されているか、とかどの音を出すべきか、など頭に入れて弾かないと、本は読んだけれども何が書いてあったか全く言えないのと同じになってしまいます。どんどん質問していくと、生徒さんも自分なりのイメージを発展させ始めて、「ここは喧嘩しているけど、次に仲直りして一緒に帰った。」とか「友達が泣いていて、それをなぐさめているところ」とか意見を出すので、私もそれをベースに一緒にお話しを組み立てて曲と矛盾がないか修正したりします。 同じ曲を何人か弾いていても、出てくるお話がみな違うし、私の考えとも違うので、一緒に考える作業は大変ですが、結構ユニークなお話になることもあって、人によってずいぶん感じ方が違うなあと感心することもあります。やればできるんじゃない、だったら最初からそう考えて弾いてきてほしいなあ。 ともかく、毎回何かは自分なりに工夫して弾いてくる習慣をつけてほしいです。 2023年8月1日 <とにかく今年は暑い> このところ、東京は晴天、猛暑日が続きですね。ようやく今日曇りからの土砂降りで、久しぶりに空気が冷やされて身体が楽と感じました。夏は太平洋側は午後にわか雨があって天気が不安定なものと思っていたのですが、今年は全く降らないので夜も暑いままですね。 朝からまた強い日差しで更に高温になっていくので、夏休みなのに公園にも子供の姿が少ない気がします。保育園児たちも多分暑すぎてお散歩なしになっているのでしょう。 教室に来る生徒さんたちも汗だくなことが多く、今年のヒット商品のネッククーラーをつけて、水筒を下げていますね。外遊びからそのまま来た人などは弾きながらも汗が引かないので、横でうちわであおいだりします。こう暑いとレッスンにも集中できませんよね。 発表会も終わったので夏はお互いちょっとお休みモードですが、暑いなか通ってくれるだけでもお疲れ様です。 2023年7月17日 <発表会無事終わりました> 今年も午前午後に分かれての発表会、無事に終われてホッとしています。 この一週間はレッスンもなく、私もバーゲンに行ったりうちの中を整理したりと、のんびり過ごせました。 ビデオで録画した動画を見返して楽しんだりしていますが、忘れないうちに今年の反省点もメモして来年に残しておかないと忘れてしまうんですよね。 特に気になったのは楽譜に関してで、毎年楽譜を見て弾く場合はこのような形で作ってくださいというような注意をしているのですが、暗譜するつもりでただノートに貼り付けただけの楽譜で弾いていたのが、暗譜が間に合わずに見て弾くことに変更しても裏を厚紙でしっかり補強せずにいた生徒さんもいました。 当日舞台の空調にあおられてページがめくりあがったりすると本人も、舞台を見ている人も、裏から見ている私もハラハラします。 毎年のようにこれが発生するのに懲りずに次の年もまためくれてしまうので、来年こそはちゃんと楽譜を補強するよう指導したいと思います。 そしてまたまた楽譜についてですが、暗譜する場合でも楽屋には楽譜を念のため持ってくるようにレッスンでもリハーサルでも言ってあるのに、てぶらで楽屋に来る人が続出。「持ってこなかったの?」と聞くと「大丈夫です」というので、まあまた直前に客席に取りに帰るのも・・・と思いそのまま送りだしたら、演奏途中で止まってわからなくなってしまうではありませんか!楽譜がないのでこちらもどうすることもできず、裏から「ソだよ!ソ!」などと叫ぶことに。 やはり取りに帰らせるべきだった、と反省。来年は必ず楽屋に楽譜持参を徹底させたいと思います。 小さな事件はあったものの皆さん終わったあと笑顔で写真撮影などしている様子をみると、今年もやって良かったな、と嬉しく思います。 2023年7月5日 <飾り付け工作> もうすぐ発表会ですが、実は毎年ホールのドア付近の飾り付けをしています。 頼まれたわけではないですが、何もないと華やかさに欠けるし、でもあまり費用をかけたくないし、ということで、毎年画用紙などで私が手作りしています。 かれこれ10年以上作っているのでたくさんの飾りが取り置いてあり、使えそうな飾りはいろいろ組み合わせてまた使います。 毎回、一か月前くらいから「今年はどうしようかなあ・・・」と悩み始め、ふと閃いたアイデアがあればネットで画像など検索し、画用紙で作れるかどうか考えてはさみで切りぬいたり貼り合わせたりして夜なべしています。今年はふと新作アイデアが浮かんだので、画用紙でどうやってつくるのか調べたところ、器用な方がYouTubeで作り方の解説をしてくれているものもあり、いやあ助かるわ〜、と型紙までダウンロードさせてもらいました。調べると、メルカリでも画用紙工作が売られていることを知り、一体どういう人が売って、どういう人が買おうとするのかちょっと知りたくなりました。 今年はかなり頑張って工作したので、お披露目するのが楽しみです。 2023年6月21日 <動画活用中> 発表会に向けて追い込み中のこの頃、間に合わない人が例年にも増して多く、毎日のように臨時のレッスンを追加しているので疲れております。臨時にレッスンしなくてはいけない状態なわけなので、直すところだらけでこちらも注意することが多くしゃべりづめになり、一つ終わるとへとへとです。 それでも、生徒さんが弾けるようになってきたのを見ると嬉しくなりますが。 レッスンで直したところがまたおうちで元に戻らないように今年は、生徒さんが弾いて直されているところを動画に撮って、あとでおうちにラインで送ることをしています。 自分が弾いて、直されているところを動画で見れば、思い出して正しく弾けるようになるかな、という意図ですが、スマホのおかげですぐに撮って送れるって本当に便利ですね。 ちゃんと見返してくれているかは少し不安ですが、見る気になれば確認できるのはやはり便利でしょう。 生徒さんの中には、お母さんに動画送らないで、練習しろってうるさく言われそうだから、なんていう人もいましたが、だったらもっと練習しておこうよね、ということです。 早く私を安心させてくださいな。 2023年6月6日 <Bing AI> 今年なって突然毎日のように話題に上るCHAT GPTですが、あっというまに広がって、すでにたくさんの人が活用しているらしいですね。 私も何か使ってみたいなと思っていたのですが、先日熊本を旅行することになり、旅行のプランを聞いてみよう、とパソコンの中にあるMicrosoft Bing AIという同じような機能を試してみることに。 文章で、「何時に熊本空港出発で、阿蘇を見て回って、夕方宮崎の高千穂に着くプランを考えて」と頼むと20秒くらいで、た〜〜っと文章が書かれて、白川水源とか阿蘇の牧場とか、道の駅とか勧めてきました。 おおっ早い!と感心しながら、でもその中に草千里ヶ浜(くさせんりがはまという、阿蘇山の火口跡にあるのどかな草原。阿蘇山を一望できる場所)が載っていなかったので「草千里ヶ浜はどうですか?」と聞くとまた20秒くらいして「いいですね、青い海に白い砂浜が美しいところです。ただ、そこに寄ると少し時間が厳しくなります」と答えてくるので、そうなんだ、じゃあ寄るのはやめとくか、と終了しました。 次の日になってそのことを思い返していて、「は?青い海に白い砂浜?どこのことを言ってるんだ?草原なんだけど?」と気が付きました。多分、Bing AI君はよく知らないところだけど『浜』がつくのでビーチと思ったのでしょうね。しれっと嘘で返してきたので、ちゃんと調べないと危ないですね。 まだまだ発展途上だけどものすごく便利になりそうな機能なんですね。 2023年5月21日 <音楽用語カード> 教室の中で小学5年生くらいから上の生徒さんには、楽譜に書いてある様々な音楽記号を覚えて理解して曲を弾いてほしいのですが、出てくるたびに聞いているのにさっぱり覚えませんね〜。 興味がないと人間こんなに覚えないものでしょうか。これが、好きなゲームキャラクターとかならあっというまに覚えてしまうと思うのですが。 そんなに難しいものを聞いているわけでもなく、リタルダンドとか、ディミニエンドとか、ダカーポとか、知っていないと正しく弾けないものばかりなのに毎回首をかしげているのはなんででしょう。宿題にしないと覚えないのだな、とプリントにまとめて覚えてくるよう宿題にして、レッスンの最初にいくつか聞き続けて3月くらい、いまだに半分くらいしか覚えてこないですが、カードをつくったので、それを見せながら1分間にいくつ答えられるか、みたいに聞いていこうかなと思っています。 最低これくらいは知っていてほしい、という用語をプリント2枚にしましたが、次々、「あ、これもよく出るな」というものが出てきてちょっと載せきれませんでした。まずは2枚、覚えてもらえるよう聞いていくつもりです。 2023年5月7日 <人出のもどったGW> 今年のGWはカレンダーの並びが良くて、かなり長くお休みを満喫できましたね。天気も良い日が続いたので近所の散歩だけでも気持ちよかったです。 行楽地は混んでいそうだったので、レストランに出かけたくらいであとは家で録画した番組など見てすごし、ふとWiiスポーツをやりたくなって久しぶりにテレビに繋いでみました。あまりに久しぶりだったのでどうやってテレビに映せるのかわからず四苦八苦して、バランスボードやリモコンも全部電池を入れ直しました。やってみるとつくづくよくできたゲームだなあと感心します。家族など顔を登録したキャラクターが見守ってくれているのも楽しいし、うまくいったとき飛び上がって喜んだり、スコアが伸びずがっかり肩を落とすキャラクターもかわいいですね。 サッカーボールをヘディングで打ち返すのとかコロコロ玉入れなどが前から好きで、むきになって何度もやるうちに寝る前だというのに1時間近く汗をかきながらやり続けてしまい、朝起きても足がだるくて疲れが残っていました。またハマってしばらく一人で遊びそうです。 2023年4月23日 <レッスン近況> 3月くらいからぼちぼち発表会の曲の練習を始めましたが、曲の難易度の差だけでなく生徒さんの性格によって、かなり進度にばらつきが出ています。 ひとによってはもうほとんど弾けてしまって、連弾も合わせましょうか、というところまで来ている場合もあり、私も慌てて自分のパートの練習を始めました。 かと思えば、音符が読めずになかなか弾いて来ない生徒さんもいて、ドレミを書いてもいいからと言っているのですが書いて来ない、弾いて来ない、という状態で心配です。 結局はいつもみんな間に合うのですが、音を覚えてしまうまでなかなか練習する気にならない生徒さんの場合はレッスン中にドレミを書き込むのを見守ることになります。 見ていると間違いだらけで、慌てて修正させるのですが、改めて音符を読むのが苦手だと書き込むことも苦手なんだなとためいき。 年中音符は読む練習をさせているのですが、すぐできるひととなかなか覚えられない人の差はなんだろう?と考えてしまいます。できないというより、音符を読まずに音を覚えて弾くくせが抜けないので覚えられないのかな、と観察していて思います。 音を覚えて弾ける曲には限界があるので、行き詰ってしまう前に譜読みの大切さに気が付いてくれるといいのですが。 2023年4月9日 <格付けチェック真似してみた> このところピアノと関係ないことばかり書いているような気がしますが、テレビで見る芸能人格付けチェックの番組が面白くて、自分たちも真似してみたい!ということになりました。 ちょうど家族が集まる機会があったので、それぞれ問題を一問以上用意してくることに。 ネットで検索すると、やはり同じように考えたひとたちの、用意した食材などが載っていて、参考にしつつあれこれスーパーなどを見て回りました。 結構問題を考えるのは素人には難しいものだと思い知らされましたが、私はバターと、チーズの2問に決め、バターは普通のと、最高級発酵バターと、バター風味マーガリンの違い、チーズは輸入高級ゴーダチーズと6Pチーズの違いにしました。 意外と品物そろえるのも馬鹿にならない値段になるので、テレビのようには予算が足りませんが、いざ食べ比べてもらったら半分くらいはハズレていましたよ。 他の人の問題も面白くて、水道水とミネラルウォーターも全然わからず、コンビニプリンと高級洋菓子店プリンも、ちいさなかけらでは判別つきませんでした。 結論、日本は水もおいしいし、食材のレベルが総じて高い、ということがわかりました。 答える前のお約束、やたら強気の発言、「あ、もうこれ外すわけがないですから。」とか「これ間違えたらもう退場ですよね」とかも面白いですね、パーティーイベントにぜひどうぞ。 2023年3月23日 <祝WBC優勝> 全勝で締めくくったWBCの侍ジャパン、感動しました。 初戦の中国戦から全て生(なま)で見たので緊張も興奮も含めて感動の2週間でした。 勝ったあと、報道番組での特集でもう一度喜びをかみしめたいので民放を録画しておいて、あとで一本のDVDにまとめるつもりです。 中国戦やチェコ戦でも最初相手ピッチャーを攻略できず、結果は大勝でも、見ている間はそんなに余裕はない感じがして、前半は常にドキドキしていました。 決勝ラウンドのメキシコ戦はもうだめかとあきらめかけたくらいぎりぎりの逆転勝利でしたね〜、 見ていると負ける気がして、ジョギングに出かけて、5分おきにテキスト速報をチェックして、0-3でダメかあ、とため息をついていたらすごい勢いで自転車がやってきて、見ると夫が「吉田3ラン、追いついた!」とわざわざ知らせにきてくれたのでした。 「え、そうなの、やった!見なくちゃ」と慌てて帰宅してみたらまたメキシコに点が入ってしまっていて、ずっこけました。 そのあとの、劇的村上サヨナラヒット!夫とハイタッチして飛び上がって喜んだのは言うまでもありません。 決勝での投手リレーもしびれましたし、大谷の試合前の名スピーチにも感動、今年のうれしかったことベスト3入りは確実でしょう! 2023年3月7日 <教室のポスターも変わりました> 前回書いたように、いよいよ来週からマスクは外してもいいよ、と生徒さんに伝えているのですが、結構みんな「ん〜、別に外さないかな〜。」みたいな反応で、拍子抜けしました。 私はできれば外して、元の生活に戻していきたい派なのですが、もう慣れちゃったし、と言う感じの生徒さんが多いので、もしかしたらしばらく誰も外さないのかもしれません。 次に夏が来て、暑くてたまらん、となったときがチャンスかも。 ところで、今まで教室のピアノ室の前に貼ってあったポスターがこちら。 そして、これが新しいポスター。どちらも夫が趣向を凝らして作ってくれた力作です。 マスクの下は,想像していたのと違うかもよ、というメッセージです。 2023年2月24日 <3月13日からのマスク着用について> 学校の卒業式に間に合うように、という配慮でしょう、3月13日からは屋内屋外問わず、マスク着用は自分の判断だそうです。でも、お店などが引き続きマスク着用を求めるのも構わないそうなので、だったらやはり外出する際はマスクを持っておかないと入れないところが多々ありそう。 この3年で、自分の判断で、というのがすっかりなくなっていて、いつも有識者委員会だの政府だのの出す方針をみて真似をするように習慣づいてしまい、自分の判断ってどういうこと?マスク警察みたいな人たちに怒鳴られたりするんじゃないの?と他人の目ばかり気にするようになってしまいました。 少しずつでも以前の生活を取り戻すために、当ピアノ教室でも3月13日以降マスクはつけなくてよいことにしようと思います。 とはいえ、それぞれのご家庭での考えもあるでしょうから、基本マスクは外していいけれども、引き続き着ける生徒さんにはこちらも合わせて着用する、というように始めて行こうかなと思います。 まだお互い外した顔を見ていない生徒さんたちもいるので、外したら「え?誰?」となるかも。 まあ1,2回で慣れるでしょうが。 2023年2月10日 <新しい楽しみを見つけました> 2023年が始まってもう一か月が過ぎてしまいました。 新年の抱負を考えても、実行しないままあれよあれよと月日は過ぎていきますね。 そんなことを思いながらつらつらとテレビを見ていたら、身近にアートを感じましょう、という特集の中でアート作品のサブスクが紹介されていました。 そんなものあるのか、と驚いて調べてみると、若手の作家を中心に一点もののアート作品が10000点以上ある中から自分の気に入ったものを借りて飾れるのですね。 レンタル料の一部が作家さんにも入るので活動を応援することになるし、買うのはなかなかハードルが高い一般人でも気軽に飾って眺められるのは楽しいです。考えた人はえらい!とプロフィールを見たら、お父様もアーティストで、まわりで経済的な理由で辞めていく人たちを身近に見ていて、高校生のときからすでに会社立ち上げを決めていたとのことでした。 早速どれにしようかあれこれサイトで見て、春らしく桜の花びらの満開の絵にしました。 昨日届いて、何処に飾るかあれこれ試して、まずは玄関のところにしてみました。時々場所を変えて飾ってみて、生徒さんたちが教室に来たとき見て楽しめるようにしたいなと思っています。 いつでも絵は変えられるので、季節ごとに雰囲気を変えて眺めてみたいと思います。 いろいろなサブスクがありすぎて、あれもこれも試したくなりますが、調子に乗りすぎると合計ですごい金額になることもあるので厳選して試してみたいです。 2023年1月30日、 <東京フィル定期公演> 早速今年初めのコンサートに行ってきました、東京フィルの定期公演。 NHKで魂のオーケストラという題名で、コロナ下演奏会が次々中止となるなかの団員たちの苦悩や努力の日々を追ったドキュメントを見て、団員たちが尊敬するチョン・ミョンフン氏指揮の公演を探していきました。同じラインナップでオーチャード、オペラシティ、サントリーホールでもやるのですが、オーチャード以外は遠くて行きづらいのでできれば避けたい。 オーチャードホールは小山実稚恵さんの24回シリーズで何度も訪れた場所なのですが、今回日曜の午後にハチ公前に降り立った途端に後悔です、めちゃくちゃ混んでいます、久しぶりにここまで混んだところに降り立ちました。前に進むのも一苦労です、しかしどうしても通らなくてはオーチャードには行けない! いやあ、人出が戻ってきているなとは感じていましたが、ちょっと今後オーチャードホールはやめようかな、と思ってしまいました。 ところで久しぶりに交響曲を生で聴いて、やはりオーケストラの迫力にはピアノはかなわないな、と圧倒されました。かすかなピアニッシモから、凄まじい音量のフィナーレまで、たくさんの楽器の集まって奏でる音はやはり違うなあ、と感動しました。 フルートやオーボエなどのソロの部分など、緊張するだろうなあ、音外したらどうしよう、などとドキドキして見ていましたが、「私、失敗しないので。プロですから!」と団員の声が聞こえてきそう。 同じ曲を他のオケでも聴いてみると面白いかも、と思いました。 2023年1月16日 <コンサートチケット> だいぶ日常生活が戻りつつあるこの頃、そろそろコンサートにもまた行きたいなと思いネットで検索してみました。 好きなアーティストのコンサート抽選もいくつか申し込んだものの全部ハズレ。 ではクラシックなら取れるだろうとたかをくくって、いくつか申し込んだらこちらもハズレて、しかも完売になっているのを見て驚きました。どうやら、大変人気で今もっともチケットが取れないピアニスト達だったようです。 このところ、クラシック界の人もどんどんほかのジャンルの人たちと交流して、自分でもいろいろ発信したり、堅苦しいイメージのあるクラシック音楽に新風をおこしてくれている感じがします。清塚信也さんの解説のクラシックTVも、毎回ゲストが豪華で、俳優からPOPSのバンドとか、アレンジャーとか、最近では羽生結弦さんまで登場してびっくりです、こんなに幅広く音楽を扱うクラシック番組は今までなかったなあ。ちなみに清塚氏の解説トークつきコンサートも大人気でチケット入手難だそうです。 とはいえ、大部分のクラシックコンサートはなかなか満席にはならないので、応援する意味も込めて、今年はオーケストラ含めてコンサートに足を運ぼうと思います。 2023年1月4日 <久しぶりの賑わい> あけましておめでとうございます。年末年始の帰省から帰ってきました。 コロナ禍でも帰省はしていましたが、今回久しぶりに大人数で集まったのでにぎやかでした。 大人数の食事の用意も大変でしたし、そのあと出るごみの量もすごかった。 何より、新幹線のホームの人だかりや、お土産を買うデパ地下の混雑や、自由席の車両からあふれ出している人の多さとか、こんなにたくさんの人の移動を見たのが久しぶりでした。 これだけの人の中で過ごすのだから、誰か具合が悪くなる可能性もあるなと、念のため検査キットもいくつか購入していきましたが、幸い出番なしでした。 今年は曜日の並びが悪く、あっというまにもう仕事始めになりましたが、リフレッシュしたのでまたレッスンも気合を入れてスタートするつもりです。 他にも、今年挑戦したいことをいくつか考えたのでそちらもやってみようと思います。 2023が良い年になりますように。 2022年12月19日 <今年のレッスン納め> 今週で冬休みになる学校が多いようですね。 小学校では、作品や道具箱などたくさん持ち帰らないといけないそうです。 ある日レッスンに学童から現れたYちゃんは、ピアノの教材の入ったバッグを含め、ランドセル以外に両肩に何重にもバッグを背負っているので思わず「何?そのすごい荷物は!」と聞いてしまいました。 気の毒にも、絵具セットを持ち帰る日で、欠席したお友達の分も持って帰ることになり、さらに水筒やら作品やらを持っているので、荷物を下ろすにも背負うにも苦労していました。 私もこのところ、年末の大掃除や、いらないものの処分などを進めています。 今週で今年のレッスン納めなので、長い休み用に多めの宿題を出し、帰り際に「よいお年を〜!」などと挨拶すると本当に一年があっというまだなと感じます。2月はオリンピック、11月、12月はW杯で楽しくわくわくした日を過ごせましたが、来年が良い年であるよう願っています。 2022年12月5日 <テンポ指示に従ってみる> ワールドカップ、盛り上がっていますね。今夜はクロアチア戦ですが、なまで試合を見続ける勇気がないので、録画だけばっちりして、夜中ちらちらとスマホで速報をチェックすることになるでしょう。 勝ったらしみじみ試合を最初から見ようと思います。 ところで、チェロを細々と習って練習しているのですが、やっとなんとか弾けるようになったところで先生が「でも全然テンポが違うんですよね。せめてこれくらいのテンポで仕上げてみてください」とテンポを指示してきたのでその速さで弾いてみると、全然弓が間に合わない! 移弦も適当になって音も高かったり低かったりと、上ずった音であたふた弾くはめになり、何度も止まってはまたメトロノームに合わせて弾き直したりと大変です。同じ曲とは思えません。 いやあ、作曲者のテンポ指示を守って弾くと、自分のイメージと全然違っていることってありますよね。 ピアノでもやはり、生徒さんがゆーっくり弾いてきてしまい、メトロノームでこのくらいだよ、と教えると 「えっそんな速く弾けない!」とあせってミスタッチしまくっています。 たまに、ゆっくりの曲を速く弾いてきてしまう人もいますが、それはそれで間が持たなくなるというか、ゆっくりで長いフレーズをきれいに歌わせられないという問題が起きやすいですね。 そもそも♯や♭も気が付かずにいきなり両手でめちゃくちゃに弾いてくるひともいて、そんな変な音でおかしいと思わなかったのかと聞いても、「思わなかった!」ときっぱり答える子もいてこちらがずっこけます。 初めての曲はまず拍子,調号、そしてテンポを確認してから練習開始しましょう。 2022年11月23日 <人に聴かれることが大事> コロナが流行り始めた2020年ころは、なかなか人と近くで接するのが難しく、少し状況が落ち着くまで、と私自身のピアノのレッスンを中断したのですが、あっという間に3年も経っていました。 その間、自分で練習はしていたのですが、どうなったら仕上がったということもないので、だいたい弾けたら止めてまた違う曲に移り、まあ弾きたいようにだらだら?弾いていたわけです。 そろそろこれではいけない、とまたレッスン再開をお願いして久しぶりに先生に来ていただきましたが、3年も弾いていたのに、レッスンで聴いてもらえるような曲が全然ない! 慌てて、なんとか仕上げられそうな曲をピックアップして練習し始めましたが、つくづく自分だけだとダメだなと反省しました。 どれも中途半端で、ちゃんと通して仕上げのテンポで弾ききれるようになっていない、これはやはり人に聴いてもらっていないからですね。 教室を辞める生徒さんに、時々は弾いてね、と声かけしますが、やはりやめてしまうと全然ピアノに触らなくなるらしく、そうなるとどんどんレベルが下がってしまいます。 すでに高みに到達してしまったピアニストの方々は別にして、それ以外の人々は、先生に聞いてもらって、自分にない視点でアドバイスをもらって、そして仕上げていくことが大事なんだと気づかされました。 そして、次のレッスンまでという締め切りがあるおかげで、練習しなくちゃ、と慌てて弾いています。 2022年11月8日 <挟間美帆とデンマークラジオビッグバンド> 何でこのコンサートのことを知ったのか覚えていないのですが、こんなすごいアーティストがいるんだ!と何かの記事で挟間さんのことを知って、ちょうど彼女が首席指揮者を務めるデンマーク・ラジオビッグバンドが来日公演をするというのでチケットを申し込みました。 ジャズは全く詳しくないのですが、映画スイングガールズでもやっていたようなビッグバンドは、素人にもなじみやすい、お祭りのような楽しさがあっていいですね。 ジャズトリオもたいなのだと、狭いクラブで玄人たちがグラスを傾けながら渋く聴いている感じで、敷居が高いですからね。 今回の公演を検索していたら、すごくたのしいPVがありました。期間限定公開とのことですが、『デンマーク・ラジオビッグバンドの危機』の中で、指揮者がいないのでバンドがぐちゃぐちゃになってる!というのをコミカルに訴えていて、そのあと挟間美帆さんが来てくれる!というニュースに喜んだメンバーたちが日本のことをしらなくちゃ、と突然畳に座ってみたり、盆栽らしきものにハサミを入れたり、みんなで日本語練習をしたり、とつっこみどころ満載の楽しい内容です。 もうひとつ、彼女がコペンハーゲンの空港に降り立ったところでバンドメンバーがサプライズのお出迎えをするところもしゃれていて、見ていてもウキウキしてくるビデオです。 彼女の略歴をみたら、3歳からヤマハ音楽教室でエレクトーンを習い始めたのがきっかけというのも親近感をもちました。ちびっこたちのなかに将来のビッグアーティストがいるかも、と思うと生徒さんたちを見ていて期待してしまいますね。 何はともあれ11月13日コンサート楽しみです! 2022年10月22日 <ブルグミュラー25> 日本のピアノ教室で昔からよく使われている初級の教材、ブルグミュラー25の練習曲。 バイエルとか、ハノンと並んで、大人になって懐かしく思い出す曲集、まるで小学校の思い出のような。 (日本ではこんなに有名ですが、ほかの国ではどれくらい採用されているかは謎です。) うちの教室でも全曲弾いて初級から中級への橋渡し的に使っています。 今も何人かがレッスンで弾いていますが、なぜかみんな「やさしい花」で重なっています。 レッスンでは必ず、どんなイメージの曲なのか聞きますが、みんな題名からある程度、かわいらしい花を見ている場面を思い浮かべますが、さらに、出だしはどんな場面か、中間部はどう変化したかと聞いていくとだんだんそれぞれに違うアイデアが出てきだすのが面白いですね。 ある人は、公園に花が咲いていて、太陽が昇って花が開き、昼間はこどもたちが遊んでいる感じ、などとイメージし、別の人は、ミツバチと花が会話している様子をイメージし、今日来た人は、山道を歩いていて花を見つけたイメージだそうです。 いろいろ自分なりに想像してほしいですが、ただ勝手にイメージするのではなく、音型や音の高さ、転調などからイメージを膨らませられるといいですね。 私はすでにこの曲のイメージがあるので、なかなか言葉が思いつかない生徒さんに、つい自分のイメージでこんなのはどう?と提案してしまいますが、それだと私のものに似てしまうので、あまりあれこれ言いすぎないようにしないとですね。 2022年10月9日 <新しい曲を弾き続ける> 生徒さんに、先生も練習するの?と聞かれることがありますが、もちろん自分の練習もしています。 常に椅子の上に、今練習中の楽譜が山積みになっています。必ず毎回、弾き始めはバッハ作品からで、なんとなく、整う感じになってから他の曲に移ります。 ピアノ曲は膨大にあるので、以前弾いたことがある曲集も、久しぶりに見ると全く思い出せなかったりするので復習しないといけませんし、まだ弾いたことのない曲も無数にあります。 特にフランスもの、スペインものなどはほとんど弾いてこなかったので、偏ったレパートリーをただすべく、目下ラヴェルと格闘中ですが、こんなに譜読みしづらい作曲家って今まで弾いて来なかったなと挫折しかかっています。ページを開いただけで、「うわっ!」と叫びたくなる楽譜でして、音が多くて、しかも大量の♯や♭、さらに毎小節臨時記号だらけ、拍子も、右と左をどこで合わせるかわからないものがびっしり書き込んであるんですよね。 これ、モーツァルトやベートーヴェンが見たらなんていうだろう、革新的で面白い!というのか、音を使いすぎる!と言うのか、などと考えたりします。譜読みしていて途中で「は〜、耐えられん、無理。」と中断して演奏動画を見ると、美しい調べとなって、演奏家たちが、「何も難しいことはありませんよ〜」と言う感じで弾いているので、やっぱり弾けるようにならなくちゃ、とまた練習再開。 ラヴェルにくらべたら、ブラームスやラフマニノフはまだ読みやすい方だったな、と、あえて苦手な新曲に挑戦し続けている日々です。 やっぱり、新譜の譜読みをすればするほど経験値が増すと思うので、生徒さんにも,いろいろな曲集を渡して、違う雰囲気の曲を弾いて対応力をつけてほしいな、と思います。 2022年9月27日 <気晴らしになっていないかも> もうすぐ10月だというのに、まだまだ日中半袖でいける気候ですね。朝夕がだいぶ涼しくなってきたのは助かりますが。 このところ、録画しっぱなしでおいてある映画やドラマを、一体いつになったら見るんだ!という気持ちにかられ、見始めると達成感がわいてきて、私としては頻繁に昔の映画を見ています。 BSなどで、午後などにも古い映画をほぼ毎日やっているし、金曜ロードショーはもちろん、チェックしだすとキリがないほどたくさんテレビでやっていますね。 このあいだ、やっと「プラダを着た悪魔」を見て「いや〜、面白かったなあ」と友人に言ったら、「え、今頃見たの?」と驚かれましたが、ほかにも「スタンド・バイ・ミー」とか「小さな恋のメロディー」とか、古い映画を見ています。昼間に見だすとほかのことが手につかないので、夜見るのですが、見た興奮のまま寝ることになって、このところ夜中何度も目が覚めるようになってきました。 陽気な映画ならまだいいのですが、たいてい録画したものはサスペンスものが多くて、衝撃のラスト!何度も騙される!ようなものを見てから寝ると、頭の中でずっとその映像がぐるぐる回っていて、眠れなくなってしまうことも。今まで睡眠で悩んだことがなかったのですが、このところいい睡眠がとれず悩むようになってしまいました。 気晴らしにいいと思って見ているのに、刺激が強すぎてかえって良くないのかも、寝るまえは特に良くないな、と思い始めているこの頃です。 2022年9月12日 <良い循環> このところ、やっとさわやかな天気が増えてきて、朝夕など少し肌寒いくらいです。気候がいいとやはり体が楽ですね。 レッスンもすっかり元通りになりましたが、生徒さんのやる気スイッチの入り具合はバラツキがあります。当たり前と言えば当たり前ですが、先日普段はあまり弾いて来ないYちゃんが突然宿題を上手に弾いてきたのでびっくりしました。 「あれ、なんか今日すごく調子がいいね!たくさん練習できたの?」と聞くと「うん、時間があったから。」だそうで、どれもよく弾けていたので花丸や、ごほうびシールをたくさん貼って合格させたら、レッスン時間が妙に余りました。つまり、普段が練習不足でたくさん弾き直すので時間いっぱいだったのが、すんなり合格できると時間が余ることに気が付いたわけです。リズム練習やソルフェージュなど、普段はやる時間のないレッスンもできたりして充実したレッスンになったなあ、と思っていると、次の週もまたまたよく練習してきてくれてさらにびっくり! 聞けば、上手に弾けていれば褒められるので、本人もまた褒められたい気持ちが働いて、自分から練習しているとのこと、これはYちゃんよい循環に入ったなあ、とうれしくなりました。人間、怒られるより褒められたほうが気分いいし、またがんばろうかなあ、という気持ちになりますよね。 ちゃんと練習してこなきゃダメだよ、と言うよりずっと効果がありそうですが、問題は、そのきっかけになる『よく練習できている日』がないと褒めようがないってことですよ。弾けてないのに弾けているとは言えないので、心から「よく練習できてるね!」と言えるようにぜひ弾いてきてほしいです。 2022年9月5日 <夏休みが終わってみたら> 9月が始まりましたね〜、また学校から子供たちの声が響くようになり、普段の生活が戻ってきました。 教室ではだいたいの生徒さんは8月中もレッスンを続けていましたが、思い切って一か月まるまる休む生徒さんもいます。 そうなると、久しぶりに教室に来た時、ちゃんと休みの間弾いていてくれたのかが気になるところです。 やはり、8月レッスンをしていた人に比べるとちょっと練習は少なかったのかな、という感じ。 そんなことよりも、この休みの間にまたドレミが読めなくなっている生徒さんが何人かいることに驚きました。 もともと譜読みに関しては得意不得意があるようで、しっかり頭に入っている人と、いつもどこかあやふやで音間違いをする人がいますが、後者の場合、一か月読まなかった間にまた記憶が抜けてしまったようなのです。 譜読みが苦手な生徒さんには強化作戦として、レッスン内でもプリントなど使って常に譜読みをさせていましたが、一か月で忘れてしまうのか〜、とがっかり。 またやり直さないといけません。あやふやだったから抜けてしまったので、しっかり頭に入るまで、ひらがなやカタカナを言うくらい自然に読めるまで、またたくさん読むようにしないとな、と決意しました。 2022年8月21日 <夏休みも後半> 前回書いてからすっかり空いてしまいましたが、今年もはや8月が終わろうとしています。 暑いけれども、気が付けば日がずいぶん短くなってきて、私の嫌いな冬に向かっていくのが憂鬱です。 こんなに暑くて大変でも、私は夏が大好きです。 今年は山口に旅行に行ってきました。テレビで山口を紹介しているのを見て、CMでも使われる角島大橋を渡ってみたい〜、と思ったのと、萩の昔ながらの武家屋敷の街並みなども魅力的だったので決めました。 ガイドブックでいろいろ見て、錦帯橋とか秋芳洞とか頭に入れて行きましたが、やはり実際に訪れてみないと山口県の中の都市の位置関係とかぴんと来ないですね。 山口はかなり大きいので、広島寄りだったり、九州寄り、島根寄りなど、見て回るには何日か日数も必要です。たくさん見どころがあって、角島や青海島など島と真っ青な海と空が本当に写真に映えるのでたくさん撮ってきましたよ。 やはり角島大橋は晴れた日がぴったり。まるで外国のリゾート地のようで素晴らしかったです。 本州の端なので、東京からは遠いですが、また行けたら、今回まわれなかったところに行きたいです。 生徒さんたちも楽しく過ごしているようで、宿題も順調にこなしている様子、テレビでいうほど、夏休みの宿題をほったらかしのお子さんはいないのかも。ちょっとつまらん。 2022年7月25日 <今年の発表会を振り返って> 先日、こんなにコロナが拡大しているなかで、なんとか欠席者を出さずに無事発表会を終えることができました。ぎりぎりまで学級閉鎖でレッスンに来られない生徒さんもいたりして、あと少しずれていたら危なかったことが何回かありました。 危ぶまれたのでなおのこと、当日一生懸命練習してきた成果を出してくれた生徒さんたちが輝いていましたね。かわいい衣装やヘアアレンジにも感心しました。 午前、午後通じて皆さん本番で力を発揮していたので、久しぶりの講師演奏もその流れにのってなんとか弾きおおせました。 終わってご両親や祖父母の皆さんが笑顔で写真撮影をしている様子を見ると、練習の苦労も報われる思いですね。 ちょっと反省した点として、普段レッスンではみんな靴をはいていないけれども、本番で靴をはくと4,5センチは大きくなる点を忘れていました。 もともと足台を目いっぱい下げてぎりぎり使っていた生徒さんたちが軒並み大きくなって、足台がつっかえる事態になってしまい焦りました。でも今さら急にアシストペダルの低い台に変えて弾くのはリスクが大きいので、多少足がピアノのつっかえてもそのまま弾いてもらいました。 中には厚底のブーツの人までいて、足台を調整する私としては悲鳴をあげそうになりました。 生徒さんの靴の分を考えて足台を用意すべし、としっかりメモして来年に生かします。 2022年7月14日 <探偵のように推理> 先日レッスンに来るなりK君が、「あの、僕の自転車のカギ知りませんか?」と聞くので「は?知らないけど、なくなっちゃったの?」と話しを聞いてみると、いつのまにか自転車のカギがなくなって、今日は予備のカギで来たとのこと。生徒さんの自転車のカギが教室に落ちていないか、と聞かれることはたまにあるのですが、落ちていればたいていすぐ気が付くので、探してうちで見つかることは滅多にないです。 K君に、「でもさ、ここでもし先週カギ落としてたら家に自転車で帰れないよね?歩いて帰ったの?」と聞くと「ううん、乗って帰った。」と言うので「じゃあここではないよね。」となり、「あ、じゃあ塾かもしれない」とK君が言うので「じゃあ塾からどうやって帰ったの?歩いて帰ったの?」と聞くと「ええと、どうやって帰ったかな、もしかしたら自転車を担いで帰ったかも。」とのこと。 「え?担いで帰ったの?」とさらに聞くと「ううん、担いでない。」だそう。 しばし沈黙・・・「今の話をまとめるとさ、K君、カギは家だわ。」ちょっと名探偵コナンの顔が浮かんだ私でした。おっちょこちょいですね、K君。 2022年7月5日 <久々にリサイタルに行って > 先日、何年ぶりかにピアノのリサイタルに行ってきました。 コロナの前は一人でまあまあ聴きに行っていたのですが、不思議なもので一回途絶えると行くのが億劫になってしまうんですね。そもそもコンサートホールが遠いというのもあります。 サントリーホールも浜離宮朝日ホールも東京オペラシティも、みんな行くのも帰るのも大変です。 また、一緒に行ってくれる、ピアノ好きの友人がいないもので、一人で行くことが多く、これもまた億劫の原因に。 ともあれ、以前一度聴きに行ったピアニストの方が高齢なので、いつまでピアニストを続けてくれるかもわからないのでチケットを取りました。 来年90歳になられるというのに、全部暗譜していて、コンサートツアーに楽譜をもっていかない、というのを聞いてびっくりしました。 自分はいったい暗譜で何曲弾けるかな、と考えたら全然ない。ブルグミュラー25くらい。そもそも暗譜して弾こうとしていないな、と反省。 後半どんどん調子がのってきてすばらしい演奏を聴かせてくれたピアニストに、やっぱりなまで聴くと刺激を受けるな、と感じました。 彼の弾いた曲で知らないけれど素敵な曲があったので、帰りに検索して見つけました。楽譜を買って私も練習してみよう、そして暗譜で弾ける曲数を増やそうと決意。 そして、またリサイタルに行こうと思いました。 2022年6月21日 <曲が人を育てる> 今発表会で弾く曲の追い込みにかかっていて、遅れている人は他の曲は一切弾かずに発表会のものだけを練習しています。本当は、十分間に合うように2月には曲を選んでスタートしたはずなのですが、予定通りいかないものですね。 一方で、ずいぶん上達したなと感心している生徒さんたちもいます。 特にYちゃんは、発表会には自分が弾きたい曲を先に決めてくるので、どこでそういう曲を選ぶのか聞いたら、YouTubeでピアノの演奏動画をよく聴くのだそうです。 普段弾いている曲のレベルよりかなり上でしたが、自分で選んだ曲なのでモチベーションも高く、ていねいに片手ずつ滑らかに弾けるまで練習を続けてきました。 何か月か、精いっぱい弾いている、という感じで余裕がなかった演奏が、このごろはしっかりと表現できるまでになって、十分聴かせられるまでに変わってきました。 この曲が弾けるのであれば、今までの教材はちょっと物足りなくなるかもしれないな、と思いながらみています。あまりに背伸びをしすぎても仕上げられませんが、レベルの高い曲にしっかり取り組むとそれに見合う中身が育ってくるのだなと感心しています。 2022年6月5日 <心がざわつきました> スマホにいろいろなニュースやら話題のツイートなど、入ってくるのを暇なときに読んでいますが、最近ちょっと気になったものがありました。 なんでも、「ある日、やる気がせずにピアノ教室でだらだら弾いていたら、先生が『誰でもやる気が出ないときはあるよね』と言ってお菓子を出してくれておしゃべりして帰った。先生のことがもっと好きになってそれ以降またちゃんと弾くようになった。」という感じの投稿に対して「素晴らしい、本物の指導者の姿ですね!という称賛のコメント多数、というもの。 いや、どうでしょう、教えている立場からすると、「時と場合によるでしょう〜!」とつっこみたくなります。 いつもはしっかり弾いてくる、ある程度大きい生徒さんである、ということなら一度くらいそういう日もあるかもね、とは思いました。 子供の頃ピアノを習っていた先生のおうちで、「今日は暑いからゼリーでも食べなさい。」なんて冷たいお茶とお菓子を出してくれたことがあって、先生の指導よりその光景が懐かしく思い出されました。そう、自分が子供ならこれは最高かも。 でも、親の立場だったら、こどもに「レッスン行ったけど弾く気がしないからおかし食べておしゃべりしてきた〜。」と言われて「え?どういう事?教えてくれてないの?」とならない保証はないですね。 昔家庭教師に行っていたとき、生徒が全く問題が解けずにずーっと考え込んでどんどん時間が過ぎて行って、質問すらしてこないことがあったのを思い出しました。 その時、「この子はこのまま私が黙っていたらこのまま何十分もこうしているのだろうか…時間終わっちゃうけど。」と疑問が頭をよぎりました。 やる気が出ていなさそうな生徒さんにやる気スイッチを入れてもらうのは本当に大変。四苦八苦している私は、この記事でちょっと心がざわついたのでした。 2022に年5月21日 <舞台上で困ったこと> 弦楽器も弾けるようになりたくて始めたチェロも、細々と続いていまして、先日大人のチェロアンサンブルの発表会に出てきました。 本当は出たくなかったのですが、少人数アンサンブルでひとりだけ出ないとか言い出すとほかの人に迷惑がかかるし、みんなで出るなら、と参加を決意。 そして、リハーサルをやってみて突然大問題に気が付きました。 いつも練習のときは事前に譜面台やら楽譜やら用意して、エンドピン(チェロから床に突き出した棒のこと)を置くストッパー(ピンを刺す穴のあいた平たいもの)なるものを床に置いてそこにチェロのピンを差し込んでスタンバイしているのですが、考えてみたらそれを舞台上でいっぺんにやったことがない!チェロはまあまあ重いのですが、エンドピンはとがっていて、ホールの床に刺すと傷がつくので浮かせたまま片手に持ち、もう片方に楽譜と弓とストッパーを持って登場するってかなり大変です。 椅子に腰かけてストッパーを床にほいっと投げて、いい位置に一回で置けないと、チェロをかかえこんだままさらにしゃがんで四苦八苦することに。 演奏が終わったあとはもっと大変で、一度立ち上がってお辞儀したあと、どうやってチェロを床に刺さないでストッパーと譜面を回収して去ればいいのかわからず、一人いつまでも舞台上でパニックになっていました。 一体どうすればいいのか、ネットでいろいろ検索すましたが、そんな細かいことを教えてくれているサイトも動画もなく、家に帰って慌てて策を考えました。 そして、弓とチェロは左手に持ち、一回椅子に座ってチェロを抱えつつ右手でストッパーを回収し、立ち上がり際にさらに譜面も右手で回収。これしかない! 何度も繰り返して呪文のように手順を覚えていざ会場へ。 他のメンバーにも聴きましたが、皆さんやはり一度座らないとできない、ということで一致。 演奏よりも、むしろ演奏前と後、いかに速く準備と撤収ができるかが本番に思えてきました。 練習の甲斐あって、誰よりも早く撤収できてガッツポーズ。 久しぶりに緊張の一日が終わってホッとしました。 2022年5月8日 <ゴールデンウィーク> 今年のGWは、途中の平日を休める人にとってはかなり長い連休になったようですね。 お子さんが学校などで休めない人にとっては、特に後半のお休みは渋滞覚悟で出かけることになり、お疲れになったのではないでしょうか。 ちょっと外食に行った以外は地元でのんびり過ごした私は、何か目標が欲しいなと思い、撮りためていた録画のなかで「ミステリーと言う勿れ」を見よう!と思い立ち、一話見だしたら止まらなくなり、無事3日くらいで見終わりました。いやあ、面白い話ですね、話題なのは知っていましたが。でも、キャストを見るとだいたいこの人が犯人かな、というのは当たっていました。随所にクラシック音楽が使われているのも面白かったです。トルコ行進曲とか、アヴェマリアとか、別れの曲とかビバルディの四季とか。中でも、シューベルトの楽興の時は、主人公が推理していく過程でよく流れていて、昔は発表会の定番曲だったので懐かしくなって弾いてみました。重音続きでとても弾きにくい曲なので、軽やかに弾くのは大変です。ちなみに私はこれを生徒さんに弾かせたことはありません。シューベルトはきれいだけど弾くのが大変な作曲家 の一人です。 勢いづいて、「ミステリー」に続いて「卒業タイムリミット」をどんどん見ています。今夜中には追いつける予定です。 2022年4月24日 <ピアノのグリッサンド> ジャズピアニストの演奏などで出てくるグリッサンド、彼らはいかにも簡単な感じで軽々とやってのけていますが、実際にやってみると「イテテッ!」となり、指の皮がめくれてしまう難しいテクニックです。 クラシックピアノ曲であまりこれが出てくることはなく、ドビュッシーやラヴェル、ベートーヴェンなどのいよいよ上級レベルのものでやっと目にするので、そこではたと困ってしまいます。ちゃんとグリッサンドを教わったこともないのに、何これ?どうやって弾けばいいの? 今は動画などで見てまねすることもできて大変助かりますが、でも見たからと言ってすぐできるものではありません。 グリッサンドの講座があれば習いたいくらいで、作品で出てきてしまったら、そこで痛くない方法を試行錯誤しています。 生徒さんがポップスを弾くときには結構これが出てきてしまい、「痛くないように、爪の生え際に当たらないように気を付けて、いろいろ試してごらん」と声を掛けますが、人により親指がいいとか、指の腹がいいとか、2本なのか3本なのか、それぞれです。 やっているうちに結構上手にできる生徒さんもいて、「あら、上手になったね!」と感心することも。 ピアニストが簡単そうにオクターブグリッサンドや黒鍵のグリッサンドをしている動画を見ると「なんで?なんでそんなに上手にできるの?」と叫んでしまいます。 最近、やっと右手でのオクターブグリッサンドがなんとか音を出せるようになり、目下、ラヴェルの「道化師の朝の歌」の指2本同時グリッサンド練習中です。 ちゃんと教材で基礎から教えてもらいたかったです、なんでないんだろう、不思議です・・・・。 2022年4月14日 <楽譜の処分> 新年度が始まりましたね。生徒さんたちもみんな一学年上がって、中学生になったり、クラス替えがあったりと新しい環境でがんばっています。 教室にはたくさん楽譜がありますが、とりあえず興味を持って買ってみたものの、あまり気に入る曲がなかったりして不要のものもたくさんあります。 一年に何度か、いらないものは捨てたり、楽譜専門の古本屋さんに買取をお願いしたりしていましたが、50円とか、よくて200円くらい値がつけば喜ぶ感じで、中には引き取り不可とまで言われて、何でやねん!と怒っていました。 しかし、今年ははたと気が付きました、そうだ、メルカリに出品してみよう! 検索するとたくさんの楽譜が売られていて、だいたい半額とか、なかには強気で9割くらいの値段設定のものもあり、おそるおそる写真に撮って、こんなものかなあ、という値段で出品。 どきどきしながら一日に何度か、連絡ないかな〜、とチェックしていたら、夜になって、来ました!売れましたの連絡が。慣れない梱包とか、発送の手順など調べながら無事終了。 一度わかったら、次々と出品したくなり、主にポップス系のものを出してみましたが、だいぶお買い上げいただけて、逆に私も買ってみたりと、やり取りもおもしろくて楽しんでいます。 今までの古本屋さんの、あの買取り値段は何だったんだろう、と思い返しています。もっと早く気が付けばよかった、と後悔しています。噂には聞いていましたが、なかなか楽しいですね、メルカリ。 2022年3月31日 <お気に入りの歌> 桜が満開になり、すっかり春になりましたね。今年は寒い日が多くていまだにダウンをクリーニングに出せずにいます。明日もまた寒いらしいですし。 このところ、藤井風のきらりが気に入って、朝これを聴きながら、というかYouTubeで見ながら洗濯物を干したりしています。 今年はこれを発表会の二部で弾く人がいるので、どんな曲か自分も聴いてみてすっかり気に入りました。 発表会で生徒さんが弾きたいといってくる曲がバラエティーに富んでいて、「何ですか?それ楽譜出てますか?」と聞くのがパターンになっているので、いろいろな曲をみんな聴いているんだなあと感心し、いい曲を教えてもらえて助かるなと思います。 なかには、ちょっとピアノには向かない、というものを選ぶ人もいて、あまり映えないアレンジの場合は他を選んだほうがいいよということもありますが、たいていは希望通りにしています。 この、きらりを聴いているうち、私が一番好きな、山下達郎のRIDE ON TIMEに似ていることに気が付きました!もちろんメロディーなどは全然違うのですが、同じニ長調で、GMajor7のコードが効いている ところとか、私が大好きな曲の展開の仕方なんですよね、そうか、だからすごく気に入ったんだな、と一人でガッテンしています。 2022年3月18日 <久しぶりの停電> 先日の深夜の停電と地震は怖かったですね。先に停電が来たので、訳が分からなかった時間が少しあり、そのあと「あ、揺れている!どうしよう、どこにいたらいい?」とかつぶやきつつテーブルの下に一応もぐりこみました。 いつも思うのですが、地震のとき、まわりのみんなわかっているのにとりあえず「地震だ!」と言わずにはいられないのはなぜでしょうね。 そのあと、周り中が真っ暗なのを見て、自分のうちのブレーカーが落ちたわけではないことを確認。 いつ復旧するかもわからないし、寝るしかないな、となり、夜中にふと目が覚めて廊下に電気がついているのがわかってホッとしました。 日頃から、思いついては防災グッズを買い足してはいるのです。 ついこの間も、もし二階から地上に避難するとしたら・・・と考えていて、避難はしごを購入したところでした。 でも、停電になったとき、懐中電灯やランタンはあるものの、それを探す前に真っ暗になることを考えると、自動点灯のライトがあったほうがいいですね。実は一つは買ってあったので、真っ暗な中で光るライトをみてうれしかったです。例えばお風呂に入っていて停電、とかいろんな状況があるので、いくつかの部屋に常備しておこうと思います。 2022年3月2日 <久しぶりに教室レッスン再開> 2月はオリンピックを連日見ながら、オンラインレッスンのみで過ごしてきましたが、発表会に向けて始動しなくてはいけない時期ですし、3月から教室レッスンに戻りました。 久しぶりに教室に生徒さんが来るなあ、と準備していたら、続々と学級閉鎖のためレッスンに来られませんの連絡が。 確かにオミクロン株のせいで、学校や幼稚園など休校や休園が相次いでいるとニュースで見てはいましたが、初日から実感することに。 でもそんなときこそオンラインレッスンが役に立つので、いったん棚に仕舞った教材をまたガサゴソと取り出してきて、再び画面越しにレッスンしました。 2月をお休みしていて一か月ぶりに教室に来た生徒さんたちはというと、あれ、結構みなさんだらけていたようですね。一か月分の宿題を出していたはずですが、結局一週間分の宿題しかやっていない人が多くて、予想してはいましたが、残念ですね〜。 これからまたしっかり練習するくせを取り戻してほしいです。 2022年2月5日 <多すぎると選べない> 先日新聞で面白い記事を目にしました。 ジャム売り場で、6種類の試食コーナーを置いたところ30%のひとが購入したのに対し、24種類置いたところたった3%の人しか購入しなかったという実験です。 他にも、人気のスイーツ4種類の中から3種類選ぶよりも、12種類から3種類選ぶほうが後で後悔する割合が高かったのだそうです。選択肢があまりに多いと選んだ結果に満足しにくくなり、品数に圧倒されて選ぶことを放棄したくなる現象だそうですが、確かにあまりに種類があると違いがわかりにくく不安になることがありますね。 今、教室の看板が古くなってきて、文字が薄くなってしまったので新しいデザインの看板を依頼しているところなのですが、これもデザイン候補が何十もあって、「あ、これかわいいい、いや、こっちもしゃれている!」などと目移りしてしまい、家族にも意見を求めたり、なかなか決められませんでした。 いざ決めて注文したところ、「色の変更などもできますよ」と言われ、「いや、結構です」と答えたのですが「文字の一部を色を変えてみたりとか、デザインの追加などもできるんですよ」と重ねて言われると「そ、そうですねえ、じゃあ・・・」とにわかに色見本を眺めだし、また「ブルー、いや、ピンクもいいな、でも黄緑も捨てがたい」などと迷いはじめました。「あんまり色多くするとスッキリしなくなるんじゃない?」と家族に言われて我に返り、できるだけ抑えた色使いでお願いしました。どんなものができるか楽しみにしているところです。 2022年1月25日 <画面の向こう> 先日、教室レッスンなのに勘違いして自宅でzoom待機していたK君。 今さら教室に来てもらっても遅くなるので、慌ててオンラインレッスンを開始しました。 久しぶりに、オンラインレッスン用のマイクをパソコンに差し込み、「じゃあ始めるよ〜!」と叫ぶとK君が 「なんか先生の声がいつもと違う」と言うのです。違うといわれてもこちらにはよくわからないので、「はい、じゃあハノンからね」と始めてみたものの、K君の声もよく聞こえず、K君もこちらの声が聞こえにくいらしく、お互いにパソコン画面に耳を近づけて「何だって?」といろいろ画面の中で設定を変えたりしましたが、ちょっとわかりにくいまま終わりました。 声が変という言葉がひっかかったので、地方にいる家族に頼んでzoomを試してみました。 マイクを通してしゃべったところ爆笑されて、「ひどいな、昔人間だったみたいな声になってブチブチ切れてる」と言われてびっくりし、録画してもらって自分でも聞いてみたら確かにバルタン星人みたいに低く途切れ途切れになっているではありませんか!なんだ、このマイクは!マイクなしの方がずっと普通に聞こえるので、今までこんな音でオンラインレッスンしていたのかしらと焦りました。 次の日きたMちゃんに録画を見せて、「先生今までオンラインレッスンでこんな声でやってたのかなあ?」と聞くと「ううん、そんなことない、このマイクなしの時の声みたいに普通に聞こえてた」との事。 ちょっと安心しましたが、じゃあどうして昨日はおかしかったのかといろいろネットで調べると、マイクの入力レベルを上げすぎると音が割れてガビガビになるらしいですね、あれこれいじったせいかもしれません。 考えてみたら、画面の向こうでどんな風に聞こえているのか確かめたことがなかったですね。自分に聞こえているものを相手も聞いていると思い込んでいました。 オンラインレッスンについての動画もあって、ピアノの音がきれいに聞こえるおすすめのマイクを見つけたので、さっそく注文しました。届いたらあれこれ設定を確かめてみて、生徒さん側でいい音に聞こえるように準備したいと思います。 2022年1月13日 <先が見通せない> 2022年という響きにもまだ慣れませんが、もう2週間くらい経ってしまいました。 新年を迎えてからわずかな間にこうもコロナウィルスの感染者数が跳ね上がるとは思っていなかったです。こんなにみんながマスクをしているんだから、意外とオミクロン株にもかからないで済むのでは?と12月頃は思っていましたが、いったん広がり始めたら異常なスピードで感染者が増えていますね。 誰もGo toキャンペーンなどと口にしないし、数か月先も見通せないので、今までと変わらずに気を付けて暮らすだけですね。 しかし、教室レッスンについてはどうしようか、今悩み中です。できるだけ教室で続けてきましたが、ここまで増えてくるとレッスンしていいのか迷います。寒いので、ドアを開けっぱなしでレッスンするわけにもいかないし、マスク越しとは言え、至近距離で話すし、歌うし、連弾もするし、不安な要素だらけです。 生徒さんの中にはオンラインレッスンが難しい子もいるので、まるまるお休みにしてしまっていいものか、感染者数の発表のニュースを見ながらあと一週間くらい様子を見て判断しようかなと思います。今週末は大学共通テスト、受験生が無事テストを受けられますように! 2021年12月25日 <クリスマスあるある> 毎年クリスマスが近くなると、生徒さんたちに、プレゼントに何をお願いしたのかなどクリスマスのお話をすることが多いのですが、それぞれのご家庭のオリジナリティが感じられて面白いのです。 先日Rちゃんが教室に来て言うには、「サンタさんにプレゼントのお願いを書いた手紙を自転車のかごに入れといたんだけど、朝になったらなくなってた!」だそうで、「え、風で飛んだんじゃなくて?」と私が聞くと「違うよ、見て回ったけど落ちてなかったもん!」とのことで、「ということは・・・」と二人で顔を見合わせました。無事サンタにリクエストが届いたようですね。 またMちゃんは、「大人ってプレゼントもらわないよね?お姉ちゃん大学生なのにまだサンタからプレゼントもらってるのどうして?」と聞くので「なんでかなあ、まあMちゃんのところに来るからついでに、って感じじゃない?」と返すと大きくうなずいていました。生徒さんの話が面白いので、私も想像がふくらんでついあれこれしゃべってしまいますが、うちでは昔娘の枕元に「サンタさん返事を下さい。」と書いてあり、焦ったことがありました。翌朝、怪しげな英語で書かれたカードを持って娘は校長先生に誇らしげに見せに行ったのでした。 何はともあれ皆さん楽しいクリスマスを過ごしていることでしょう。 2021年12月17日 <競ってはいけない?> この間テレビで見たのですが、運動会などでかけっこに順位をつけないことがあるそうですね。肯定派からすると、かけっこが苦手な子もいるので、びりになったらいやな思いをするだろうし、自分なりに速くなればいいじゃないか、という配慮のようです。これに対して反対派は、大きくなればいやでも競争はあるのに、それを経験させずに大きくなってから急に競争にさらされるのは本人のためになるのか、という意見などです。どちらにも言い分があるので、結論は出ませんが、この間ジョギングしていて見た光景を思い出しました。 公園に保育園児たちが体育座りしていて、どうやら運動会のかけっこの練習をするようです。 ゴールのラインを引いて先生が「はい、これからお友達ふたりづつで、ゴールまで走ってもらいます。だけど、お友達に勝てばいいの?」と問いかけると、子供たちが「違う、自分との闘い!」と大真面目に答えてるのを聞いて吹き出しそうになりました。先生が、「そう、自分の記録が速くなることが目標です!お友達に勝つんではなくて、自分に勝つのが大事!」と叫んでいましたが、日頃からそのように言い聞かせているのでしょうね、でもかけっこはシンプルにとりあえず勝とうよ、と思いつつ通り過ぎました。 考えてみれば、昔ピアノの発表会のプログラムは、後ろにいくほど上手な人が弾くことが多く、自分がなん番目に弾くかドキドキしながら受け取ったのですが、今私の教室ではわかりやすく学年順、あいうえお順にしていますね。これも、順位をつけないといえばそうですね。 何を目的にしているか、でも変わってきますよね。コンクールなら順位をつけないわけにはいかないですし、それぞれが音楽を楽しむなら順位はいらないですし、人によって印象に残る演奏は違うので、勝ち負けではないですからね。 まあ、かけっこのように明確な基準があるものは勝ち負けがついて当たり前だと思いますが。 2021年11月30日 <楽譜への書き込み> 先日レッスンに来た生徒さんたちを見ていて感じたことは、譜読みが苦手な人はよく楽譜にドレミを書いているな、ということです。 苦手だから当たり前、とも言えますが、逆に、書いているから苦手、とも言えます。 ドレミを書き込むと、それが間違っていたとしても、音符を全く見ていないので平気で弾いてしまいます。さらに、同じドだったとしても、楽譜を見ていれば、上がったところのドなのか、下がったところのドなのかすぐ気が付くはずですが、自分の書いたドレミしか見ていないのでどちらのドかわかりません。 その様子をみていて、このままではいけないなと決心し、以後書き込みをしないように伝えました。指番号はいくらでも書いていいですし、加線のいっぱいついたような非常な高音や低音はさすがにドレミをふってもいいですが、ごく普通の音符に書き込むくせをつけてはいつまでも読めません。 不思議なのですが、音符プリントなどで譜読みだけをさせると読めるのに、弾きながらだと読めないこともあります。つまり、読むスピードが弾くのに追いつかないということですね。 譜読みできないで上達はない、と思っているので苦手な子ほどしつこく譜読みをくりかえして、あいうえおのように自然と読めるようにまでなってほしいです。 2021年11月16日 <リフレッシュ期間を満喫> 無事発表会も終わり、臨時にレッスンなどもしていたので、一週間レッスンは全部お休みです。 生徒さんたちも、今まで発表会用の曲ばかりやっていたので、新たな宿題に取り掛からないといけないわけですから、練習する時間が必要ですもんね。 忙しくてサボっていた家の中の片づけをしたり、スマホの中の大量の写真をプリントアウトしてアルバムに貼ったり、買い物に行ったり、上野のゴッホ展も行ってきました。 あっという間にお休みも終わり、また今週から通常のレッスンに戻っています。 久しぶりの教材を開いたら、何か月もやっていないことがわかって、これからどんどん進めていかないといけないですね。特に小学6年生の子たちは、中学に行って続けられるかわからないので、あと何か月かでできるだけ教材を進めて切りのいいところまで仕上げて欲しいです。 今まで中学に行っても続けた生徒さんたちに書いてもらったアンケートをまとめて6年生の人たちには渡しています。細々とでも続けて良かったです、勉強の息抜きになりました、などの意見が書いてあるのでぜひ先輩に続いてほしいですね。 2021年11月5日 <動画も活用> もうすぐ本番です。だいたいの生徒さんが仕上がっている中で、やはり数人は心配な人が残るわけで、別の日に急きょ臨時レッスンをしたりして追い込みしています。 何回注意しても、また次にくると元の通りの弾き方に戻っている子の場合は、楽譜にもたくさん印がつきすぎて、もはや目立たないほど書き込みだらけになっています。 一人でレッスンにくる子がほとんどなので、おうちの方は何がいけないのかわからず困ってしまうようで、 参考演奏の動画を送ったりもしましたが、レッスンの中でも撮影すればいいんだ!と気が付きました。 スマホを持っている生徒さんが多いので、その中のカメラで、訂正前と後の動画を撮影して、おうちに帰ってから見返すことで注意点を思い出してもらおうというわけです。 はりきって、撮影しつつ生徒さんに1ページずつ弾いてもらっては止めて、直してまた撮影して、を繰り返して最後まで弾き終わり、「どう?これで大丈夫かな、撮れてるよね?」と確認してもらったら、「え…撮れてません。」と言われて「え、ウソっ!!」とあわてました。 機種によって、カメラも保存の仕方が違うようで、自分では保存したつもりで、取り消してしまっていたらしく、生徒さんと二人でがっかりしました。 しかたなく、端折りつつ撮り直して、二回やったことで多分しっかり頭に入ったことでしょう。 ちゃんと訂正して仕上げてきてくれると信じています。 2021年10月20日 <譜めくり問題> 発表会が近くなり、生徒さんそれぞれ追い込みをかける時期ですが、間に合わない感じの人は呼び出して臨時レッスンをしたり、慌ただしくなってきました。 ソロは基本暗譜、連弾は見て弾いていいのですが、何ページにも及ぶ楽譜を楽譜台に載せきれませんので、蛇腹のように折りたたんで、手の空いた方の人が素早くめくることになります。 しかし、早い曲などで、どちらも手がふさがっている場合もあり、数秒でめくらないといけないこともあるので、どこでめくるか考えて楽譜の折りたたむ場所もあれこれ試すことになります。 生徒さんでは難しいので、だいたい私が楽譜を作るのですが、実際弾いてみるとめくってどこに飛べばいいのかわからなくなって「あ〜、どこどこ?わからなくなった!」と途中見失ってストップすることも。 今年は特にそのトラブルが多くて、作り直しも何度もしていますが、めくったページがまたふわっと戻ってきてしまったり、心配がつきません。 本番は特に舞台上に空調の風が当たって楽譜がはためくこともあるので、うまく弾くのと同じくらい、うまくめくれるか、ドキドキしています。 2021年10月7日 <一次予選配信見ています> 前回の続きで、今年のショパンコンクール、今一次予選の真っ只中。ポーランドで行っているので、日本の夜中から早朝などのリアル配信を見ている熱心な人たちもいるようです。 ちょっとそこまで頑張れないので、あとから日本人のそれぞれの様子をYou Tubeで見ています。 あまりにもアップで鮮明に映るので、コンテスタントの苦悩にも似た表情のアップをじいっと見つめるのも妙な感じですが、彼らの背景に審査員たちや聴衆が映って、弾き始める前の長い静寂や、震える手などを見るとこちらが逃げ出したくなります。 こんなに大変な緊張に立ち向かっている世界中から集まったピアニストたちの姿に感動します。 多少のミスタッチにも構わず疾走するような指の動きに、「がんばれ〜!」と声援を送りつつ、連日のすばらしい演奏をできるだけ聴こうと思っています。 しかし、ショパンコンクールだけあって、オールショパンなんだな、と改めて思います。 聴衆の方々はショパンの曲を浴びるように聴き続けるわけですが、疲れないのかな、なんて思ったりして。審査員の方たちも、さらに採点までしなければならないのですから、一瞬たりとも気を抜けず、へとへとでしょうね。 2021年9月27日 <第18回ショパンコンクール> もうすぐ、異例の一年延期を経て、ショパンコンクール本選が始まります。 コンクールはたくさんありますが、その中でもピアノ部門では別格のコンクールですから、毎回誰が優勝したのかは気にしていましたが、今回予備予選の演奏動画がオンラインで配信されているのを見て俄然興味がわいてきました。 何といっても、日本人の予備予選通過者の顔ぶれがすごい、すでに活躍しているピアニストたちが、わざわざリスクを冒してコンクールにまた出るというチャレンジ精神がすごいです。 個人的には、反田恭平さんや小林愛美さん、角野隼斗さん、牛田智大さん、進藤実優さんなど期待しています。たくさんのコンテスタントが出るので、演奏動画も全部聴く審査員は本当に大変だろうなと思いますが、いくつかでも聴いてみて、自分なりの推しが見つかると、本選の楽しみ度が違います。 本人たちは一生をかけた全集中の戦いですが、観るほうは素晴らしい演奏を楽しみたいです。 生徒さんたちにも聴いてごらん、と勧めたのですが、一人でも聴いてくれる人がいれば嬉しい。 2021年9月15日 <天才少年少女たちのその後> 近所の方から、古い音楽雑誌をいただいたことがあって、長らく置いていたものを先日ようやく手に取って眺めてみました。平成6年ですからこれは古い!NHK教育テレビで、有名なピアノの先生方が、生徒さんへのレッスンを通してその曲の演奏のポイントを語る番組の内容を雑誌にしたものです。 たくさんの難曲が週替わりで取り上げられて、楽譜も載っているのですが、注目したのはその時の生徒さんたちです。まだ幼い感じの子から、高校生くらいの生徒さんまで、当時の優秀な生徒さんが選ばれているわけですが、パラパラめくっていて、「え?上原彩子?!」 そうです、のちにチャイコフスキーコンクールで女性初、日本人初の優勝をする上原さんです! 次の人はまだ幼い上原ひろみ?!今や世界的なジャズピアニスト、オリンピック開会式でも演奏していましたね。他の方もそれぞれ演奏家になったようで、どうやらヤマハの秘蔵っ子たちだったようです。 よくコンクールなどですごい演奏をする小さい子たちを見て、この子達これからどうなっていくのかなあ、と思ってみていましたが、古い雑誌で、逆に、演奏家たちの子供のころを見て感動しました。 この興奮を伝えようと、次の日夫に「ちょっと、この雑誌見て!ほらここに上原彩子、これ上原ひろみ!」と見せたところ「えーっと、知らんねんけど、誰それ?」と言われたことにまた驚きました。 人それぞれに自分にとってのスターがいますからね、知らない人は知らないですよね。 2021年9月2日 <動画で勉強中> オリンピックとパラリンピック以外これといった出来事もなく、夏休みが終わりましたね。 生徒さんたちも感染対策しながら、また学校生活が始まったようです。 いろいろ出かけられない分、ピアノの勉強をしないとなあ、とコロナが始まって一年半も経って今頃思い立ち、演奏動画やアナリーゼや、ワンポイントアドバイスなど検索しています。 本当にたくさんのアーティストたちが動画をあげていて、次から次へとクリックしては、チャンネル登録などしています。 もっと早く思い立っていれば、今頃すごい量の知識が身についていたのに、と後悔。 しかし、動画をさえぎるように広告が入ったり、一度検索するとそのあと関係する広告が画面を遮るように入るのが邪魔ですね。 先日試しに、広告をブロックする、というアプリを購入してみました。半信半疑でしたが、結構いい感じで、たくさんの広告をブロックしてくれていることが表示されています。 動画も途中切れずに見られるので、いやあ便利なものがあるんだねえ、とまたまた感心しています。 2021年8月18日 <誰と連弾する?> 毎年発表会の二部はドラマやアニメの主題歌など、本人の選んだ曲を連弾することがおおいですが、年によってかなり相手が偏ることがあります。 小さいお子さんが多い場合は、連弾もお母さまと、というのがたくさんあって、私はほとんど弾かずに済んでおおいに気が楽です。 なぜか私との連弾がやたら多い年は、舞台袖に引っ込んだかと思えば即次の生徒さんとまた舞台へ、ということもあり、かなり緊張します。 今、今年のプログラムの原稿を作っているのですが、今回はうちの教室(もう一つの教室と合同で開いています)は、生徒さんたちきょうだいで弾くとか、お姉さんと弾く、というのがなぜか多くて、お母様が1人しかいないことに気が付きました。私はそこそこ出番ありで、しかも結構難しい曲があるので目下練習中。 きょうだいで弾くって、ご家庭にとってもいい思い出になりますよね。ただし、ご両親と弾くのと違って、ちゃんと練習できているのかがよくわかりません。 聴かせてもらうと、それぞれが勝手に弾いて、勝手につまづいて弾き直していたり、お互いのどの音と同時に弾くのかが全然わかっていない人だらけで、本番に間に合うのかだいぶ心配になってきましたよ。 2021年8月5日 <毎日テレビに釘付けです> オリンピックが始まってあっという間に日が過ぎ、もう数日で終わりだなんて信じられない。 自国開催だとこんなにいろいろな競技がリアルタイムに日中観られるんですね、それだけでも良かったと思えます。スケートボードとかウェイトリフティングとか、サーフィンとかアーチェリーとかボルダリングとか、なかなか見ない競技も、しばらく見ていると、ルールや見どころが少しはわかるので面白いですね。 外が暑くてテレビが面白いので、外出自粛効果が上がりそうです。 先日フェンシングのエペの男子団体決勝で見事金メダル獲ったときは夫とハイタッチして喜びましたが、本当だったらあの場で観戦していたはずだったんですよね〜、ナマで観られたら大興奮だっただろうなあと、つくづく無観客が恨めしい。でも多分、見に行っていたら日本が負けていたような気がするので、まあいいか、と思うことにしています。 新聞の川柳に面白いのが載っていました。 『スタジアム、あそこがきっと俺の席』 お見事、同感です! 2021年7月27日 <楽譜書き直し> オリンピック開幕しましたね。 開会式も、長々とやるショーみたいではなく、ちょうどいい長さの、素晴らしい場面がたくさん織り込まれた美しい内容だったと思います。 ピクトグラムのパントマイムはいいアイディアでしたね、これからかくし芸などで流行りそう。 教室では発表会の練習が本格化していますが、かなり弾けるようになっている子と、ちょっとこのままでは間に合わないのでは?という子に分かれています。 弾けていない理由もいろいろですが、やはり普段より難しい曲を選んでいる、特に二部の連弾は本人の希望で選ぶのでかなりレベルが高い楽譜しかない場合もあって、慣れない♯や♭を判断できないで苦戦していることが多いですね。 あまりに無理な場合は易しい調に書き換えた楽譜にすることもありますが、曲の雰囲気というものがあるのでできれば調は変えずに弾きたいでうね。 そう思って渡した楽譜ですが、レッスンしていてちょっと無理そうだな、と判断した場合は和音の数を減らしたり、リズムをシンプルにしたりと、修正テープの嵐ででこぼこになりますが書き換えていきます。 この作業がかなり大変ですが、オリンピックの試合を横目で見ながら内職に励んでいます。 夏休み中に弾けるめどが立つといいのですが。 2021年7月11日 <算数的な考え方> 楽しみにしていたオリンピックが無観客になり、あんなに立派な競技場にお客さんの笑顔がないのかと思うとため息ばかり出るこの頃ですが、最近読んだ『おとなになるのび太たちへ』が面白かったです。 いろいろな有名人が、自分が影響を受けたドラえもんの漫画を一編紹介している中で「僕よりダメな奴が来た」というのがあり、のび太が自分よりどんくさい転校生が来て優越感に浸りながら、「僕は5回に1回くらい0点を取るけど、あいつは10回に3回くらい0点を取るんだよ〜」とドラえもんに報告するのです。 計算すると10分の2と3というわずかな違いなのですが、読者が計算するようになっている言い回しが面白くて笑えました。 結構音符の長さなど説明するときに、私も円を等分して見せながら、8分音符や、付点四分音符など説明することがあり、意外と音楽でも算数を使うんですよね。 目下、右手三連符、左手八分音符を合わせる曲に挑戦している生徒さんに、0.33、0.5、0.67など言いながらどのタイミングで両手の音をはめるか説明していますが、最後は自分の耳で、三連符がいびつになっていないか、弾きながら右手だけ聴く、次は左だけ聴く、というスピーカーの切り替えのような感覚が必要です。そのうち、ショパンやリストなどで、右7左6、右30に左4とか、もはや適当にしか合わせられないものも出てくるんですよ〜、大変ですね。 2021年6月29日 <指は長い友達> 先日Aちゃんとともに現れたお母さまが手首に包帯を巻いているので、「けがでもしたんですか?」と聞いたところ、発表会でAちゃんと弾く連弾の曲の練習に励んでいて手首に痛みが出てきたそうです。 それって、もしや腱鞘炎ではないですか? お母さまに「どれくらい休んだ方がいいでしょうか?」と聞かれて 「一か月くらいは本当に弾かずに休ませてくださいね、使い過ぎということですから」と答えましたが、やはりピアノやその他の楽器、スポーツでも、同じ関節に繰り返し負荷をかけ続けると、いつかは痛めてしまいますね。それがいつかは人によるので、自分は全然平気、と熱心に練習するまじめな人ほどなりやすいでしょうね。 かく言う私も目下右手が痛むのでできるだけ弾かないようにはしているのですが、もうそろそろ治ったかな?と弾き始めるとまた痛み出すので、実に厄介です。 ネットで腱鞘炎についてピアニストが書いているブログがあって、「腱鞘炎のときにすべきこと」というタイトルに飛びついて見てみたら「何もしないこと」とありました。 痛む箇所をできるだけ使わないで休ませながら、原因となった自分の弾き方、たとえば鍵盤をずっと押さえつけるような弾き方や、オクターブでやたら手を広げ続けるとかを見直し、少しでも手に負荷をかけない奏法を心掛けることが必要だそうです。 生徒さんが力任せにガンガン鍵盤を叩いて弾いているのを見かけると、ポツリと「手、痛めるよ」と言ってしまいます。今は痛くなくても負担は手にかかっているので、将来のために手や指はいたわりましょう。 人生最後まで使い続ける、長い友達ですからね。 2021年6月15日 <渾身の一曲> 目下、ソロ曲が決まり、二部で弾く自由な一曲の選定作業中です。 毎年、この過程が悩みの種で、生徒さんが大きくなっていくにつれてアイドルにはまる人、やっぱりクラシックの名曲が好きな人、流行りのアニメを選びたい人、K-POPとバラバラすぎて楽譜を買いそろえることももはや無駄なのではないかと感じています。 大量の楽譜の山からタイトルを見せながら、時には鼻歌で説明しつつ、好みの曲がないか聞いていきます。いくつか名前があがると、今度は動画を検索して一緒に聴いてみて、どれが一番好きか決めてもらいます。 結構時間がかかる作業なので、ある程度考えておいてね、と言っておいたら今年はわりと決めてくる子が多くて、なかにはこちらが知らない曲で動画をみたらめちゃくちゃ渋い曲なので「え?どこでこの曲知ったの?」と聞くと「お父さんがよく聞いてる曲」だそうです。 かっこよくて、私も初めて弾くのでどんな仕上がりになるか楽しみですし、大人が喜んで聴いてくれそうです。低学年にはやはりジブリ系かディズニー系がいいかな、といくつか候補をあげたら、「あ、その曲知ってる!話は知らないけど」と言われびっくりしました。 そうか、もはやジブリは今の小学生たちは知らない時代の映画なのね〜、やっぱり毎年夏休み頃にテレビで再放送しているのは大事ですね、ぜひ見ておいてもらわないと発表会の鉄板候補が消えて行ってしまいますからね。あとちょっとで全員決まるので、つぎは楽譜を編集していいところどりをしつつ演奏時間に収まるようにして、指番号などを書き込んでいく大変な作業が待っています。 2021年6月1日 <知っている曲と知らない曲と> 今、発表会に向けてのソロ曲の方をリストアップして、生徒さんに選んでもらっている最中です。 毎年の恒例行事とは言え、無事決まるまでは本当に大変で、あれやこれや山のように楽譜を買い込んできて、付箋を貼りまくって候補をあげています。 昨年の発表会で弾いたものと似てしまわないように、さらに、あまりに簡単すぎたり難しすぎたりしないように、と頭を悩ませています。 新しい作曲家のものにたくさん素敵な曲があったので、付箋を貼ってリストに載せましたが、ふと気が付くと日本の現代の作曲家のものばかり候補になってしまっている・・・・・ これもあまりよろしくないですね。 プログラムを見たときに、まったく知らない曲ばかり並んでいたら興味を持ってもらえないかもしれません。好きなアーティストのコンサートに行ったら、新しいアルバムからの新曲ばかりだった、という感じでしょうか。私の好きな、あの曲も歌ってくれるよね、と楽しみに待つ心理。 なんてことを想像しながら、いわゆる定番曲を好んで弾きそうな生徒さんは誰かな?と考えつつリストに名曲も混ぜて行きます。先生たちとしては聴き飽きている曲も、一回きりの舞台でたまに聴くお客さんにとっては、知っているあの曲!と楽しみにしてくれるかもしれませんから。 2021年5月16日 <YAMAHA C3X espressivo> 先日銀座の楽器店にメンバーズカードの更新に行ったのですが、ピアノフロアだったので何台ものピアノたちがライトを浴びてキラキラしていました。 通り過ぎようとしたら店員さんに呼び止められて、YAMAHAのピアノの新製品が出たのを知っているかと聞かれました。 それがこの、C3X espressivoです。なんでも、10年ぶりくらいの新商品で、もともと一番ポピュラーな C3Xシリーズをベースに、コンサートピアノのような中身になっているとのこと、ハンマーや響板、手巻き巻き線などこだわりぬいた内容との説明を聞いていて、あこがれのピアノ、カワイのShigeru Kawaiに対抗するラインナップと聞いたら試弾したくなって、ちょっと弾かせてもらいました。 ああいう広い場所で弾くと、普段よりずっと音が美しく響くのでうまくなった気がしてしまいますが、音を出した瞬間に、「うわあ、なんてまろやかな音なんだろう!」と感動しました! 弾けない人でも、一音だけポーンと弾いてみるのでもいいですね、音の立ち昇る感じが美しくて、音に包まれる感じがします。何か普段弾いているものを弾くと、響きの違いがわかりやすいです。 「えっと、おいくら万円じゃ?(有吉のお金発見 突撃!カネオ君風に)」とお聞きしたら3、630、000円でした〜!今ピアノの値段が毎年のように上がっているので、これくらい当然でしょう。 「そう、じゃあいただくわ。」と頭の中で返事しながらお店を後にしたのでした。 2021年5月2日 <合格するか一大事> いつも明るくいろいろなおしゃべりをしてくれるRちゃん、でもピアノを弾き始めると途端に自信がなくなり、「あんまり練習できてないから・・」とか「ここのリズムがよくわからなくって・・・」と言い始めます。 先日も、「一曲だけしか自信ない・・・」と言いながら弾き始めましたが、ちょこちょこ間違っているところがありました。 ちょっとしょぼんとしているRちゃんに、「今ここで直せば、いいじゃない!」と声をかけ、間違いを直しながら3回か4回弾いてもらったらなんとか合格レベルになりました。 他の宿題もやはり間違いを直して、何回か弾いてもらったら無事3曲全部合格! 「あれ、このごろ全部合格したことなかったよね、久しぶりだね!」と言うと 「そう、もし全部合格するとママがご馳走にしてくれるの」だそうです。 「え?合格したかどうかで夕飯のメニューが変わるの?」と聞くと、つまりレストランに食べに行けるということだそうで、それは大変、ピアノのレッスンも責任重大ですね〜。 そんなことを聞いてしまうとちょっと意識してしまいますが、でも、合格ラインでなければ丸にはしないのであしからず。 2021年4月27日 <鬼滅の刃> 何年かに一度、こどもに大人気の番組が現れますが、最近だとやはり鬼滅の刃ですね。 映画を見に行ったとか、グッズを見せてくれたり、マスクも緑と黒の格子だったり。 そして、主題歌を弾きたいと、わざわざ自分で楽譜を買って持ってきた人もいました。 そんなに人気なの〜?と私も楽譜を買ってみて、指番号なども記入して、希望者には初心者用か中級者用か選んでもらって弾いていいことにしました。 やはり弾きたいというだけあって、普段の宿題よりずっと難しい曲をちゃんと弾いてくるんですね〜、ポップスは転調だらけなのに、頑張って♭や♯をつけて弾いています。 レッスンで見るうち、すっかり私も覚えました。 そうは言ってもリズムなどが理解できず尻すぼみになる子が多い中、Mちゃんは根気強く弾き続け(その分他の宿題は犠牲になっていましたが)、先日6ページの大曲を完成させました。 次は炭治郎の歌を弾きたいそうで、もう弾き始めているとのこと、Mちゃんの根気強さを垣間見ました。 2021年4月16日 <みんな忙しい> 今の小学生や中学生は昔より授業数は多いし、部活や塾もあり、習い事の種類も多いので毎日予定が入っているようですね。 ピアノは家での練習が基本なので、よく時間を見つけて弾いてきてくれているな、と感心することもあります。 先日、「来週レッスンがお休みなので、二週間あるからもうちょっと宿題増やしていい?」とMちゃんに聞いたら、「うーん、でも忙しい。いっぱいやることがある。」と断られてしまいました。確かにいろいろな宿題を抱えて精いっぱいこなしているらしく、「いや〜、そりゃ毎日大変だね。」と引き下がりました。 他にも、「塾の宿題がいっぱい出てるから無理。」と言われることもあり、いつも宿題の曲をちゃんと弾いてくる生徒さんに限って忙しい中頑張ってくれていたのね、と知ったのでした。 2021年4月1日 <過去のつぶやきが消えました> 細々と手作りホームページを初めて、たぶん7年くらいたっていると思いますが、ふと写真がところどころなぜかなくなっていることに気づき、それを直して上書き保存し、ネットにアップロードできたか確認しようとしたら、なぜか2016年になってしまっている? は?は?これはどういうこと?と慌てふためき、戻そうと試みるも、一度上書きしたものは戻せず、パソコンのデータをさかのぼってリセットしようとしましたが、何時間もかかっているうちに誤ってパソコンをパタッと閉じてしまう痛恨のミス!絶対に電源を落とさないでください、と注意事項にあるのは本当だったんですね。パソコン全体が今度は壊れていまい、本当の初期化をするはめに。 ホームページも、誰かが開いてみて2016年で終わっていたら、この教室はやめたのかと思われてしまうので大慌て。やっと、昨年10月にバックアップしたファイルを見つけましたが、それ以降のつぶやきはこの世から消えてしまったのでした。 自分が書いたものとは言え、なかなか思い出せないもので、なんとかひと月1個くらい思い出して書き直しましたが、つくづく凝りました。しょっちゅうバックアップはしておくものですね。 2021年3月 <神様からの贈り物> 音楽を学んでいる人には必要な能力に絶対音感と相対音感があります。 幼少期から音楽を始めると一定の割合の人(3%くらいではないか、とネットで検索したら出ていましたが、国によってだいぶ異なるらしい)が絶対音感を獲得し、長く続けていればほとんどの人が相対音感は獲得できると言われています。むしろ、相対音感はもともと人にそなわっている能力らしいです。 実際に音楽をやるうえで役に立つのは、相対音感(一つの音をたよりにくらべながら他の音の高さを判別する能力)の方ではないか、と思うのですが、こどものころにしか得られない絶対音感は特別感、神様からのギフトという気がしますよね。 いろいろな生徒さんにソルフェージュレッスンをしていて、音感がいいな、と思うお子さんもいましたが、特にこの子は絶対音感があるな、という生徒さんは1人か2人です。 先日Aちゃんがレッスンにきてハノンを弾いていた時のこと、楽譜を見ないで指を見ているので、「楽譜をちゃんと読んで弾こうね」と手元を隠したところ、「でも音でわかっちゃうから」と答えたのです。 これはもしや?とドキっとして、鍵盤ではない方を向かせてランダムに音を出したら「ちゃんド、ソ、シ」などと答えられました。黒鍵も試したら、表現に迷っていましたが「ドとレの間」などと答えていました。 割と早くからスタートして、よく練習していたからかな、とも思いますが、だとしても滅多にない能力が身についていることがわかって嬉しかったです。 2021年2月 <なぜか流行っています> このところ、低学年の生徒さんが教室に来ると、真っ先にピアノのところに行って、ねこふんじゃったを弾き始めます。「まずは出席シールを貼って、宿題のドリルを出してよ。」と声を掛けるのですが、よほど聴いてほしいらしく、「ここまで弾けるようになった!」と興奮気味に話して、弾こうとします。 宿題の曲の合間にも素早く挟んでくるので、一応聴いてみると微妙に私の知っているのとは違います。 お友達や兄弟から教わるので、少しずつ違うバージョンになっているのかも。 続きを知りたそうなので、レッスンに来るたびに何フレーズか弾いて見せて覚えて帰ってもらいました。 レッスン中に何回か弾いて見せただけなのに、楽譜がある宿題の曲よりもしっかり覚えて、次のレッスンに来るとすぐ弾いてくれます。最初に全部覚えたのはMちゃん。今やより高速に弾くことに全集中しています。 2021年1月 < 日々進化している> 年末年始で、新型コロナ新規感染者数が急増して、これはまずいな、という雰囲気になってきましたね。案の定また緊急事態宣言が発令されました。 教室では今までと同じように消毒やマスク、換気をしていくしかありません。真冬に換気は寒いですね〜、窓やドアを閉めるまではコートが脱げません。 ただ、ピアノの鍵盤はアルコールで傷んでしまうため、消毒できないのが気になっていましたが、なんと鍵盤にも使える除菌スプレーが発売されたのです。楽器店から届く新発売の楽譜や小物やイベント情報などのチラシを眺めていて気が付き、すぐに注文しました。素早過ぎて、お店の方が商品のことをわかっていませんでしたが、チラシにちゃんと載っていますよ!と見せて取り寄せてもらいました。 需要があればちゃんと商品が出てくるんですね〜、ありがたいです。 2020年12月 <今年を振り返る> まさかこんな一年になるとは世界中の誰もが思っていなかった2020年、今後絶対教科書にも載る大事件の渦中にあるわけですね。 コロナによって、国ごとの対策の違いも知り、日本のITの周回遅れ状態や、日々の新しい状況に迅速に対応できない行政の頑なさなど、気づいたこともたくさんありました。 なんとかこの状況に対応しようと、民間ではいろいろなクラウドファンディングサイトが立ち上がって、私もミニシアターを応援したり、余った引き出物を購入するなど応援できるところは参加しました。 緊急事態宣言下では、全く知らなかったオンラインレッスンや、リモート飲み会も覚え、マスクも作り方も動画でみながらたくさん作り、宣言解除後はGo to トラベルやイートも使ってみたりと、この状況でも結構学んだことがあったなと思います。 不自由な時にも、できる楽しみを見つけて来年も過ごしていくしかないですね。 2020年11月3日 <なんとか開催できました> 毎年夏に行っていた発表会が延期になり、どうしようか悩んだ結果、生徒さんを3グループに分けて、少人数の家族のみで開催することとしました。 やはり発表会に向けての曲の練習はとても上達しますし、小さいお子さんたちには、ドレスなどおしゃれをして舞台に立つことは励みになります。ご家庭にとっても日ごろの我が子の練習の様子を確かめられる場として大切ですよね。 当日は椅子も2列空けて紐でしばり、弾く直前までマスクをし、手も消毒してから舞台に上がり、次の演奏者とすれ違わずに席に戻るなど、思いつく限りの対策をしました。 バタバタ出入りしているうちに、自分はうっかりマスクを外さずに舞台で連弾の相手をしていることに弾いている途中に気が付いたりしましたが、ともかくみんなの晴れ姿を久しぶりに見られて嬉しい一日でした。 いつも舞台写真を撮ってくださる写真屋さんも、今年は発表会やイベントの中止が相次いで、大変だったようです。なんとか対策しつつ日常を取り戻していきたいですね。 2020年10月5日 <潔癖な年ごろ> いろいろな年齢の生徒さんとレッスンしていると、小1,2年生あたりのころはミスに過剰に反応してしまうことがありますね。 Kちゃんは、入って来るなりため息をついて、「はあ〜、もうやだ、絶対合格しないからやだ。」などと毎回言っています。弾いてみるとよく弾けていることが多く、「え、大丈夫じゃない、合格だよ。」となるのですが、ちょっとミスすると「はあ〜やだ、うちで弾いた時は間違えないで弾けるのに、教室だと間違うんだもん」と落ち込むのです。ちょっとくらい間違えたって気にしないでいいのですが、小学生になってからネガティブ発言が増えました。 Aちゃんも、一回で合格するつもりで練習してきているせいか、間違って弾いているところなどを指摘して「もう一回弾いてきてね」となるとどよ〜んと暗い顔になって、弾いているときもミスが重なるとイライラしてしまうことも。落ち込ませないように、注意したものか、多少見逃すべきか、こちらも悩んだりします。 もう少し大きくなると、宿題を忘れても、合格しなくても気にしなくなるようです。何回も同じミスを指摘されてもまた次の週も同じように弾いてきたり、もうちょっと気にしてほしいくらいですけども。 昔、ドリルの宿題のやり忘れに玄関で気が付いて、大泣きしながら来た生徒さんもいましたが、先生に言われたことをしっかりやり遂げようとする、潔癖すぎるくらい健気な年ごろなんですね〜。 2020年9月24日 <東京巡り第三弾> やっと東京発着の旅行もキャンペーンの対象になって、シルバーウイークの人出はかなりのものでしたね。閑散とした観光地の様子ばかりニュースで見てきたので、久しぶりにこういうのも悪くないです。 連休は特に出かけませんでしたが、その前に、テレビで見て気になっていたスモールワールズ東京を見に行ってきました。いろいろな街並みが超小さく、でも精巧に再現されているだけでなく、列車や観覧車、車や自転車が走り回り、一日が15分で回るサイクルに合わせて夜が明けたり、また夕暮れから夜になったりと、それは凝った作りなんですよ、特に夜の街の、明かりのともったビルの中のひとたちや家具や商品ケースまでちゃんと作ってあるのがのぞけるのがすごい。 滑走路の展示では飛行機が飛び立ったり着陸したりして、滑走路のライトや整備の車まで動くので、見ていて「あ〜海外旅行にも行きたいなあ」と思うのでした。 時々、走っている車がひっくり返っているところに次々後ろから車がつっこんで渋滞しているところがあり、これはそういう設定なのか、事故なのか悩みつつ、係の人に「あの〜これは倒れてていいんですか?」と聞くと「あ、事故ですね。」と倒れた車をつまんで起き上がらせてさわやかに去っていきました。 ついでに豊洲やウォーターズ竹芝も見て、おしゃれな湾岸エリアを満喫しました。 2020年9月9日 <You Tube動画に学ぶ> この頃演奏会など生の音楽にふれることが少ないので、演奏動画をチェックして聴いているうち、いろいろな人がピアノの楽曲の指導講座的なものをアップしていることに気づき、参考にしようと見ています。 最近ではブルグミュラー25の練習曲の演奏ポイントについてのライブ配信や、バッハインヴェンションの指導講座などを検索して見てみました。 以前なら講座を申し込んで会場に行ってメモを取りながら学んでいたのが、途中何度も割り込んでくるCMさえがまんすれば、無料で自宅で学べるというのは助かりますね。 逆に、プロの人たちがすばらしい演奏をただで視聴させてくれるのは、生活が大丈夫なのかと心配になります。 宣伝代わりに動画を見て知ってもらって、コンサートなどに足を運んでもらいたい、ということかもしれません。動画をたくさん再生してもらって、有名になっていくアーティストも多いですからね。 指導ポイント講座でも、人によってわかりやすい説明の人や、抽象的過ぎてわかりづらい人、いろいろあるので自分なりに選んでチャンネル登録しました。 音楽の指導も、みんなひとりお店屋さんのようなもので、他のひとがどう指導しているのかなかなか知ることはできないので、動画配信で他の先生の考えを教えてもらえるといい刺激になりますね。 コロナ禍で自宅時間が増えているうちに勉強しておこうと思います。 2020年8月25日 <この機会に東京巡りpart2> 前回神社を巡ってみて楽しくなってきたので、第2弾として選んだのは、築地本願寺(築地にも行きたかったが時間がなかった)と、皇居の一般参観と浅草です。 本当なら朝から整理券を配るほど人気らしい、築地本願寺の18品の朝ごはんというのを早起きして食べに行きました。気合いが入りすぎて一番乗りしましたが、結局他に3人くらいしか並ばず、お寺とは思えないおしゃれなカフェで小皿の色とりどりのおかずにお粥という身体にいい朝食をいただいて幸せ! しかしのんびりはできない。 皇居の一般参観の当日の受付人数がたったの30名(普段は300名なのに)に並ばないと、とそこからダッシュで皇居桔梗門へ。ここでも気合が入りすぎて1番乗りでした。 立派なやぐらなど残っていて、昔の江戸城の中に一般庶民が入れているのかと感動。丁寧に説明してくれる係の人が「ここ写真スポットですよ!皆さん撮ってくださいね!」とすすめる場所でパシャパシャ撮って回りました。 その後浅草寺の大きな提灯の前で客待ちのお兄さんと交渉して、50分で浅草を案内してくれるコースを体験。見事にひきしまった脚のお兄さん曰く、最近は東京のお客がほとんどだそうです。 結構他の人力車も見かけたので、思ったほどガラガラでもないんだなと安心しました。 絵にかいたような東京名所、やっと一部でも見に行けてよかったです。また他のところも調べて行ってみようと思います。 2020年8月12日 <この機会に東京巡りpart1> Go to トラベルという文法的にもおかしな企画から東京が外れた夏休み、東京人たちは引き続き感染を避けるべくおとなしくしているわけですね。 でも、地方に行きづらいなら、逆に東京の観光名所で行ったことのないところを見てみようかなと思いつきました。そう、住んでいる地域の観光って、特に案内でもして回らない限り行く機会がないですよね。 そう思い立って、自分が行ったことのない場所を思い浮かべ、有名な神社にお参りして、せっかくだから御朱印デビューもしてみようか、と計画してみました。 行くと決めたら、できるだけ近い神社を効率よくたくさん回りたい、と最寄り駅や近くの美味しいお店も教えてもらって東京大神宮、根津神社、湯島天神、神田明神、湯島聖堂と一日でお参りしました。 暑いし、階段が多くてつらかったですが、この時期は空いていてよかったです。 空いているとはいえ、ひっきりなしにひとが慣れた様子でお参りしているのに感心。 近所の方が日課のようにお参りしているのは素敵だな、と思いつつ、滅多にお参りしない私はえーと、何回お辞儀だっけ?と迷いつつぎこちなく柏手を打つのでした。 2020年8月3日 <いったん合格に> やっと梅雨も明けて、朝から太陽を見られるのは気分がいいですね。 夏休みが始まり、レッスンお休みする人もいるので、少しのんびりする月でもあります。 3月からずっと発表会用の曲を弾かせていたけれど、さすがに長く弾いていて飽きてきました。 本当ならもう発表会で弾いて終わりになっているはずの曲をだらだら弾き続けていると、いいかげんに弾いてへんなくせを覚えてしまうので逆効果になる場合も。 よって、いったん合格にして、また発表会が出来る時がくれば練習再開することに。 なかには、気に入ってくれて毎日弾き続けて、まだ飽きずにいてくれる小さい子もいて「え?なんで終わり?」と聞かれたりしますが、そういう子にもぜひ舞台で弾いてほしいな、と思うので、できるだけ安全に、少ないグループで発表会ができるよう知恵を絞ってみるつもりです。 2020年7月21日 <これはサービスの一環?> 東京始め大都市圏の感染が拡大していますね、夏休みも楽しいイベントどころではない感じで、経験したことのない夏に確かになっています。 人間ドックも、今言っておかないと秋冬はもっと行きづらくなるかも、と急ぎ予約して行ってきました。 時節がら、呼気検査(鼻をつまんで思いっきり息を吸い込んで吐く検査)は中止だそうで、検査の中で一番努力しだいでいい結果が出る楽しい項目がなくてがっかりです。 あとは、脳のMRIは毎回よくこんなに大きな音出せるな、と感動するのと、そのうるさい中でもウトウトしてしまう自分が笑えるので好きですね。 逆に苦手な、視力検査、見えなかったらいやだな、と緊張しながら、わっかの切れ目が4方向なのをチェックして臨みますが、「上!」と答えた後にやや間をおいて、「う〜ん、上でなければ?」と聞かれたのにはびっくりしました。 「え〜、では左!」と答えて「はい、見えてますね!」と次へと進み、時々「でなければ?」をはさみつつ近年にない、よい視力の結果になって、「あ、ありがとうございます」と思わず言ってしまいました。 2020年7月8日 <今年一番嬉しい商品(たぶん)> チェロを習い始めてもうすぐ8年ですが、あいかわらずの低いレベルでキコキコと弾いております。 上手になったら、生徒さんのピアノと合わせたら楽しいだろうな、と思ったのですが、現実はそんなに簡単ではなかったわけです。 先日久しぶりに、弓の毛替えをしてもらいにチェロの工房に行ったときに、「チューニングに苦労しているあなたに!」と貼ってある紙に目が行き、「これなんですか?」と聞いたら、「チューニングの苦労から解放してくれる、ギアのついたペグ」だそうです。 弦楽器はピアノと違って、気温や湿度によって、すぐ音が狂うので、弾く度に音の高さを調整しなければなりません。これが、ピアノしかやってこなかった私には大変な憂鬱の種で、ペグととよばれるツマミを微妙に回さねばならないのですが、いったん緩めるとあっという間に下がりすぎ、戻そうにも、ツマミを穴に押し込むことでしか止められないのですが、ここだというところで全然止まらず、握りしめる手は赤くなるし、回しすぎればバン!と弦が切れるし、恐ろしくて触ることもできずに今に至るのですが、他にも悩んでる人が多かったということですね! これに変えると、ヌ〜っという感じでペグが回り、逆戻りしないので、微妙な高低を好きに調整できるのです。少々お高くても、迷わずお願いして、便利に生まれ変わりました、カスタマイズされた、マイチェロ! 楽器の世界も進化しているんですね〜、ありがたい発明です。 2020年6月23日 <大変な努力家> 発表会は秋以降に延期になってしまいましたが、発表会用に選んだ曲はソロ、連弾ともに練習を続けています。本当なら今頃は追い込み時期でひーひー言っているはずですが、いつになく余裕をもって準備できる年になっています。 Aちゃんは初めての発表会で、4月教室がお休みの間も、5月オンラインレッスンしかできなかったときも、毎回とてもよく練習してくれていました。 ですからもう仕上がっている状態で、このまま弾き続けると飽きてしまわないか、という別の問題がでてきています。連弾は私との予定でしたが、ピアノはこどものとき少し弾いただけ、というお母さまが、「私が弾いてみてもいいでしょうか?」とおっしゃるので、「どうぞ、まだ時間に余裕もあるので、ゆっくり練習していいですよ。」と、ドレミを書き込んだ楽譜と、弾いている手の様子を撮った動画を渡しました。 次の週、「どうですか?弾いてみましたか?」と声をかけたところ、「あ、じゃあ弾いてみていいですか?」と立ち上がるのでびっくりして、「え?もう弾けたんですか?けっこう難しかったと思いますよ?」と慌てつつ、Aちゃんとお母さまの連弾を聴きました。 いやあ、ほんとに驚きました、今まで弾いていないのに、わずか一週間で二人で合わせられる(つまりミスせず弾ける)までになっているとは。 私がうなっていると、Aちゃんが「ママは、私が学校に行っている間に練習したんだよ!」と教えてくれました。大変な努力家の親子なんですね、恐れ入りました! 2020年6月9日 <着け心地の良いマスク> なんとか日常を取り戻しつつあるこの頃、久しぶりにリアル生徒さんたちにも会えました。 2か月の間に背が伸びた子も多くて、椅子や足台をセットしながら「あれえ、大きくなったね!」と感動しています。 皆さん消毒もすっかり習慣になっていて、互いにマスクでこんにちは、となります。生徒さんの入れ替わりにあわせて大きく窓を開けて換気、おかげでせっかく涼しくなっていた部屋がまた暑くなってしまいますが仕方ありません。 しかし、マスクは気温があがるなか、かなり悩みの種です。 弾いている生徒さんはマスクでもそんなに苦しくはないと思いますが、もっぱらしゃべっている私は、レッスン中ずっとマスクしていると、蒸れて暑くてたまりません。 この夏ずっとのことなので、涼しいマスクを探してみました。 冷感、とかひんやり、とか書いてあるマスクを見かけては買ってみるのですが、たいして涼しくないわ、とがっかり。今のところ、ジョギングとかアウトドア用の、鼻から下を首まで布で覆うフェイスマスクのひんやりタイプが一番良いとわかり、見た感じがちょっと変だけども見慣れてもらうしかない、とレッスン中はもっぱらこれを着用。 ユニクロのエアリズムのマスクに期待しています。 2020年5月29日 <そろりそろりと再開> やっと緊急事態宣言が解除され、公園の遊具に貼られていたテープが撤去されたのを見て日常が戻ってきた感じがしていますが、早くもまた感染者数が増え始めたニュースに、まだ出かけてないのに!と叫びたくなるこの頃です。 感染者がゼロになることは当分ないので、警戒しながら教室レッスンも再開です。 テレビでもいろいろな施設の感染防止の取り組みを紹介していて、皆さん工夫してるなあと感心しています。私も、できるだけ接触機会を減らすために、待合椅子を設置して、前の生徒さんが出るまで部屋の外で待機とか、手の消毒をまずしてもらうとか、部屋の中庭側の窓を可能な限り開けて空気の流れを作るようにするとか、準備しています。 リアルのレッスンが久しぶりなので、もたもたしてしまいそうですが、やはり直に見て音を聴いてレッスンできるのは楽しみです。 2020年5月16日 <オンラインレッスンやってみてわかること> オンラインレッスンを開始して、希望する全ての生徒さんと2回ずつ行ったところです。 学校や、リモートワークや、塾などいろいろな人たちが利用しているせいか、結構音声や画像が止まってしまったりして、想像で補いつつなんとかアドバイスしています。 ただ話すのと違って、ピアノは特に一度に何音も鳴らすので、データ量が相当多いと思われます。 そのせいか、音が画像より遅れますし、よく途切れて聞こえます。 イスカンダルからスターシャがヤマトに呼び掛けたように、「ヤマトの・・さん・・・きけんが・・・いそいで・・・」みたいに、音がちょくちょく抜けるのですが、本人はちゃんと弾いているそうなので、その想定で聴くしかありません。画像は静止してしまって、〇ラギノールのCMみたいに鍵盤から手が離れて止まっているけども音は途切れながら聞こえてくる、ということもあり、いや〜かなり困難だなと頭を抱えることがあります。向こうも、私の声が聞きづらいそうなので、マイクは持ったものの結局大声で語りかけることになり、別室の家族に「えらく叫んでたね。」と言われています。 あ〜やはり生で見て聴くのには遥かに及びませんね。早く宣言解除されて、教室再開したいです。 2020年5月7日 <オンラインレッスン始動> ステイホーム習慣が終わり、だいぶ感染者の数が減っている場所もあるようですね。でも東京は何と言っても人口が多いので、多分緊急事態宣言の解除はビリでしょう、先は長いです。 5月はオンラインレッスンのみやることになり、希望者の生徒さんとは事前に練習済み。 「聞こえますか?」とか、「もうちょっと鍵盤が見えるように角度調整してください」とか、お互い試しながらスタートしました。パソコンに向かって大きな声で叫ぶとのどが痛くなるので、マイクも購入、あまり感度が良くない品だったようですが、需要の高まりでネットでも品切れが多くて一か月後配送予定、なんてざらだったので、まずは手に入ってよかったです。 実際にレッスンして、生徒さんたちの元気そうな姿が見られてよかったのと、やはりその場で音を聞きながらアドバイスする方が、LINEであとからアドバイスするより伝わりやすいですね。 そのかわり、みんなの楽譜をあらかじめこちらも用意して臨まないといけないなど、大変なこともありますが、なんとかやれそう、という感触です。今いろいろな業界の人たちが自粛の中知恵を絞っていますが、 ピアノもレッスンを止めずに、何曲かでも前に進めていきたいです。 習字教室の先生などは、オンラインレッスンに向かない、とこぼしていましたが、確かにやれるものと無理なものがあるので、音楽はやれそうで助かりました。 でも6月は普通に教室再開したいです。 2020年4月24日 <ジョギング受難> ステイホームとか、3密とか、不要不急とかいろいろな言葉が飛び交っているこの頃ですが、人との接触8割減に至っていないとのことで公園の混雑も問題視されていますね。 やはり外の空気を吸いたいし、リフレッシュするので長年の習慣のジョギングを続けていますが、できるだけ早い時間に変えて、さらに呼気を出さないようにフェイスガードも買ってみました。 マスクだと、思ったより苦しくはないですがマスクの中が蒸れてびしょびしょになって不快。 山中教授おすすめのBUFFというブランドのフェイスガードも検索しましたが、なんでこんな不思議ないろあいなの?というまだら、いやグラデーションのもので結構高い。他のメーカーのも見ましたが、スパイダーマンとか、ライオンの顔とか、不気味な鯉が一面だったり、ちょっと日本人の感性と合わないような。 とりあえず耳にかけるバンダナ的なものと、真っ黒い,鼻のところだけ隙間があるネックガード的なものと注文し、届いたバンダナ調をして走ってみましたが、銀行強盗のようないでたちは仕方ないとしても、息を吸うたび鼻に布がペコペコくっついて実に苦しい! 仕方ないので鼻は出すようにしても、やはり少しふさがって、酸素薄いところを走ったかのようにハアハア言いながら帰ってきました。 こんなに苦しくて正しいのか?ともう一度ネットで調べたら、『苦しいので肺活量が増えて高地トレーニングのような効果も!』などと書いてあり、やはり苦しいんだ、私の欲しいのは苦しくないやつなんだよ〜!と結局高いけどBUFFを買いなおしました。 今度こそ苦しくないといいのですが。普通の日々が早く戻ってきてほしい! 2020年4月14日 <乗り切るための工夫> この2週間の間に、世界がまるで恐ろしい映画でも見ているような医療崩壊に陥り、日本もすでに現場は崩壊し始めているとの報道、先が見えない不安が続いていますね。 ちなみに、お医者さんがぜひ見てほしい、と言っていた『感染列島』、まるで今の病院の様子みたいで、 ニュースで聞いた医療用語もバンバン出てくるので見ていて苦しくなります。こんな恐ろしい現場でがんばってくれている医療従事者には本当に感謝。 医療現場のお世話にならない、ということでしか自分にはお手伝いできませんが、学校や塾の講義同様、音楽も動画でのオンラインレッスンの動きも加速しているようで、これは前向きな行動です。 本当は生で演奏を聴いて、弾いている様子もその場でみながらアドバイスしたいですが、換気していてもやはり濃厚接触になってしまうので、オンラインレッスンも見据えて、私も無料のオンラインミーティングアプリ、友人同士でやってみました。 なかなか楽しいし、しゃべっているときの表情がわかるので、会って話すのとさほど違わない感じです。 同時にしゃべることはできませんが、レッスンなら1対1なので、問題ないし。 4月中は演奏動画をおくってもらって、アドバイスを返す試みをやっていますが、なんとかピアノを習い続けられる環境を工夫せねば、と考えています。 2020年4月1日 <今やれること> 前回の書き込みが懐かしく思えるほど、あれからオリンピックは延期になり、志村さんは亡くなり、毎日すごい数の感染者が報告されていますね。 東京の増加数が、スペインなどを一週間あとから追いかけているような不気味さです。今週一日で100人超えてきたらどうしよう、と最新の感染者数のチェックばかりしています。 図書館もカウンターだけ、レジャー施設もお休み、本当に受験生以外のお子さんは暇を持て余してしまいますね。 こんな時だからピアノをたくさん弾いて、どんどん進めたいところですが、感染防止のため教室もお休みとなりました。発表会も、この調子では開けそうにないですね。ホールはまさに密閉空間になってしまいますから。声は出さないですけどね。 こんなことは初めてですが、オリンピック延期の大変さに比べたら何でもないです。また時期を改めて開けばいいのです。 休みの間にやれることと言ったら、まず片付けかな、と戸棚の中など整理して、いらない食器を処分したり。ふと、地震のとき扉が開いて食器が飛び出したら危ないな、前からやろうとは思っていたけどついに地震でロックするやつを買おう、とネットで探したら「今大変人気の商品です、お届けに少し時間がかかります」とありました。同じように家の片づけして思いついた人がいっぱいいるのでしょうか、ちょっとおかしくなりました。 2020年3月18日 <自分だけの楽譜> ますます世界中に感染が広がっているコロナウィルス、正直アジアだけで収まるかと思っていたので、こんなに人が世界中行き来して感染を広げていることに驚いています。 レッスン時に消毒、マスクで何時間か過ごすと顔にカビが生えそうに蒸れて不快ですが、仕方ないですね。あまり遠くに外出する気分にもならないので、ふと思いついて自分の気に入りの曲を楽譜からコピーしてノートにまとめています。 一冊の曲集を全部勉強することは少なくて、この曲集ならこれが好き、というのがあるものです。 ちょっと何か弾こうとしたときに、本棚からいちいち引っ張り出して探して弾くのは手間なので、ノートにまとめておけばすぐ開いて弾けますから。 短めの曲などを選んでおけば、ちょっと弾いて聴かせるとき(滅多にないけど)にも慌てないで済みます。 最近ではハチャトリアンの『少年時代の画集』が秀逸であることを知りました。 何曲かピックアップするのは自分だけの人気投票みたいで楽しい作業です。選びながら、「この曲誰か生徒さんが弾いてくれないかな」と思う曲もあります。たとえば、グリーグのホルベルグ組曲や、トロルドハウゲンの婚礼の日など。 弾くたびなんてきれいなんだろう、と感動するので共感してくれる子はいないかな、と想像します。 名曲集に乗っているような曲ばかりでなく、他にもたくさん知ってほしいすばらしい曲があるので、テクニックを身に着けて、ぜひいつの日か挑戦してほしいです。 2020年3月5日 <ご希望に沿うように> 今週から学校が休校になって、生徒さんたちにもどうやって過しているか尋ねたりしていますが、読書です、なんて答える素晴らしい子もいて、それぞれ時間を有効に使っているようです。 教室では、発表会の二部の連弾の曲選び、一年で一番頭を悩ませる時期です。 お子さんとはいえ、主にご両親が見ている番組などにもよって、ジブリが大好きという子もいれば、ジャズが好きとか、ディズニー派、K POP派、ドラマ派など好みが多様化していて、しかも連弾の楽譜となると、なかなか手に入りません。 山積みの楽譜を見せながら、どれか好きなのがあるか見てもらい、YouTubeなども見せながら、私がサビを口ずさんでみたりピアノで弾いて聞かせたりして、「あ、そうだ!あれが弾きたい!」と言い出すのを待ちます。 いざ選んでもらっても私が知らないものもあり、楽譜を手に入れてYou Tubeで繰り返し聞いて、制限時間内に収まるよう編集する作業があります。 大事なメロディーはできるだけ残しつつも繰り返しなどは省き、大胆に最後につなげてしまうこともあり、楽譜を切り取って貼り合わせる作業はかなり大変です。 毎日少しづつ進めて、指番号なども書き込みやっと生徒さんに渡すわけで、注文を受けて納品する業者のようだなと思います。気に入って弾いてもらえるといいのですが。 2020年2月22日 <マスク狂騒曲> 毎日新型コロナウィルスの感染者拡大のニュースで、年明け早々悪い夢でもみているような気分です。 今年の一文字は「菌」とか「病」だろうか、などと考えたりしています。 マスクが品薄、というニュースを見て、これは買いにいっても無理だわ」と様子をみていましたが、政府のマスク1億枚などという発言に、「あら、そうなの?じゃあひょっとして買えるかも。」と期待して朝にお店に行ってみましたが入荷未定のがらんとした棚のみ。 考えてみたら1億人の人口で、1億枚だったら一人一枚しかないじゃん、たいして出回っているわけでもないな、とあきらめて帰りました。 ところが、別の店に買い物に行っていた家族が「あ、あったよ、でも5枚しか入ってない高いやつだったから買わなかった。」ととんでもない発言をして帰ってきてしまい、すっかり呆れて「こんなにマスクがないという話をしていたのに、一体何を聞いていたんだ!」と怒りながら見に行きましたが時すでに遅し・・・ だったら知りたくなかった、棚にあっとということを。 来週は6億枚、など報じていたので、早く普通に手に入る状態になってほしいです。 2020年2月9日 <一生懸命なこどもたち> 連日コロナウィルスのニュースばかりで、気が付けば確かにマスクが売り切れてる、咳一つにも周りが敏感に反応する今日この頃ですね。 そんな中でもこどもたちは元気に教室に通ってきてくれています。 先日Mちゃんは、教室に着くなり、「今日ね、急いできたから、あのね、ドリルが・・・。」と涙をこぼし、こちらが慌ててしまいましたが、どうやらちゃんと全部の宿題ができなかったことが悔しかったようで、「いいよいつもちゃんとやってくれてるからね。」と慰めつつ、なんて真面目なんだ、と感心しました。 そう言えば、、最近小さい子に真面目な生徒さんが多いのです。 Aちゃんは、来るなり「けっこう簡単に弾けた、宿題のやつ。」と嬉しそうに話し、その通り上手に弾けたのでハナマルをあげて、「じゃあ上手だから、ドレミでも歌って弾ける?」とリクエストすると途端にもじもじして、宿題の『歌って弾いてくる』のところを指さし「それは言われてない・・・。」と一言。「あら、確かに書いてないね〜。でも大丈夫、間違ってもいいからゆっくり弾いてみて」と励まされなんとか歌えていましたが、宿題に出していないことをリクエストすると結構みんな固まる傾向があって、よく宿題をやってくる子ほど、それ以外のことを言われると赤くなってうつむいてしまいます。 まあ、なんて一生懸命宿題に取り組んでくれるんでしょう、きっと学校でも先生のいうことをがんばって守っているんでしょうね。これは低学年ならではの真面目さだわ〜、と感動し、できるだけ具体的に指示して宿題を出すように心がけています。 2020年1月28日 <防災ワークショップ終了> 9月から始まって、全部で5回の、練馬区主催の防災ワークショップに無事皆勤で参加してきました。 30年以内に首都直下大地震の起こる確率が70%と聞けば、うかうか過ごしていてはいられません。 毎年のように、「今まで経験したことのない災害」というのが起きていて、むしろ昨年も経験しましたよ、と言いたい災害が今年だってまたやってくるかもしれません。 まさに自分の住んでいる地域の地図のハザードマップを見せられて、水害のときの浸水域に入っているのを見たら、他人事ではありません。 また、地震などのときの、けが人を担架で運ぶ訓練とか、消火栓の蓋を開けて、初めてスタンドパイプの差し込み方を見せてもらったりすると、とても自分で使えそうにないけど、でもやらなきゃいけないときもあるかも、と少し自分も何かの役に立たなきゃ、という気持ちも芽生えてきました。 他の皆さんは、お仕事の関係などで参加しなくてはならなくて来た、というような人が多かったようですが、ワークショップで意見を出し合ううちにどんどんいろいろな意見が出て、立派にまとめて発表する姿を見ていると、たいしたもんだと感心しました。 いざ出番があれば、きっとみんな活躍してくれるに違いない! 日ごろから消火器が道のあちこちにあるのも目がいくようになりました。ちょっと防災意識が高くなったかも。 2020年1月18日 <指はたてて弾く> ずっと生徒さんたちに言い続けているのに直らないことに、指を寝かせたまま弾いてしまう問題があります。 生まれつき指が強い生徒さんもたまにいるのですが、たいていは、親指や小指が棒のように寝てしまい、手全体を傾けてバタバタ弾くような感じに見えます。 昨年のピティナでも、本番の様子を見ていて、やはりバタバタ弾いているため滑らかに弾けず、音の粒がそろわないなあと残念に思いました。 そこで、今年こそは、と地味に指をたてながらゆっくり弾くプリントを新たに作成し、ほとんどの生徒さんに配り、毎日これから弾くように、そしてレッスンでもこれからスタートするようにしました。 まだ2週間くらいですが、曲を弾いているときに言っても、余裕がなくて指の形まで気が回らない子がほとんどなので、曲ではなく、自分の手の形にだけ集中して、癖づけていく作戦です。一年通してやり続けて、成果があがるか実験してみようと思います。 題して「指立てるプリント」大作戦! 青学の箱根駅伝のキャッチフレーズのようですね。 2020年1月5日 <今年も教室始動!> あっというまに令和二年、オリンピックイヤーが始まりましたね! 紅白も見ごたえあったし、箱根駅伝は特に速報や区間のタイムなど見ながら熱心に観戦しました。 一応だらけすぎないようにと日記や本、楽典の問題集なども持って行って、たいていはそのまま持って帰ってくるのですが、今年はちゃんとやりました。我ながら、今年はいいスタートを切ったかな、と自画自賛。 渋滞を予想して、ほぼ夜中に出発など起きるのが辛かったですが、意外にもそんなに渋滞がなく、いいペースでかえって来られたのも「なんかツイてる」気がする原因かも。 早速もう夏の発表会の抽選申し込みをしなくてはいけないのですが、このところ全然当てられず、もう一人の先生があててくれて助かっているのですが、今年は私がぜひ当てたいです。 今週からレッスンも始まります。みんなちゃんと冬休み中練習してくれているか、期待しています。 2019年12月21日 <ほっと一息> 先日、無事ピティナが終わり、年内のレッスンもあと少しです。2週間以上間があるので、生徒さんにはいつもより多めの宿題を出し、一年のレッスンの中で成長したと思う点、来年以降改善したいと思う点をまとめたものをお手紙にして渡しています。 ひとりひとりに違うことを書いているので、ちゃんと読んでくれるといいのですが。 ピティナでは、直前まで「全然緊張してない」と言って舞台に出て行って、いきなり曲が思い出せなくなる子や、オクターブずれたところに手を置いて弾こうとする子など、ひやっとする場面もありましたが、総じていい結果になったようでほっとしました。 それにしても、見事に生徒さんを各部に散らばされたために、一日中ホールに張り付いて過ごすことになり、どのタイミングでロビーのソファで昼を食べたらいいか、プログラムをにらみながら考えて、急いで食べてまた戻り、と慌ただしかったです。 ふとまわりのソファを見ると、他の先生たちも同じらしく、目を閉じてちょっと休憩していたり、みんなお疲れですね。特に気を遣うのが、ペダルを使う曲を弾く生徒さんのペダル台のセッティングです。 ホールの備え付けのペダル台がうちのと扱い方が違って、下げたい位置まで下がらず、うまくペダルが効かなかった、とあとから聞いたり、やはり持参すべきだったかと後悔しました。 そういうのが面倒だから、ペダルを使う曲を選ばせない!と断言する先生もいて、なるほどねと納得。 全部無事終わって、家族でささやかな打ち上げをして長い一日が終わりました。 2019年12月8日 <クリスマスツリー> もう12月に入り、教室では毎日にように、「インフルエンザかかりました!」という知らせが飛び込んできて、もう本番間近なのにここでレッスン休まれたらどうしたらいいんだろう?と頭をかかえています。 振替のレッスンとか、毎日バタバタしつつ、今年はもうクリスマスツリー出すのやめようかなあ、と迷っていました。そもそも家族が誰も手伝わないし、結構玄関で場所をとるのでいろいろなものをどかさないといけないし。 近所でクリスマスのイルミネーションが有名なお家があって、わざわざそこに写真を撮りに来る人が大勢いるのですが、今年はそこも飾っていないのです。 いつもなら11月最終週にはご主人が飾り付けているはずだ、と夫がまるで探偵のようなことを言っていましたが、ご主人もインフルエンザにかかってしまったとか、長年やってきてもう疲れ果てたとか、想像しながら今までありがとうございました、と心のなかで手を合わせております。 生徒さんに、「ねえねえ、おうちでツリー飾ってる?」と数人聞いてみたら、意外と飾っていないという答えが。俄然、じゃあうちが出すか!と気合が入り、今年はピンクと金色で統一して大人っぽくいこう、とがんばりました。 家族が帰宅して、「お、出してんじゃん。」とぽんぽんと肩をたたいていきました。「ぽんぽん、じゃないよ、手伝わんか〜!」と叫んだのでした。 2019年11月27日 <演奏動画も撮ってみた> ピティナステップの本番に向けての練習が続いていますが、かなり仕上がっている子と、いまだに正しく覚えられていない子と、差が激しくなっております。 本番は暗譜で弾かなければいけないのに、それ以前の段階で、何回注意しても同じ間違った音やリズムでまた練習してきてしまって、すっかりそれがくせになってしまったようです。 おうちでの練習に私が付き添って、毎回注意すれば直るのでしょうが、そういうわけにもいかないので、 「そうだ、レッスンで弾いているときに、間違いやすいところを私が声掛けしてその様子を録画してラインで送るのはどうだろう?」と思いつき、いくつかのパートに分けて録画してみました。 初の試みですが、自分が弾いて直されているところを見たら、さすがに覚えてくれるだろうと期待しています。 2019年11月17日 <永遠ではない> このところ、たて続けにピアノに関する番組を見ました。 一つは、前回のショパンコンクールの時の再放送で、4台のグランドピアノの調律師たちの陰の努力と戦いの様子で、4社のうち3社の精鋭の調律師がみな日本人だったことに驚き、こだわりぬいてギリギリまでコンディションのベストを目指そうとする姿や、選んでもらえなくてもコンテスタントを応援し励ます姿に感動しました。そしてSHIGERU KAWAIのピアノを弾いてみたくなり、ネットで調べて「た、高い」と即諦めました。 二つ目は、世界初の左手のピアノコンクールの様子でした。舘野泉さんが左手のためのピアノ曲を作曲家たちに委嘱して、だいぶ曲数は増えているようですが、それでもまだまだ足りません。たくさんの参加者にはプロを目指していた学生や、すでにコンサート活動をしていた人もいました。 ずっと一生懸命弾いてきた人たちが、練習で酷使したためかジストニアなどの病気で指が自由に動かせなくなって曲が弾けなくなった時の絶望は考えるだに胸が痛みますが、左手で弾ける曲に出会って希望を見出してこのコンクールに世界中から集まって美しく奏でている様子は、いつも見る腕自慢たちのコンクールとは違う雰囲気でした。 ピアノを弾けている喜びがどの人からも伝わってきて、またいつの日か右手が動くように医療が進まないかなあと思いますが、長年弾いている私もいろいろ指が痛いときがあるので、余計に感情移入してしまいました。 こんなに大好きなピアノが、いつかは弾けなくなるときがゆっくりか、突然かはわからないけれども来るのだと思うと、今弾けていることが幸せなんだと改めて思いました。 力いっぱい元気に弾いている生徒さんたちは、まだ考えもしないことでしょうが。 2019年11月10日 <もっと焦ってほしい> 毎年のことながら、ピティナステップの本番があと一か月を切ろうかというのに、仕上がっている生徒さんがあまりに少なくて焦っています。先日は来るなり、「間違えちゃった。」と言って、楽譜の代わりにランドセルで登場した子もいて、びっくりしました。 まだちゃんと弾きとおせない子も多く、暗譜までたどりつけるのか心配です。 しかし、こちらがヤキモキしながら、「どう?練習した?弾けるようになった?」と聞くと、「うん、弾けるようになった!」と答えて期待させておいて、いざ弾き始めると、先週指摘した間違ったリズムや音でまた弾いていてがっかり、なんてことも。 せっかくレッスンで訂正しても、おうちでまた間違って弾いてきては埒が明かないので、CDがない場合はお手本となるようなYouTubeの演奏を指定したり、新曲でYouTubeにないものは私が弾いて動画にとってLINEで送るなど、昔ならありえなかった便利なツールを利用しています。 ここまでしているのは、このままではまずいからだってこと、わかってほしいなあ、と切に願っています。 2019年10月28日 <まだまだ先が長い> 先日は、即位礼正殿の儀という特別な祝日でしたね。しかし、振替えのレッスンがあったので、私のところには普通に生徒さんが来ていました。 夕方やってきたS君は、来るなり「今日祝日だなんて知らなかった!いつものように学校行こうとして起きたらお母さんたちが寝ているのでびっくりして、『なんでまだ寝てるの?学校遅れちゃうよ!』と言ったところ『あなたこそ、なんで祝日って知らないのよ?』と呆れられた。」そうです。 朝からどの局も儀式の様子一色でしたから、まるで平安の絵巻物を見ているような光景を日本中が見たことでしょう。 S君にも「あの儀式の様子見た?すごいよねえ、あの衣装とかさ、もう一生に一度見られるかどうかのものだからさ、見とかないと。」と言ったところ、冷静に「いや、オレたぶんまだ何回か見られるし。」と返されたのでした。 そうですね、あなたたちはまだまだ長〜い人生が待ってますからね。一本取られました。 2019年10月19日 <世界の国歌> いよいよ明日は日本対南アフリカの試合ですね。 今夜のニュージーランド対アイルランドの試合を見ながら、明日の今頃はもう本番とおもっただけで緊張してくるのですが、ニュージーランドが一方的にトライを決めていくのを見ていると、明日の日本を見るようで、ついアイルランドがんばれ、と叫んでみたりしています。 明日が一方的な大敗にならなければいいのですが。 今大会、フィジー対ウルグアイの試合で、マスコットキッズの少年がウルグアイの国歌を一緒に歌っているところがテレビで映って話題となりましたが、ほかの国の国歌を歌うというのは究極の敬意の表し方ですね。自分で言い出しておうちで家族みんなも覚えてしまうほど練習したそうですから、本当に立派な少年ですね。 だんだんと、いろいろな会場で、紙を見ながら相手チームの国歌を歌っている日本人が増えてきているようで、アウェイの外国チーム選手にとっては嬉しいおもてなしだったことでしょう。 指揮者の山田和樹さんは、世界のアンセム(国歌)プロジェクトというのに取り組んでいて、すでに200以上の国歌を録音したそうです。 中にはオーケストラでの録音がない小さな島国のものもあって、インターネットで立派なオーケストラの録音になっているのを知って、なんでじぶんたちの国歌が演奏されているんだ?とその国の人たちがびっくりしたそうです。 普段あまり関心をもつことがないだけに、ワールドカップやオリンピックのときくらいはいろいろな国の国旗や国歌も覚えてみようかな、などと思っています。 2019年10月6日 <にわかラグビーファン> ワールドカップ、日本代表の活躍、素晴らしいですね。 開催地の特典なのか、試合も土日の観戦しやすい時間帯で、休養もほぼ一週間取れる日程のこの大会こそ、ベスト8の最大のチャンスでしょう。 テレビでもほとんどの人が「いや、にわかファンで、よくルールもわからないんですけど。」と言っていますが、私も始まるまで、モールとスクラムの違いもわからず、ルールを知らないから見ても面白くないかも、と思っていました。 でも直前にNHKの、わかりやすいルール説明の番組で、メンバーをゴリラとかキリン、サルなど動物に例えて役割分担など教えてくれたので、面白そうだな、じゃあ見てみようかな、と開幕ロシア戦を見てからすっかり「はまっています。 生(なま)でも見て、あとからじっくり試合の録画を最初から何度もみて、さらに特番なども録画して、新聞記事を切り取り、見るたび感動しています。少しづつ反則の種類とかも覚えてきて、実に面白いスポーツだと知りました。試合全部を見て思うのは、ニュースはほんの一部、トライの場面だけ映したりして、そこにいたるまでの手に汗にぎる攻防や、フォワード陣の献身的なタックルとかが飛ばされていて、これでは感動が伝わらない、ということです。やっぱり、生で悲鳴をあげつつも80分見てこそ、喜びもひとしおですね。 ちなみに私が好きなのは、レメキ選手や堀江選手、姫野選手などです。だいぶ名前も覚えてきました!運命のスコットランド戦までソワソワしながら過ごしています。 2019年9月28日 <楽しくない人もいる> 今日は近所のいくつかの小学校で運動会が行われたようです。明日からずっと天気が悪いようなので、晴れ続きの最後の日に無事できてよかったですね。 結構レッスンに来る生徒さんたちが疲れてるなあ、と感じていて、聞くとソーラン節で筋肉痛とか、組体操大変とか、ダンスに難しい振り付けがあるとか、皆さん精いっぱい練習しているようです。 応援団の子などは、朝や放課後の練習などもあって、ピアノの練習はできませんでした、なんてことも。 紅白に分かれて競うので、生徒さんに「あなたは赤白どっち?」などと世間話するのですが、みんなそれぞれ楽しみにしている中でKちゃんだけは「あ〜あ、雨で運動会つぶれないかな」なんていうのでびっくり。 「なんで?お父さんやお母さんも楽しみにしてるでしょう?」と聞き返すと、「だって運動苦手なんだよね。暑いし、しんどいし。家で漫画とか読んでたいんだよね。」と正直なご意見。 私もそうでしたが、運動苦手で徒競走などで全くクラスに貢献できないのが、いや、むしろ期待もされてない雰囲気がつらかったっけな、と思い出しました。でも、まだ綱引きという頑張れる種目があったので、そこで必死に引っ張っていましたが、苦手なことはやっぱり好きになれないものですね。 今日はKちゃん、楽しく終われていたらいいのですが。 2019年9月14日 <弾きたい曲> 新しく生徒さんが入ってくると、どんな性格なのか、どんな好みかなど探りながらレッスンのメニューを決めていくわけですが、お互いが慣れて、レッスンの教材を宿題にしておうちでやってこられる流れを作るまでが一番大変です。 それさえできてしまえば、あとは弾いてきた曲についてのアドバイスになるわけですから、最初の半年くらいが悩むところです。 Aちゃんもそろそろ始めてから半年になります。、最初はできないことをやらされるのが嫌らしく、すねてしまうこともありましたが、今ではちゃんと宿題もやってくるし、こちらの注意もきちんと聞けるようになってきました。 この頃は、来るなり、どんどん教材をピアノの楽譜台に並べて「もう弾いてもいい?」とえらく気合がはいっているので、思わず「あ、どうぞ。」と言うと次から次へと宿題を弾いて、とてもよくできているので感心しているうちに全部弾き終わりました。 そして、くるっとこちらを向いて「じゃあ、猫ふんじゃった弾いていい?」と聞いて、お母さんにおうちで教わっているらしく「猫踏んじゃった♪」と一心不乱に弾き、満足そうにこっとしていました。 どうやら、これを早く弾きたくて、せっせと宿題を弾いているようなのです。 ところどころおかしなメロディーのおかしなところを直すと、しっかり覚えようとしているらしく、次回来ると猫踏んじゃったが進化しているのです。 今では完璧にひけるようになったAちゃん、もう私から何も言うことはないので、あとはおうちで極めて行ってください。 2019年8月26日 <ライブは楽しい> 夏休みもあと少し、皆さんそれぞれ去り行く夏を惜しんでいると思いますが、私はこのところコンサートづいています。週末、杏里のコンサートがすぐ近くのホールであると知り、昔たくさんヒット曲の入ったアルバムを聴いたなあ、と懐かしくて同世代の夫と出かけました。 ホール中が同じような、杏里を聴いて青春してました、というような方たちで埋め尽くされ、同窓会的雰囲気に。 いよいよ始まると、もう前の方の列の人たちは、最初から立ってる!ペンライト振ってる! なんか、気合の入り方が違う人たちで、そうか、ファンクラブの席なんだなと納得。ファンって有難い。 40周年ライブ、おめでとう!なんて掛け声も飛んで、すごいな、いったい何歳なんだ杏里は?とひそかに逆算などして見ていましたが、やっぱりずっと現役でライブしている人は輝きが違うわ! キーも変えずに20代の頃のメドレーいきます!なんて、大好きだった曲が押し寄せてくるので、思わず私も立ち上がってました。ナマで聴くと迫力が違う! ひそかに、歌ってくれないかな、と期待していたグッバイブギダンスが流れてきたときは嬉しくて飛び上がってしまいました。横で夫も絶賛手拍子していましたが、すぐ盆踊りの手拍子になっているので、「違うでしょ、裏拍で叩きなさいよ」とひそひそアドバイスしましたが、気づくとまた表拍になっていたのであきらめました。 興奮冷めやらぬまま帰宅すると、裏で本当に盆踊りをやっていたので、踊ってくる、と飛び出していった夫は、今度こそトトンガトン、と手拍子していたことでしょう。 2019年8月11日 <今年の夏休み感想> 夏休みも真っただ中、ただし日はだんだん短くなり始めていて、もう夏から秋に向かい始めているんだなと感じます。小学生でなくても、なんだか夏休みが終わってしまうのはさびしいです。 今年の我が家の夏の旅行は例年の四国めぐりではなく、初めて和歌山・三重県に足を延ばしてきました。 車で走ってみて初めて、紀伊半島って大きいんだなと実感しました。 前から行ってみたかった熊野古道めぐり、伊勢神宮参りに加え、NHKで特集されていた「見えないものが見える川、奇跡の川」と紹介されていた銚子川にも行ってきました。 テレビで見てあこがれていた場所に実際に自分がいるのが不思議な感じでしたが、エメラルドグリーンの美しい川で、安全に遊べる場所が割とたくさんあるのが、今まで行った他の清流と違うところです。 震えるほど冷たい水も、覚悟を決めて一気に体を沈めるともう大丈夫、浮輪は肌身離さずに、川底まで透き通った水の中をのぞいたり、岩場の滑り台をすべったりできて楽しかったです。 ターザンロープや岩からの飛び込みまでは怖くてできなかったのが心残りですが。 予習のためブラタモリ熊野古道編など何回見ても頭に入らなかったものが、実際に行ってみてからもう一度見るとすっと頭に入ってくるから不思議です。やはり自分で体験するのが一番ですね。 2019年7月28日 <ポケトーク> 滅多なことで新しい家電を買うことはないのですが、オリンピック一年前、とかニュースで見ていて、もしかしたら観戦にきた外国の人と話すことだってあるかもしれない、などと思い始め、音声翻訳機のポケトークを買ってしまいました!ドラえもんの『翻訳コンニャク』にどれくらい近づいているのか、思いついたらすぐポケトークで翻訳してみて喜んでいます。 言語も74もあるというので、昔住んでいたインドネシアの言葉をちょっとだけ話してみて、日本語に訳せるか試したり、テレビで外国人がしゃべっているところにポケトークを近づけて、字幕と合っているか確認したり。 その結果、わかりました。まあまあの長さの一文くらい、例えば「今日は家族がみな外食なので私は簡単な食事でいい。」くらいは大丈夫ですが、ペラペラしゃべり続けているインタビューなどは怪文となって出てきます。まだ英語なら、画面に出た分を見て、これおかしい、と気づけますが、全く知らない言語の場合、相手に確認してもらうしかないですね。「彼は愚かな彼は約束を骨抜きにしたのか」とか「それは彼が彼のブートストラップで自分自身にうそをつくべきであると人に言うのは残酷な気まぐれです」とか、お〜い、頭は大丈夫か!と叫びたくなりますね。 とはいえ、ポケトークがあるという安心感で、英語番組も積極的に見て、習った単語を自分が発音してみて、ちゃんと日本語になるk、などの練習にも使えて楽しいです。 連弾のことをダブルショットとか訳しているので、それ漢字のまんまでしょ、とツッコミたくなりました。正解は、four-handed〈4手〉とかpiano duoなどと表現するようですね。 使ううちにAIで学習して賢くなるといいのですが。 2019年7月17日 <今年の発表会の感想> あいにくの天気でしたが、今年も発表会が無事終わり、この安ど感、開放感はたまりません。 撮ったビデオを見返しつつ、「この子は本番が一番よかったな」とか、「普段ミスしたことのないところをミスしてるな」などとつぶやいています。 総じて、皆さんよく練習し、あまりギリギリにならずに仕上げてきてくれたのでうれしかったです。 中にはお母さまが上手すぎて、お子さんを上回る迫力で弾いていることも。 とはいえ、生徒さんの半数は私が全部連弾の相手をしたので、だんだんわけがわからなくなってきて、楽譜をめくるタイミングとか、途中省いてどこの場所にに飛ぶのかとか、内心あせりながらなんとか成功できてよかったです。最後に待っている先生同士の連弾が、当日突然絶不調になり、慌てて楽屋の隅っこでエア練習していましたが、それが気になってしまって、いつになくソワソワした一日でした。 あとからビデオでみて、意外とミスしたところって本人たち以外わからないもんだなあとほっとしました。 次は何の発表会の曲選ぶの?なんて聞いてくる子もいて、前向きで頼もしいですね! 2019年7月5日 <ギリギリのギリギリ> 今週末がいよいよ本番なので、リハーサルの順番やら、足台やいすの高さの調整、連弾のときの座る位置に至るまで、細かい確認作業をして、表に書きこんでいます。当日はそれを見ながら生徒さんが入れ替わるたび肉体労働に追われます。。 ところで、意外と今年は仕上がりが早い人が多くて、数人だけを臨時レッスンなどで補っていたのですが、最後まで怪しかったK君が本日やっと最後までちゃんと弾けて、心底ほっとしました。 もちろん本人もまずいとは思っていたでしょうが、「K君、ギリギリ間に合ったね〜、もう2日前なんだけど。」と私が言うと、「え?もうあさってなの?そうなの?え〜、すごい緊張してきた!」などと、と寝ぼけたことを言っておりました。 何回も、あと何日しかないよ、間に合わないよ、と伝えていたのに、子供の時間感覚は大人と違うのかもしれません。あと一か月とか、一週間という感覚で先を読んで計画するのは、いろいろな経験を積まないとできないことかもしれませんね。 「もうすぐ本番って考えたら緊張して、手にすごい汗かいた。」と言うので、またメモに付け加えました。 『K君のあと、鍵盤の汗をふくこと。』 2019年6月24日 <オリンピックチケット> 先週オリンピックの抽選結果が発表されましたね。朝起きてきて、サイトをドキドキしながら開けようと思ったら、いきなり何万人も前に並んでいる状態でずっこけました。 かなりあれこれ悩んで4種目で家族分申し込んでいたのですがフェンシングの決勝が当たりました! なんだ、ほかの3つはだめだったのか、と外れた方の競技ばかり恨めしく思っていましたが、その後周りから、「当たったって人ほとんど聞かないよ、すごいラッキーだよ」と教えられてじわじわ喜びがこみあげてきました。平日夜の幕張って、遠いです。それが狙い目かな、と思ったのが当たったのかも。 しかし、あまりにチケット代が高く、もし全部当たっていたら、それはそれで何十万円という支払いが即来るのでほっとしたような気もします。 みんな目を覚ませ、そんなに出すならテレビを買え!と言っていた人もいました。 悲喜こもごものつぶやきの中に、申し込み履歴がありません、という画面で万歳しているのをあげているのがあって笑えました。 まだあきらめないで、秋にも先着順があります、と言われても、瞬殺で終わりでしょうね。 2019年6月17日 <紫陽花の季節> 梅雨の季節になり、朝雨が降っているとがっかりしてしまいます。洗濯物が乾かない、自転車で出かけられないなど、動きたくなくなってしまうのですが、とりあえず雨の日プレゼントのお菓子は忘れないように教室に用意。最近は、兄弟のみならず、お父さんお母さんの分といってお菓子を選んでいる子もいて、家族思いなのね〜、と感心しています。 この季節の楽しみの一つは、あちらこちらで紫陽花がきれいに咲いていることです。 たまたま夫が観光パンフレットで紫陽花祭りなるものを発見し、見ごろは今週くらいまでらしい、ぜひ見に行きたい、いつなら行けるか、場合によっては有給休暇を取ろうか、などと言い出し、いっそ今から行こう!と雨の中車で見にいきました。 「マップ上はここらへんだけど、なんか静かだな」と歩いているひとに場所を聞いてみると、「ああ、ほらそこの公園」と指さされ、行ってみるとそこは確かに公園でした。 でもほとんど人がいないのと、ひっそりたたずむ小さなテントの中の数名、そしてまあまあ咲いている紫陽花。 「え?祭りは?全然お店とかないじゃない?もしかしてあのテントの人たち主催者?」などとささやきながらくるっと公園を見渡しましたが、「別に満開じゃないね、むしろ近所の川沿いのほうがきれいだよね」という結論に。5分くらい写真を数枚とってみて「ま、帰るか。」となったのでした。 たしかに咲いてはいたけど、紫陽花公園ってほどでもない、紫陽花が咲いている公園だったのでした。 有休取らなくてよかった。 2019年6月4日 <思いがけない展開> 携帯・スマホが普及してから、待ち合わせの場所など細かく決めずに、まあなんとか会えるだろうと適当に出かけることってありますよね。 最悪電話すれば大丈夫、と。でも実際にはどちらかかがスマホを家に忘れたりしたらもう大変、互いにどこへ行けばいいか、電話番号も覚えていないので絶体絶命。やはり大事なことは事前に確認しないと。 先日大事な用があって、兄夫婦と何十年かぶりに田舎に帰ることに。日帰りのため過密なスケジュールで用事をこなす必要があり、その流れを何度も頭で描いていざ当日。 JALの9時半くらいのがあるから、それをそれぞれ予約してねとメールしてあり、前日も「明日の飛行機予約大丈夫だよね?」と確認済み。早めに羽田についてぷらぷらしながら、「もう着いています」とメールするもなぜか返信なし。 だんだん搭乗時間が近くなり不安になって電話しても「ただいま電波の届かない場所にいます。」のメッセージが。そうか、もう搭乗口にいるのかも、と移動して探しても見当たらず。ギリギリまで待って、もう乗らなきゃ、という時間になっても来ない兄夫婦。飛行機に乗って、先に座席に座った人たちを見渡してもおらず、ついには「ドアを閉めさせていただきます。携帯などは機内モードか電源をお切りください」のアナウンスが。オーマイガー!夫婦そろって寝坊しているとしか考えられない!こうなったら自分たち夫婦だけでも行くしかない、まさかいきなり出だしで躓くとは・・・ 約一時間後飛行機が着陸して、絶望的な気分でスマホの電源を入れたところ、「着いてるよ。そっちこそどこにいるんだ?」の文字が。飛び上がって受信時間を見ると一時間前。 なんと向こうは9時半現地と勘違いして、朝4時起きして先に着いてこちらを探していたようです。 はっきり何便か互いに確認しなかったための行き違いでした。 2019年5月21日 <懐かしいポールモーリア> 昔聴いていた曲をふとまた聴きたくなること、ありますよね。 先日生協の注文カタログをめくっていたら、いろいろなCDの中にふとポールモーリア ベストアルバムなるものを見かけました。 普段なら気にもとめないのに、その時は急に、あら、久しぶりに聴きたいなと注文する気に。昔小学校で掃除の時間に必ず流れていたので、懐かしい気持ちになるんです。 早速届いたCDをかけると、代表曲の数々が。 中でも『恋は水色』、『涙のトッカータ』、『オリーブの首飾り』、『そよ風のメヌエット』などは、絶対今でもテレビのBGMなどで使われていると思います。 家族が通りかかって、「なんで手品の曲聴いてるの?」と驚いていましたが、違います、『オリーブの首飾り』という立派な題名があります。ネットで検索してみたら、原曲はポールのものではなく、エル・ビンボーという名前だそうで、それをポールが親しみやすいアレンジに変えたそうです。 それをマジックショーで日本人が使って好評だったことから、定番のように昭和の時代中心に使われたそうで、ビンボーの響きがあまりよろしくないので『オリーブの首飾り』として発売、日本でのポール モーリア最大のヒット曲になったとのことです。 ところで、彼の楽曲にはよくピアノではなくチェンバロが使われていて、それがなんとも軽やかでいいのですが、彼の経歴をみたら、チェンバロ奏者でもあったんですね、納得しました。 2019年5月12日 <10連休は長かった> 今年のGWは10連休と、始まる前からバイトの確保が大変だの、医療機関の休みは困るだの、意外と出かけないのではだの、いろいろな憶測が飛び交っていましたね。 いざスタートすると、やはり街から人が消えたというか、旅行などでいなくなっているのでしょう、近所がひっそりしていましたね。さすがにお子さんのいる家庭などは、どこかで1回、または前半後半で2回は出かけないといけない気持ちになったのでは。 私は旅行とまではいかないですが、日帰りバスツアーに初めて申し込んで、アウトレット・いちご狩り・あしかがフラワーパークにバイキングブッフェ、というのに行ってきました。 バスは満員で、若い女性どうしに、母娘の組み合わせの方が多く、こんなにたくさんの人が利用していることを初めて知りました。 だって便利ですもんね、昼からビール飲んでも構わないし、寝ていても連れて行ってくれるし。 慣れているのか、アウトレットでも短い時間にたくさんの戦利品をゲットしているようでした。迷って買い損ねた私は、やっぱり買えばよかったと後から後悔。 ずっと見たかった、あしかがフラワーパークのしだれ藤のライトアップもやっと見ることができて、大変満足。また別のバスツアーにも行ってみたくなりました。 2019年4月24日 <10年分のアンケート> もうすぐ10連休。休み明けは生徒さんがかなり練習不足で来ることが予想されるため、連休前に発表会の曲を進めてしまおうとがんばっています。 今回の発表会の参加申込書と一緒に渡しているのが、アンケート用紙です。 発表会の最後に先生どうしで連弾をしようじゃないの、と始めた企画もはや10年。もう一人の先生と交互に曲を選んで、プリモとセカンドも入れ替えて弾いてきましたが、どの曲にも思い入れがあります。 一回しか舞台で弾かないのももったいない気がして、ちょうど10年ということで生徒さんとそのご家族にアンコールの投票をお願いしてみました。 今どんどん回収していますが、生徒さんが意外なものに〇していたりして面白いので、楽しく拝見しています。 自分の連弾の曲だと絶対クラシックを選ばないのに、クラシック曲に投票している子もいて、これはどういうことなんだろう、と不思議でもあります。 もう一人の先生のほうはどうなっているか知らないので、あわせたらどうなるかも楽しみです。 当日の舞台で結果は発表予定です! 2019年4月9日 <しゃれたアイディア> 新しい年度がスタートし、新学期を迎えてあちらこちらで記念撮影をしている華やいだ人たちを見かけますね。 生徒さんたちはみな学年が一つ上がり、クラス替えもあったようです。 目下発表会で弾く曲を猛練習中のS君も新しいクラスで自己紹介をしたそうですが、その際のルールがとてもユニークなのです。必ずウソを入れて自己紹介をしておいて、お楽しみ会の時まで答えは言わない、というルールでやるのだそうです。それだと、どれがウソなんだろう、と興味をもってみんな聞くのでとてもいいアイディアですよね!すっかり感心しました。 ちなみに、S君は「僕はピアノでパプリカを上手に弾くことができます。ぼくはラーメンのメンマが大好きです。」と言ったそうです。さあ、どちらがウソでしょう? 2019年4月1日
<国民的関心事> ついに発表されましたね、新元号。 朝からテレビの番組もその話題で持ち切りで、久しぶりに老若男女問わず11時半を待ち構えたことでしょう。 もともと今日は新年度の始まりで日本中が気分も新たに朝を迎え、保育園児も両親に手を引かれ入園式に向かい、新社会人も黒のスーツで入社式に臨んだことでしょう。でも新元号の話題が大きすぎて、夜のニュースでもそちらは全然映ってなかったですね。 私もスーパーのなかで買い物しつつチラチラとスマホでチェックしていましたが、時間になってもなかなか発表されないのでレジに並んで会計を待ちつつまたチェックしたら、出ました!『令和』というのが初めての響きでぽかんとしましたが、何度もつぶやくうちに急速にしっくりしてきました! レジの人はお仕事中でスマホをチェックしたりできないだろうから、「出ましたよ、元号。令和だそうですよ。」と話しかけたら「あらまあ、令和ですか!令和ですってよ!」とレジ仲間で盛り上がっていました。 そのうち令和のヒット曲集とか、令和の大事件とか、たくさん見るようになるのか、不思議な気もしますが、元号が変わると気分が一新するような感じになるのはすごい言葉の力ですね。 2019年3月20日 <お気に召しましたか> 息子のボーリングの球のコレクションが10球に達したこの頃、恒例の発表会の曲決め作業の季節です。この作業が最も憂鬱といいますか、ネタ切れに鞭打って、楽譜売り場で新譜を探したり、手持ちの楽譜も再度チェックして、埋もれたいい曲がないか探す日々です。そして見つけた候補4.5曲を各生徒さんに聴かせて選んでもらうのですが、特に連弾の曲が毎年悩みの種です。 大体、連弾の楽譜はニーズが少ないらしく、新しいヒット曲もまず連弾譜が出ていません。新しくでた連弾の楽譜も、載っている曲は前とほぼ同じで、題名も「発表会で盛り上がる」とか「発表会で弾きたい」とか、「先生が選んだ」とか、つまり鉄板ネタの曲なんですね。売れ残りたくないのか、ずっと変わらず人気のアニメの主題歌ばかりで、1時間以上売り場で粘りましたが何も見つけられず帰りました。 ネット楽譜のランキングなどもチェックして、いざ生徒に提示して、「ほら、朝ドラの主題歌の・・・」と言えば、「朝もう家出てるから知らない」とか、「この曲○○ドラマの主題歌の・・・」と言っても、「見てない」の一言。別に知らなくても弾いたっていいと思うのですが、お子さんたちは自分の知らないものは選ばない。そして、そもそも知っている曲も少ない。 今年もへとへとになりながら、却下の嵐にあいながらなんとか決め終わりました。今から来年がこわいです。 2019年3月7日 <大切なことは同じ?> 先日家族で食事をしていて、最近ボーリングにはまりにはまっている息子の話題に。ボーリングの球も次から次へと届き、今や7球に。天体のような美しい模様に、メープルシロップの香りまでついているというから呆れてみておりますが、あんな重いものを一体どこにしまうつもりか、迷惑をこうむっているところです。 「そんなにそろえてどうするの」と聞かれて「当然投げるのさ。」と、『そこに山があるから登る』的に答えていましたが、2日と置かずに投げに行くためかなりスコアのアベレージは上がっているようです。 「そんなに毎日投げなくてもいいじゃないの!」と私が言うと、「お母さんだってピアノ毎日弾くじゃない」 うーん、確かに毎日弾かないと落ち着かない気はしますね。 「じゃあ、何がコツなの?」と聞くと「脱力かな」とのこと。「あら、ピアノも脱力がすごく大事なんだよ」と私が言うと、「ダンスもだよ!」と娘。「野球もだよ」と夫。 やっていることは違っても、身体の動かし方で大事なのは「脱力」か!と感心したのでした。 2019年2月25日 <やはり気になりますか> レッスンをしていると、生徒さんどうしがすれ違ったり、待っている間に前の人の曲を聴くことなどもあります。先日S君がやって来て、Yちゃんが連絡帳に宿題を書いているところを聞いていました。 Yちゃんが帰ったあとに、「今の人、新しく入ったの?」と聞くので「そうだよ、S君の前になったの」と答えると、「今オレと同じ曲宿題に出されてた。」と言うのです。 ハテナ、と思いましたが次の瞬間ピンときて、「あ、違うよ、新しく入ったけどYちゃんは引っ越してくる前から2年くらい習っていたんだって。むしろS君はまだ一年経ってないのに同じ曲を弾いているってことは進みが早いってことだね!」というとふっと嬉しそうな顔をしていました。 プロの演奏家が弾くよりも、同じくらいの年の子が上手に弾いているほうが刺激になるようですが、生徒さんどうしの教材の進み具合もちょっと気になりますね。 2019年2月19日 <フライト体験> またピアノと関係ないのですが、初めて経験することは楽しいですよね。このところ、積極的に新しいことに挑戦したり行ってみたりしているのですが、下からのすごい風によって空中を飛んでいるような体験ができる施設があると聞いて出かけました。 巨大な透明な筒の中で、宇宙服のようなつなぎを着て、くるくる回ったり、頭を下にして浮いている人を見て、「やはり頭が重いので下になっちゃうんですか?」とインストラクターに聞くと「いや、あれは上手な人だからできるので、初めての人はまず腹這いの姿勢で姿勢を保つだけで大変です。」とのこと。 手も足もピンと伸ばして、空中に体を投げ出す感じで、と言われたので旅館の布団に倒れ込むイメージで やってみましたが、ちょっとでも手を傾けたり足を曲げたりしただけで回転したり上がったり下がったりするので必死の、わずか1分を二回。最後にインストラクターの人に抱えてもらって筒の上の方までフワーっと連れて行ってもらったり下がってきたりするのが一番の楽しいところ。 自分では結構うまく出来た気がしていましたが、後で動画を見たらすごくたどただしいというか、トドのようというか、ちょっとイメージが違いましたが充実の体験でした。 2019年2月10日 <ファンってありがたい> 先週は教室をお休みして、旅行していました。リフレッシュして、またレッスンに気合いを入れようと思います。旅行先の近くで、阪神二軍のキャンプをやっていたので、めったに見られるものではないし、ちょっと覗いてきました。まずは球場の周りにたくさんののぼりがたっていることや、垂れ幕がかかっているにぎやかさに驚き、自動販売機まで黄色と黒のタイガース仕様なのに感動。 平日なのに結構な数の車が停まっており、グラウンドにもかなりの老若男女が見物しています。今年のルーキーがかなりイケメンということもあり、その選手が移動すると若い女性たちも移動するわけです。 「差し入れ何にしてます?」とか、「4時半起きで・・・」なんて会話も聞こえてきて、こんなにモテたら若い男子は舞い上がってしまうだろうなと思いました。 しかし私の前に座った女性たちのお目当てはコーチだったらしく、すごい望遠のカメラを構えて、選手をみつめるコーチの後姿をじっと見つめ、ほんの少しコーチが横を向いておしゃべりしたり、もぞもぞしたり、伸びをしたり、つまりどうでもいい場面で激しくシャッターを押していました。おじさんのそんなところを連写してどうするんだろ、と思うのですが、興奮して「今のおいしかったですね!(いいところ撮れた)」などと話しているのをみて、つくづくファンってありがたいなあ、全部自腹でこんな田舎まで駆けつけてくれて、差し入れなんかもくれて、と感心。自分に置き換えると、宝塚の下級生の稽古場の見学をさせてもらえる感じでしょうか。それなら一日見てても飽きないわ❤と納得。 2019年1月29日 <鋭い観察> このところインフルエンザなどで体調を崩す生徒さんが続出していますが、残りの人たちは元気に通ってきてくれています。 出席シールのかごの中を引っ掻き回して、新しいシールはないか探していますが、最近みんなに人気なのがスクラッチでおみくじがついた年賀シール。その場ですぐ削ろうとするので、後で!と声かけていますが、この前S君がきて、「このスクラッチやばいよ。」というので、「なんで?」と聞くと「大吉ばっか。」だそうです。「今日も大吉だったらやばいよこれ」と言いながらちらっと削るとやはり大吉。 うーん、年賀シールだからね、まあ凶とか子供に出さないよね、S君なかなか鋭いね。 さらに、恋愛運!と書かれていたので、「あら、なにか素敵な出会いがあるのかしらね(冗談)」 と言うと、「あ、今度お母さんの友達が子供連れていっぱい来る!それがみんな女の子で、男オレだけ」と言いながら何やら考えていましたよ。 2019年1月20日 <曲さがし> 毎年発表会をやっていて思うのは、曲を決めるところが一番大変ということです。 生徒さんが少し背伸びをして弾ける曲で、ある程度の長さ、聴き映えがして、好みにあっていること、その子の苦手なテクニックがあまり出てこないこと、などをクリアーしたうえで新鮮な曲。 書いているだけでため息が出てきますが、発表会曲集などはやはりその辺をよく考えてくれていますね。 でも毎年弾いていたら、またあの曲か、となってしまうし、教えるほうも飽きてきます。そう、かなり飽きているのです。 だから常に新しい作曲家の曲集や、他のところの発表会で聴いた曲もチェックして、自分でも弾いてみてまず自分が気に入るかチェックします。 他の先生にも、「いい曲ない?」と聞いてみたところ、「ギロックいいのありますよ」と言われたので「いや、もちろんギロックは弾いていますけどね」と答えたところ、「もっとたくさん曲集があるので探してみるといいです」、とアドバイスもらいました。 そうか、自分が持っている曲集だけで知った気になっていましたが、他の楽譜も探さなきゃ、と早速一冊買って自分で弾き始めています。 弾きながら、「あれ、この曲いい!」と感心しながら、今年誰かに弾いてもらおうかな、と楽しみになってきました。新しい曲に挑戦するのは、教えているほうも楽しいし、勉強になりますね。 2019年1月11日 <新年あいさつ> お正月気分もやっと抜けてきて、日常のレッスンも始まりました。長いお休みの間に、ピアノの練習忘れちゃってるんじゃないの?と心配でしたが、意外とみなさんちゃんと多めに出した宿題を弾いてきてくれました。私自身が、一週間くらい帰省していて、向こうの家にあるアップライトピアノで練習するのになんの楽譜を持っていこうか考えて、しばらく弾いていないものとか、まだ弾いていない曲集の中で薄いものをいくつか選びました。今年はラフマニノフやブラームスの、まだ弾いていないものを勉強しようかなと考えています。年末ボヘミアンラプソディーの映画を観たら、クイーンの曲も弾いてみたくなりました。フレディーが歌いながらピアノで弾くところ、結構うつっていましたね。ああやって、手をクロスして弾いてるのか、と真似してバラード調の所は弾けても、盛り上がりからの不思議な、拍子もとれないようなロックの部分はピアノでは弾きにくいですね〜。キラークイーンあたりはなんとか弾けそうですが。昔ベストアルバムのLPも持っていたのですが、どこへいっちゃったのでしょう。 検索すると、すでにクイーンの楽譜もいろいろ発売されているようだし、買ってみようと思っています。 2018年12月26日 <同じ仲間として> 今年のレッスンも今日で無事終わり、ほっとしています。先日のピティナの話を前回書きましたが、他にも印象的な事がありました。 T君は丁寧に練習して当日に臨みました。夕方の時間帯だったこともありほぼ観客はゼロ、演奏者たちと アドバイザーの先生たちの、静かな時間帯。たまたまか、高校生くらいの男の子たちが続いたので、楽屋で見かけて、珍しいなあと思いました。まず、高校生はとても忙しいので、その歳まで弾き続けられる子が少ないのに、さらに男の子は少ないです。しかも、弾く曲が驚くほど難しく、え?この曲を弾けるの?と私もぜひ聴いていこうと注目していました。 いざT君の演奏が始まって、1オクターヴ間違っていることに気付いて私はどうしよう、いや、どうしようもない・・・と楽屋で焦っていましたが、本人が途中で気づき、そのあとはちゃんと弾き終わりました。落ち込んで戻ってきましたが、そのあとお兄さんたちが声をかけてくれて「かっこ良かったよ」と(オクターヴ間違いには触れず)ほめてくれたそうです。 なかなか他人と話すのが苦手な年頃なのに、その気配りには感動しました。T君もとても喜んで、「あのお兄さんたちのようになりたい!ピアノ友達になれたらいいな!」とヤル気が出てきたみたいです。 さらにアドバイザーの先生たちもオクターヴ間違いは抜きのいい評価をいただいて、コメントにも「途中で戻れて良かったね!」とあって、本当に、同じピアノを愛する者同士の温かさを感じました。 2018年12月20日 <トリプルアクセル並み?> 先日無事ピティナが終わりほっとしているところですが、その前の一週間は大変でした。大丈夫だと思っていた生徒さんたちの最後のレッスンで、ミスを連発して先に進めない子や、楽譜が覚えきれずに間違った方へ弾き進めてしまう子、いつもよりずっと速く弾き始める子など、なぜこんなぎりぎりになっておかしくなっちゃったの?と私も頭を抱えました。 初めての舞台となるKちゃんは一曲目をおそろしく遅く弾き始めてしまい、聴いていてあせっていると、なんと二曲目は一音ずれた場所で弾き始めました。「え?え?そこじゃないでしょ、ソラシドレに手を置かないと!」と慌てて手を外して置きなおしましたが、その後何度練習してもどちらかの手がずれてしまい、大変な不協和音に。 おかしいな、今までこんなことはなかったのに、と鍵盤の音を指さしながらドレミで言わせたり、別の日にも呼んでまた確認して、「出だしの音さえ間違わなければ、これでなんとか本番行けると思いますよ。」と付き添ってきたKちゃんのお父さんに言うと、お父さんがうなずきながら、「わかりました、浅田真央ちゃんのトリプルアクセルみたいなものですね!」 そうですね〜、そこまでの難易度ではないんだけれども、重要だという点では当たってますね。 ちなみに、本番、もし音がずれたら飛び出して行って修正する覚悟でカーテン裏から見ていましたが、無事正しく弾きとおし、ご家族ともども胸をなでおろしました。 2018年12月6日 <インフル狂騒曲> いろいろな風邪が流行ってきているようで、生徒さんの間でも、ちらほら欠席が目立つようになってきました。年末までにこのタイミングでワクチンを打つのがベスト!と、いつもの病院に軽い気持ちで問合せしたところ、在庫切れでしばらく打てませんと言われてビックリ!慌てて他の病院にもかけましたが、またワクチンが入るまで時間がかかるとのことで、そう言われるとますますあせってきて、どこかないかと探しまわりました。 やっと見つけていそいそと行ってみると、病院の外まで人があふれて、受付大混乱。普段なら見るなりやめて帰ってくるところですが、今回ばかりは待つしかない!と壁際に立って一時間以上、やっとワクチンを打てたときは「やった〜!」と心の中で叫びました。 次の日にはもうそこも在庫切れで、他の病院を探しまわり、やっと家族全員が打てたのがゆうべ。できたばかりの都心の病院で「今日ならある」と言われわざわざ行ったのでした。 いつもはもっと早い時期に打つので、年の瀬にこういう状況になるのを知らずにいたのか、とにかくこりごり。来年はもっと早く行こうと誓いました。 2018年11月24日 <やっと気が付きました> 先日、いつもならレッスン時間前に到着するKちゃんを待ちながらピアノを弾いていた私。インターホンが鳴らないなあ、と考えていたらやっとピンポ〜ン♪と同時にわあ〜っという鳴き声が。ど、ど、どうした?と慌てて出てみるとKちゃんがオイオイと泣きながら「何度も鳴らしたのに〜」と言うので、「え?先生も部屋の扉開けて、ピンポ〜ンて鳴るの待ってたんだけど?聞こえなかったのかなあ、ごめんね」と謝りつつ、インターホンの調子が悪いのかも、と心配になりました。 ネットで調べると、そもそも10年くらいで寿命とあり、とっくに過ぎているし、買い替えた方がいいのだろうか、とインターホンをながめつつふと機械の下を見ると、あら?なんかレバーのようなものがある。なんだかわからないけど左右に動く。でもなんて書いてあるかが読めず、スマホで写真を撮り拡大していくと、そこには『呼出音量』の四文字が。なんと、17年気づかずに使い続けていましたが、試しに音量を上げてみたら、かなり大きくチャイムが鳴るように。当分これで様子をみようかな、と思っています。 2018年11月11日 <世界中に音楽がある> ふと番組表を見ていて録画してみた「駅ピアのチェコ・プラハ特別編」 駅のプラットホームにポツンと置かれたピアノに、ふらっと人が立ち寄っては弾いていく様子を定点カメラでとらえて、インタビューしていました。たまたま通りかかった旅行者や、アパートにピアノがないので練習にくる学生などに交じって、いすに座って弾き始めるまでおよそ弾けそうに見えないおじさんが太い指でお気に入りの一曲を弾いて拍手されているところなど印象的でした。ためらいつつも、どうしようかな、弾いてみようかな、という心の葛藤や、弾き終わって振り返り、誰かきいていてくれたかな、という期待など、手に取るように伝わってきました。 友達の家やホテルなどでピアノを見かけると「あ、弾きたいな、あの曲を弾いてみたらどんな風に響くだろう」という気持ちを抱くことがありますよね。ヴァイオリンやサックスを仮に見かけても、素人が触って奏でられえるものではないので、ピアノはとりあえず誰でも楽しめる、垣根の低い楽器なんですよね。 ピアノを設置したNPOの人が、「最近みんな電車のなかでもスマホを見ていて、心の余裕がない。でもピアノが一台あれば、そんな日常から離れられる。誰もが心の中に持っている思い出のつまった宝箱をちょっと披露しあうのは素敵なことだ。」と言っていました。 耳で聴いて独学で覚えた人がけっこういて、心のままに即興演奏したり、オリジナルの歌を歌う様子をみて、その上手さに驚き、世界中にこんなに音楽が好きな人があふれてる!と感動したのでした。 2018年10月30日 <10000時間までの道> 以前にも書いたことがありましたが、10000時間練習すればプロになれる、という言葉があります。実際には、どういう10000時間の練習だったか、という質が大事ですから本当とは思いませんが、でも10000時間弾くために一日に何時間弾けばいいか、と逆算するにはいい目安になります。例えば 5歳からピアノを始めて、一週間に5時間弾いたとして、ざっと38年!43歳になっていますね・・・・。これが、一日3時間弾く場合(プロをめざす、コンクールに出るような子たち)は、9年ちょっとで到達、まだ14歳です、大きな差ですね〜! 先日ふと気になって、レッスンに来た子に一週間に何日練習しているか聞いたら、なんとたった2日!と答えたのでびっくりして、一通り聞いて回りました。習い事だったり、学童など忙しいらしいのですが、それにしてもこんなに少ない練習しかしていない子が結構いたことにショックを受けました。むしろ、よく2日だけで宿題をやってきているなと感心するくらいです。 なかには、ほぼ毎日、と答える子もいてほっとしましたが、一番指がよく動き、ぐんと成長する小学校高学年からの10代にどのレベルまで弾いているかで、その子の一生のレベルが決まってしまう気がします。 大人になってからではもう指がそんなに動かせなくなっているので、せっかく弾いているのにもったいないとつくづく思うのですが・・・・。 2018年10月18日 <私の本番> 大人になってからピアノを習い始めたHさん、3年たっても変わらずに毎回しっかり練習してきてくれるので、まったく読めなかった楽譜もちゃんと読めるようになり、自分の弾いてみたかった曲もすでに何曲か弾けるようになっています。 レッスン中に弾きながら、途中でミスしてしまうと自分で「違う!違う!」と叱咤?しつつ一生懸命弾いていますが、弾き終わるとよくガックリと肩を落として、「あ〜、練習ではもうちょっと弾けたのに〜。」と残念がっています。 ある日のレッスンでも、「あ〜、ダメですね、本番に弱くって。」と言うので「いや、本番じゃないですよ、ただのレッスンなんですから。」と答えると、「いえ、私の本番はここなんです!」だそうです。 思わず笑ってしまいましたが、わかりますよ、かく言う私自身ピアノをずっと習い続けているので、先生の前で弾こうとすると、指がもつれてつっかえてしまうんですよね。 練習では本番と思って弾け、本番では練習と思って弾け!という名言がありますが、そんなことできる人いるの?と聞きたいです。 2018年10月8日 <久しぶりの緊張> 先日、自分が習っているチェロで参加しているアンサンブルの発表会があり、久しぶりに生徒として参加しました。そもそもまだ楽器の扱い自身に慣れずにいるので、よたよたと、ぶつけないように背負って会場に入り、リハーサルで舞台に上がると、平常心でいるつもりでもいつもと違う雰囲気にあがってしまいました。急に、出だしはどこの弦でスタートだっけ?みたいな不安にかられ、しかも舞台の床が妙にすべって、チェロのエンドピンがひっかからずに、弾いていくうちズルッと下がってしまうと演奏どころではないです。心の中でちょっとタイム!と叫びつつも、アンサンブルは止まってくれないのでエアーチェロでしのいだり、声には出さずにいろいろ失敗してしまいました。 教室の発表会での生徒さんの緊張の面持ちを思い出し、「確かに、これは緊張するわ!」と痛感。 本番は時々ずれた変な音を出してしまいつつも、ピアノではなかなか味わえない、仲間と音を重ねて音楽を作る楽しさがあって、迷惑かけないようにもっと上手にならないとな、と感じた一日でした。 2018年9月26日 <小さな詩人> N君は、教室でのおしゃべりが面白く、大人が使うような言葉もよく知っているので、普段から本をよく読んでいるんだろうな、と感じさせる生徒さんです。 ある日のレッスンで弾いていたのは『小さなピアノ』という曲でお花の中に白いピアノの挿絵がついて、もの悲し気げな曲です。ところがN君は元気にあっけらかんと弾いてしまったので私は、「ねえ、この曲悲しい雰囲気だよね、たとえば遊ぶ約束をしたお友達が来ないときのさびしい気持ちとかさ、いろいろ想像してごらんよ」と注意しました。 すると二回目にはしっとりとした弾き方にパッと変えたので、私が感心して「あれ、今の弾き方よかったねえ!」とほめたところ、「うん、僕は今、蔦の絡まる森の中のピアノを想像していたんだ。なぐさめてくれるのはうさぎや小鳥とか小さな生き物だけで、光がさしこんでいる風景。」とスラスラ言うではありませんか!長年どの生徒さんにも、「想像してごらん、どんなお話?どんな風景?」と問いかけていますが、まともに答えた生徒さんはほとんどいないのです。しっかり練習する、勉強も得意だろうな、という子でも、黙りこくって答えられないので、どうしてみんなこんなに苦手なのかがっかりする中でのこの答え!思わず、「N君は詩人だねぇ、そんなこと言ってくれた子今までいないよ!」と叫んだのでした。 2018年9月16日 <本当の自分> Hちゃんは普段はお母さんとレッスンに来るのですが、たまにお父さんと来ると、ちょっと雰囲気が違っています。よりはじけているというか、普段のおうちでの雰囲気が出ているというか、おしゃべりが止まらなかったり、教材もお父さんに渡して、「はい、しまって」と命令してお父さんが苦笑していたり。 そのHちゃんが先日は初めて兄弟だけでレッスンに来ました。 まずなぜか別々に自転車で来て、お互いに一体どこを通って来たのかとしゃべりはじめて、出席シールを貼るときもわざわざ相手の気に入っているのを選んで先に貼ってしまってけんかしたり、私もあまりの騒々しさに呆れてしまいました。「はい、Hちゃんのレッスン中だからS君は黙って〜!」「ハイ次S君の番だからHちゃん静かに、漫画でも読んで待ってて!」 このような状況に備えて教室には塗り絵やブロック、ドラえもんなどの漫画を置いてあります。 もともと元気なお子さんだとは思っていましたが、素のHちゃんを初めて見た日でした。 2018年9月9日 <災害だらけの一週間> 今週は西日本中心に、台風21号が大きな災害をもたらし、関空の連絡橋が破損してしまっている映像などに驚いていたら、今度は北海道で地震が起こり、テレビは一斉に北海道の被害を報じ、つくづく大変な一週間でした。 教室でも、台風のタイミングによってはレッスンをお休みにしないといけないので、雨雲レーダーなどをチェックしつつ気をもんでいました。この夏はこういう大雨が多かった気がします。 風も強かったですね〜、早めに備えて下さい、とテレビでしきりに言うので外のごみ箱や鉢植えをしまったり、前もって自転車を倒しておいたり。日本は熱帯になりつつある、という説が現実味を帯びてきた感がありますね。 2018年8月27日 <みんな同じことを感じていた> 先日テレビにたまたま映ったショップチャンネルで、「次は、大変切れ味鋭い、包丁セットのご案内です!」とやっていて、「でもなぜ、この時季包丁なんですか?」というアシスタントの問いに「実はこの時季、大変包丁が売れるんですよ〜、なぜだと思いますか?」 思わず私もなぜか考えていると、「実はみなさん、お盆に実家に帰って、実家の包丁を使ってみて、いかに自分の家の包丁が切れないか気が付くわけなんですね〜」「なるほど、普段よその家の包丁を使うことってないですからね!それで、戻ってきて注文、ということですね!」 実は私も帰省して、包丁がよく切れるので使うのに緊張し、家族にも「この包丁すごく切れるから気を付けて、うちのなまくら包丁とはわけが違うからね!」と注意していたくらいなのです。みんな無意識に同じ心理に至っていたとは、おおいに受けました。 でも私は、お義母さんから、お茶碗の裏などで包丁をちゃちゃっとこするだけなのよ〜!と聞いて目下実践中です。これがびっくり、包丁研ぎよりずっとよく切れるようになって、おかげで買いなおさずに済みました! 2018年8月16日 <夏休み近状報告2> お盆も終わり、帰省ラッシュのピークも過ぎてまた普通の日々に戻りつつありますね。お盆のU ターンラッシュをなんとか避けて無事東京に帰ってきました。 今年は高知県安芸郡にある北川村という、世界で唯一「モネの庭」の名称を本家フランスのジヴェルニーから許された公園に行きました。モネが描いた絵画そのままの景色を再現していて、青いスイレンの咲く水の庭が一番美しかったです。写真を撮りたくなる場所満載で、暑い中汗びっしょりになりつつ撮った写真は、まるでフランスの庭園のよう。一緒に行った友人は、ラインでいろいろな人に「フランスのジヴェルニーにて」とか言って写真を送ったらみんな信じてしまって、「いいなあ、私も一生に一度は行きたいんだよね」などとかえってくるので、「どうしよう、信じちゃったわ」と焦っていました。 他にも龍河洞という1億5千万年前からある鍾乳洞の洞窟の冒険コースというのにチャレンジして、岩のすきまに身をよじって身体を入れて、這いつくばって進むような90分を体験。インディージョーンズの映画のような世界で、ヘトヘトになりつつも充実して楽しかったです。 生徒さんはまだまだ夏休み満喫中でしょうか。秋からまたピアノたくさん弾きましょう! 2018年8月1日 <夏休み近況報告1> 夏休みも真っ盛り、生徒さんたちもそれぞれお出かけや旅行、合宿など忙しく過ごしているようです。 私もなんだかんだと、買い物に行ったり、映画や劇を見に行ったりして楽しく過ごしています。 特に映画!ネットニュースで、今口コミで連日満席相次ぐ異例のヒット作、という記事を見て、行ってきました『カメラを止めるな』。面白かったです、途中まで微妙だな、と思っていたのですが、見終わってみたら、「いや〜、面白かったわ!」となりました。 最近はネット予約してから時間までに行けばいいのに慣れていたので、小さな映画館の当日券のみ販売、というのが久しぶり。映画館のTwitterを見ると、何時の回、満席、とか8割、とかわかるので電車でチェックしながら一人かなり早めに行ってチケット入手してから時間つぶす作戦に。前を歩く人たちが大勢同じ映画館に向かっている、というのもびっくりして、「あなたもですか!」と言いたくなりました。 ちょっとしたイベント気分の日でした。 2018年7月21日 <ミスなく弾くのは難しい> 大人になってから思い立ってピアノを習い始めたHさん、根気強く練習を重ねて、ずいぶんたくさんの曲が弾けるようになってきました。おうちで何回も弾いてきて自信がある曲でも、なぜか教室で弾くと間違えてしまうのはよくあることです。急に不安になって、あれ、ここ間違えそう、と思うと案の定ミスタッチしてしまう、という風に。 弾きながら、「あ、あ、」とあせりつつ、「もう一回最初からいいですか?」とやり直したりして弾き終えたHさん、一言「無念です。」 「いや、なかなかよく弾けていましたよ。」と言っても、「いや、家ではもっと弾けていたのに〜!悔しいです。プレッシャーに弱くて。」よほどたくさん練習してくれたんでしょうね。でも、多少ミスしても、練習してある人としてない人は聴いていてわかるので、大丈夫です。それより、工夫したところを聴きたいと思っています。小曲でも、どこを盛り上げて弾くのかを考えて、強弱などメリハリをつけて弾いてあればバッチリ合格ですので、ノーミスにこだわらずに弾いてほしいと思います。 2018年7月9日 <発表会を振り返って> また今年の発表会も賑やかに終わることができ、ほっとしています。 つい二週間前までの焦りが遠い昔のよう。またまた皆さん、ぎりぎりで間に合ったようです。一度もノーミスで弾けていなかった子が本番でノーミスをやってのけたことも。小さい子ほど本番に強いようです。 一部で一回ソロを弾くと気が緩むのか、二部は舞台袖でもちょっとおしゃべりが多いです。 二部が初めての出番のお母さんたちのこわばった表情と対照的です。 今年は例年になく、どんどん進行が早くなり、間に合うはずだった出演者が間に合わず、二部に回るハプニングも。みんな緊張するといつもより速くなってしまうんですよね。かくいう私が一番速くなる人間で、毎年念じているのに舞台にあがると急にテンポがあやふやになって、速く弾き始めてしまう傾向が。 指揮者の人とか、よく同じテンポを保てるな、と改めて感心。 2018年7月1日 <にわかサッカーファン> このところワールドカップに心奪われています。普段は全然観ていないのですが、日本対コロンビア戦でまさかの勝利を収めたところから、深夜のキックオフにもかかわらずところどころ観ています。 勝った次の日は朝から各局の情報番組をチェック! ニュースだと得点シーンしか映さなかったりしますが、試合全部を録画しておいて、後から安心してじっくり見返すと、日本のディフェンス陣が身体をはって防いでいる様子がわかって、こんなに相手にひっついて、うっとおしいまでに手を握り袖を引っ張りして頑張っているのだなと感心。 ところで、日本の勝敗のゆくえを占う、北海道小平町のミズダコ「ラビオ君」が、コロンビア戦勝利も、セネガル戦引き分けも見事的中させましたね。「さあ、ポーランド戦はどうでしょうか?」とアナウンサーが言ったところで、ラビオ君はポーランド勝利のところに入ってしまい、白けた雰囲気に。私も、なんて縁起の悪いことをするんだ!と憤慨しましたが、結果としてまた的中したわけですね。 するとベルギー戦はどうなるの?と多くの人が思ったことでしょう。残念ながらもう出荷されたそうで、知らないほうがいいのか、でも占ってほしかった気もします。 頑張れ、西野ジャパン! 2018年6月17日 <意外な素顔> 新しい生徒さんが入ってくるときは、生徒さんと同じくこちらも緊張するものです。特に一回目のレッスンでは、その子がどういう性格で、どんな曲が好きで、などをレッスンの中で探りながら進めていくことになります。S君は初めて会うわけではなく、兄弟のレッスンについてきたことがあるのですが、そのときはほとんどしゃべらなかったのでおとなしいんだな、と思っていました。 話しかけてもノッてこなかったらどうしようかなと考えながら待っていたら、すごく元気にレッスン室に登場し、よくしゃべるので意外でした。「今までほとんど話したことないよね?」と聞くと、「あ、あれはすごく緊張してたから」だそうで、慣れたらよく話すお子さんでした。 先日もレッスンの教材のしりとりの歌がついた曲を、「自分でもしりとりの歌をつくってきて歌うのが宿題ね」というと、「え、汚いのでもいいの?」と聞いてくるので「は?」と聞き返すと「ほら、ウ〇〇とか、チ〇〇とか」というので、「まあ、自分が良ければそれで」と答えました。 次のレッスンで、本当にそれで作ってきたので、「はい、じゃあそれを歌いながら弾いてね」と言い渡し、自分で汚い?歌詞を歌うことに。果たしてよかったのでしょうか? 2018年6月5日 <晴れ晴れした気分で> 前回書いた通り、目下発表会に向けて追い込み中ですが、今日はMちゃんのレッスンの日です。 黙って入ってきて、私の前に立ってじーっとこちらを見ているのですが、「どうした?レッスン始めるよ、なんか暗いね?」と声をかけるなり、「もう、大変なんです!全然弾けないんです!」と女優のように崩れました。Mちゃんと言えばいつも女子高生的な話し方で面白いのですが、今日も、連弾の曲が間違えてばかりで全然弾けない、ということらしいです。 確かに、連弾で自分好きの好きなアイドルの曲を選んだので、リズムも指使いも複雑で、曲を勝手に短くするのもおかしいし、かなりハードルが高くなっています。 こういう場合は、右手のメロディーはそのままに、ハモっていた左手を簡単な音に代えたり、置いたままの指使いで弾ける音にしてあげるとずっと楽に弾けますね。楽譜に手を加えて、苦手な部分を削って弾いてみたら、「これなら弾ける!」と一筋の光が見えたようで、晴れ晴れした顔で帰っていったのでした。 2018年5月27日 <恒例の追い込み> 毎年同じことを繰り返している気がするんですが、今年も発表会まで一ヶ月とちょっとしかないというのに、全然間に合っていない生徒さんが多数います。 不思議なことに、「ダメ、全然弾けないです。」と言う子の方が聴いてみるとそうでもなくて、こことここを直して弾けば大丈夫じゃない?という感じで、「弾いてきた!」と元気よく言う子の方が危険です。 「ホントに弾いてきた?一週間で何日弾いた?」と聞き返すような状態で、本人は、さしてあせっていないのでこちらが頭をかかえる状態に。一ヶ月がどれくらいの時間なのか、多分ピンときていないのでしょうね。大人になればなるほど一年があっというまですが、こどもには長い、いろいろなイベントに満ちた時間でしょうからね。 「うわ〜、上手に弾けてるね、ばっちりだね!」という演奏に今日こそ出会えないかな、と毎日期待しつつずっこける日々です。 2018年5月15日 <忘れられない母の日> 先日は母の日でしたね。世の中では、素敵な花束とか、感謝の手紙とか、いろいろな形でお母さんへの感謝を伝えていましたね。 うちでは、いつも母の日には父が計画、父の日には母が計画しては子供たちに呼びかけてプレゼントを用意していたのですが、それっておかしいよね、だって母の日なんだから、子供たちが気持ちを表すものじゃない?と考えを改め、一切よびかけずにどうするか見てみよう、ということに。 もうすぐだけど、何も動きがないなあ、もう明日だけど、こっそり何か考えてくれてるのかなあ、今日ですよ〜、え?出かけちゃうの?・・・・ 結果、見事に忘れられてしまいましたね。というより、忘れられています、現在進行形。 私は毎年絶対忘れずに自分の親にはプレゼントをしてきたので、この薄情さは信じられません。忘れられない母の日になりました。 2018年5月5日 <忘れていた記憶> 今年のGWは天気がよくて、皆さんいろいろな行楽地に出かけ甲斐がありますね。 私は特に大きな外出はしませんでしたが、小学校時代の女子会がありました。 たまたま私がその中の一人と会うことになって、せっかくだからと数人に声をかけたら、ラインを通してどんどん広がっていき、十人以上のちょっとした同窓会規模になってしまました。言い出しっぺの私はなんだか幹事のような立場に。よほどみんな機会を待っていたんでしょうね。 今年は年賀状に「今年こそ会いたいですね」の決まり文句を書かずに済むので私も嬉しいです。 当日は今流行りのチーズタッカルビの店で、「あの頃のあなたはこうだったね」的な話題で大いに盛り上がり、自分と他人では同じ出来事でも覚えているセリフとかが違うので面白かったですが、帰り際に「今日は幹事ありがとう、やっぱり学級委員だもんね、取りまとめてくれて。またお願いね」と言われて「は?私学級委員だったっけ?」とびっくり。全然記憶にない自分を他人が覚えているのは恐いです。 2018年4月25日 <気が早い> 発表会に向けて、もっとも困難な作業である選曲も終わり、各自取り組んでいますが、人によって進度にかなりばらつきがあります。ほとんど弾けてしまっている子もいれば、出だしからつまづいて、全然わからないと指示待ち状態でくる子も。 いつもにぎやかに登場するK君は、出席シールを貼る間もずーっとおしゃべりが絶えず、宿題をノートに書き写す間もずーっとしゃべっているので手がおろそかになり、何度私に注意されてもまだへこたれずにしゃべっています。そして、「僕次の曲を決めたよ。」というので、「次って来年の事?」と聞くと、「そう、僕ドラえもんの映画のやつと、ラピュタの曲弾く。」というので、「そうなんだ、じゃあ覚えておくね。」と答えると、「それでね、その次の年はね、トルコ行進曲弾く」だそうです。二年も先の事言う人は初めてです。 しかも「いつから練習始める?」と聞くので、「あのさー、まず今年の曲弾けてからでしょ、全然まだ弾けてないじゃん」とあきれたのでした。 やる気と行動がいまいち合っていないK君でした。 2018年4月14日 <つい最近> 友達と話していて、「こないだ会ったときにさあ、・・・」と言ってから、「こないだっていつ会ったっけ?」と考えたら、10年以上前だったりします。自分の中で記憶が一緒くたになって、2、3年前なんかつい先日のような感覚で話しているのが怖いです。 レッスンでN君にギロックの曲集を初めて渡したときの事。 「この人、簡単なのにすごく楽しい曲をたくさん書いたアメリカの人でね・・・」と説明していて、「この人つい最近まで生きてた人だよ、現代の作曲家だからさ」と言って年表を見たら1993年死去となっていて、すでに25年前であることにびっくりしました。9歳のN君には生まれる前の出来事でしたね。あとで思い出し笑いがこみあげてきました。 2018年4月3日 <上級モデル> 長年ジョギングを趣味として続けているので、結構なペースでシューズがダメになります。 穴が開いてきたりするので、そのたび新たなシューズを買いに行くわけですが、そこでは、ジョギング用、マラソン5時間台のランナー用、4時間台のランナー用と、大体分けられています。 やはり、膝やかかとなどへの衝撃を緩和してくれて、なおかつ軽いものがいいわけで、機能が上がれば値段も上がります。 何回も買い換えていくことや予算も考え、いくつか試しているうち、4時間台ランナー用のシューズをふと手にとったところ、あまりの軽さに驚きました。いわゆる上級者用ですね。 4時間台とは、相当速いランナーなので、はいていることを感じさせないシューズがいいのでしょうね。 別にマラソンに出るわけでもないけれど、こんなシューズで走ってみたい!と買って走ってみたところ、軽くて足が先へ先へとズンズン進む感じがして嬉しくなりました。 が、しかし、だんだん身体のいろんなところに違和感が出てきました。 かかとや、ふくらはぎ、しまいに股関節まで痛くなってきて、これはマズイと不安に。 慣れていないだけかも、と数日走ってみたものの、やはり足への衝撃が強すぎる、という結論に達し、衝撃を緩和するインナーソール(中敷き)を追加で買う羽目に。高い買い物になってしまいました。 こんな薄い靴底であの長いマラソンを走りきれるアスリートたちはすごい、と改めて尊敬。 2018年3月25日 <久しぶりに銀座で> ひょんなことから、銀座あたりで食事をしようということになり、以前テレビで夕方紹介していた店の中から選んで予約してみました。時間もあったので、プラプラと、何駅分か大通りを歩いてみましたが、やはり名店がズラリと並んで、広々していて気持ちいいですね〜。しかし、高すぎるのと生活感がないので、自分には縁がないなあ〜、と部外者の気持ちを味わいながら予約したレストランへ。 とても雰囲気がよく、品のよい方たちが和やかにお食事している感じのお店でした。 夫とコースメニューの中の選ぶ料理を眺めていたら、なぜか私のメニューには、B+300円とか、C+400円とあるのに、夫の方のメニューには何も書いていません。多分+とある方が合っているんだろうなと思いつつも、店員さんに聞いてみました。 すると、夫の席の方が上座に当たり、接待される人が座った場合に備えて、気にせず選べるようにメニューに+の表示をしていないんだそうな。 まあまあ長く生きてきて、初めて知った、でも縁のないトリビアでした。 2018年3月14日 <意地でも売らない> 珍しく部屋の大整理を行った娘が、これ要らないからピアノ教室にあげる、と無責任な事を言って、漫画本をダダっと出してきました。 ピアノ教室で、と言われても、黒子のバスケとか、しかも途中の巻しかなくては読みようがないですよね。 以前名探偵コナンを寄付されたときは、結構生徒さんが喜んで読んでいましたが。 他にも、古いCDとか結構な量があるので、ふと魔がさして、ネットの買い取り業者に売ってみようかなと思い立ちました。以前にも売ったことがあったのですが、数百円にしかならず、二度と売るもんかと思ったのに、数年がたち、またその気持ちを忘れてしまったんですね。 送料無料で、送って査定結果のメールを楽しみにしていたところ、またやられました、527円。あれだけこくって、これだけ?と、他のひとの感想と同じく私もがっかりしました。 丁寧な文面で、査定結果に満足いただけない場合は返却無料とあります。 つまり、527円の査定には、こちらからの送料と、発生するかもしれない返却の送料あわせて2000円近くが本当は差し引かれているということですね。でも、このまま売ってくれたら返却の送料分1000円くらいが丸儲け、ということですね。そうはさせるかと、返却希望にしたところ、本当に手元に戻ってきました。なくなるはずだった本たちがまた積まれているのをみて、またまたがっかりしました。 2018年3月5日 <曲選び中> オリンピックも終わって、本格的に発表会の準備にとりかかりました。 7月の発表会の練習をもう?と初めて出る生徒さんは驚くのですが、あっという間に夏はやってきてしまうんです。曲を渡して、すぐに全部弾いてきてくれるなら楽ですが、だらだらと五月ちかくまでロクに弾いてこない子もいたりするので、今から取り掛かる必要があります。 それぞれの人に、何曲も候補をあげるのは大変です。テクニック面を考えながら、その人が好きそうで、今まで弾いたことがないものを選ぼうと、楽譜の山に埋もれて格闘しています。 何回も発表会をしていると、同じような曲が多くなってしまうので、新しい楽譜はないか、先日も楽器店に出かけて、現代の作曲家の新譜をパラパラめくり、よさそうなものを買ってきて、自分で弾いてみるのですが、今年はときめく楽譜に出会えました。池田奈生子さんの楽譜で、一目みて「あ〜、かわいい楽譜!」と手に取ったものですが、弾いてみて「かわいい、いい、これ!」と喜んでしまいました。 今まで知らなかった人なので、経歴を見たら、ギロックにあこがれて作曲を始めたというところも納得の曲調で、実はすでにべつの教材を気付かずに使っていて、いいアレンジの教材だな〜と感心していた人だと判明。誰か、この人の曲選んでくれないかな〜。 2018年2月23日 <オリンピックに釘づけ> もうあと少しで終わってしまいますが、オリンピック、毎日見ています。 日本選手の出番になると、緊張で画面をまともに見られませんが、上手くいったことがわかると、いろんな番組を録画して、何度も何度も見ては感動しています。 特に嬉しかったのが、小平選手と、羽生選手・宇野選手、あとパシュートですね〜。 逆に悔しかったのが、平野選手と、渡部選手ですね。特に渡部選手のラージヒル・クロスカントリーは、ライブで見ていて、ちっとも先頭を代わらないノルウェーの選手や、ぴったりとくっついたまま、渡部選手を風よけに使っているドイツ選手に夫と二人激怒し、テレビを切ってしまいました。 教室に来る生徒さんにも、「オリンピック見てる?」と聞いていますが、「全部見てる!」と言う子も、「えーと、羽生君だけ」という子も。 実は今も女子のフィギュアフリーで宮原選手が演技中ですが、怖くて見られず、録画して、あとから見るつもりですが、なぜか私の手が緊張で冷たくなっています。 オリンピックが終わったらしばらく気が抜けてしまいそうです。 2018年2月13日 <歩き方が変> バッハコンクールの全国大会があり、教室からもT君が参加するので、聴きに行ってきました。 この日のために特訓(?)というか、何回も一曲だけを弾きにきてもらって、あーでもない、こーでもないと細かくダメ出ししてきました。その注意をしっかり受け止めて、コツコツ練習したかいあって、本番も上手に弾けました。 ただ、見ていて気になったのが、登場と退場の時の歩き方です。 T君だけでなく、他のお子さんたちも、緊張しているのが見るからにわかるような、カクカクした歩き方だったり、小走りで出てきたり、かなりの率でおかしかったですね。 うかつでした、何回も椅子の調整や、お辞儀の仕方などチェックしていたのに、教室の部屋は狭いので、歩き方の練習をしていなかった! きっと他のご両親も先生たちも同じことを感じていたことでしょうね。また夏の発表会に向けて、ステージマナー全般も練習するようにしようと思いました。 2018年2月3日 <みんなで競争> 前回音符の譜読みがあやふやな人が多いと書きましたが、このままではいけないと、譜読みのドリルを作り、どうせならと教室全体で配って練習してくるよう宿題を出しました。 そして、タイムを計り記録するようにして、ドリルごとに一番早いタイムが出ると「あ、今の教室最高記録ね」などと発表しています。 すると、身近な人が早い記録を出したことに刺激を受けるのか、そのタイムを抜かそうと頑張ってくれる人が多いので、やる気につながって助かります。やはり、ゲームでもかけっこでも、友達に負けたくはないですからね! そして、急いで譜読みさせると同じ音で間違うことが多く、その子の苦手な音符が何かはっきり認識できるだけでも大きな収穫になります。 ある程度みんなが急いで読むと、同じような秒数になることが多く、100m走じゃないですが、小数点以下までちゃんと計れるタイマーが必要だなと思ったりしています。 2018年1月23日 <あやふやな記憶> ちょっと長い冬休みのあとのレッスンが始まって、すぐ気が付いたことがあります。 習って日の浅い生徒さんたちが、音符が読めなくなっているということです! 教材の最初の方は、真ん中のドレミあたりの簡単な楽譜なので、小さい子でも苦もなく読んで、指番号があればでどんどん弾いていました。しかし、実は音符が本当に読めていたわけではなく、ドレミのように音の種類が少ないので見分けられていただけだったんですね。 年末年始をはさんで、練習しないでいるうちにどんどん音符の記憶は曖昧になり、久しぶりの教材で音の種類が増えて、手を置く場所もソラシドレになってみたりすると、もうわからなくなります。 楽譜を前に固まっている子をみて、こちらもあせります。「○○ちゃんもか!」 ここでしっかりもう一度音符の読み方を覚え直して、苦手意識を持たないようにしないと、いつも指番号に頼って弾くようになってしまいます。 英単語でもなんでも、繰り返し読んで覚えて、やっと確かな記憶になるわけですから、おとなになっても抜けないようにもう一度教え直さないと、と思っています。 2018年1月10日 <新年挨拶> 明けましておめでとうございます。教室でもまたレッスンが始まりました。 生徒さんからの年賀状もいただきました。大体が鉛筆で、一生懸命書いてくれたのが伝わりますね。、時には字が鏡文字になっていたり、名前がさかさまになっていたりしていましたが。 年賀状も、年々出す枚数が減っているそうですが、特に若い人はほとんど出していないようですね。うちでも、子供たちに何枚はがきを使うか聞いたところ、「いや、出さないかな。」と言うので「そんなバカな、小学校のときの友達とか、出す相手いるでしょう!」と何枚かは出すように言いましたが、年が明けて、子供たち宛てに来た年賀状がほぼゼロで、本当に出さなくなっているのね〜、と驚きました。 大人でも、会うことのない古い友人に今年は出そうか出すまいかと悩んで、止めてみたら向こうから来てしまい、慌てて出すことの繰り返しだったりします。中に卒・年賀状を宣言する友人も現れました。 会うことがなくても出し続ける年賀状もありますよね。私の一番古くからの年賀状は、小学生のときのピアノの先生です。もう何十年も続いているので、会うことがなくても年賀状はやり取りしています。 会うことがない、と書きましたが、数年前に、私がピアノ教室をやっていると近況報告したところ高齢にもかかわらず、発表会を見に来て下さるということがあり、しかもご自身も教室を続けているとのことで、驚きました。あの時の先生と、自分が同じ立場とは思えない気もしますが、見習って長く続けていきたいものです。 2017年12月26日 <バッハコンクール> このところ毎年チャレンジしているバッハコンクール、敬遠しがちなバロック時代の音楽が課題曲なので、丁寧に練習することで、時代に合った演奏を学ぶことができます。 今年はお姉ちゃんに続け、と弟のT君が参加、がんばった甲斐あって全国大会出場が決まりました。どうしても受かりたい、と言っていたそうなので、私もホッとしました。 しかし、当日は足台をセットするのが私の役割でしたが、足台ってなんだっていろんな種類があるんでしょう?しかもたいてい扱いの説明を受けたことはなく、各自持参するか、当日会場にあるものをすぐ使わなくてはなりません。 今回の会場の足台は、えらく高くセットされていて、台の横の回すものをどちらかに回すと下がるはずが、T君の番になって舞台に一緒に上がり、回そうとしてもビクともしません。 周りがシーンとする中、どうしたら下がるか聞くこともできず、諦めてと足台を外して、T君に「ごめん、足台なしでやって」とささやく羽目に。動揺させてしまって申し訳なかったです! その次の人の番になって、何もなかったかのようにスウッと足台をさげたお母さんを見て、「なんで??」とキツネにつままれた気分でした。多分、油圧式か何かで、いったん上げてから下げるのだった気がします。真相は今もわかりませんが。 2017年12月18日 <無事ピティナ終わりました> インフルエンザや風邪が流行っていますね。せっかくピティナに向けて、たくさん練習していたのに、直前体調を崩し欠席になった方が2人出てしまいました。今までになかったことなので、改めて流行っているんだなと実感。 かくいう私も前日の夜に悪寒がして早目に寝ましたが、夜中非常に体調が悪く、熱が出てきたように思えて、「どうしたらいいんだろう、椅子のセッティングとかペダル台の設置とか、急に頼める人もいないし」とあせっていました。朝になって体調もなんとか復活しましたが、万が一に備えて、お家の方にセットできるようにしておいてもらうことが大事だと思いました。 本番はみんな緊張した面持ちで楽屋で不安そうに座っていましたが、終わってしまうとホッとして笑顔になっていたので良かったです。 舞台上でペダル台をセットしながらふとN君を見ると、手をあっちこっちに置いてみて定まらず、最後に全く違うポジションに置いて構えているので無言で手をとり、正しくセットし直しました。危ない、危ない、一体何を弾くつもりだったんだか、よほど緊張していたんですね。 2017年12月4日 <抜きつ抜かれつ> 以前にも登場したライバル関係にあるMちゃんとTちゃんの姉妹、今はピティナの本番が近いので、二人同時にレッスンにきています。するとお互いのやっている曲がわかるので、「え?そんなとこまで進んだの?」とか言って、教本の進み具合をチェックしています。 Mちゃんに宿題としてあげたプリントをTちゃんがのぞきこんで、「え〜、私こんなの知らない、やりたい。」と言うので「あら、えらいじゃない、じゃあやってみる?」と渡そうとしたら、Mちゃんが、「いえ、Tはまだ終わってない本があるので、まだやらなくていいです。」と阻止しようとして、二人で言い争っていました。 ピアノを二人同時に始めたので、少しでも妹の先を行きたい姉と、追いつきたい妹で、毎回お互いに文句を言いながら帰って行くのが面白いです。 2017年11月23日 <鼻の力> 今週のためしてガッテン、面白かったです。 加齢とともに鼻の力が衰えると、身体のいろいろな機能に悪い影響が及ぶ、という内容でしたが、その中で、目隠ししてにおいを嗅いだ人が、何のにおいか当てるという場面、こどもはすぐに全問当てていましたが、おとなはニンニクやコーヒーのような簡単そうなものでも当てられませんでした。 見ていて、「へえ〜、そんなにわからないものかねえ、普段目でみてしまうから鼻を使っていないんだろうね」と家族で盛り上がり、自分たちもやってみたいということに。多分全国で同じような人たちがいたことでしょう。しょうゆやジャム、豆板醤などにおってみて、当たったり、惜しかったり。 私の番になり、「ああ、なんかくっさいわ〜、でも知ってるにおいなんだよなあ、なんか傷んできたときの野菜・・・、キャベツ?」と目をあけると刻んだネギの入ったタッパーでした。惜しかったです、まあ傷んでいることはわかったので捨てました。日頃からどんどんにおいを嗅ぐことが大切だそうで、心がけます。 2017年11月13日 <やっとわかったこと> 先日仲道郁代さんのピアノリサイタルに1人で出かけました。ずいぶん前に買ってあったチケットで、出がけにチケットを見て、「ああ、東京芸術劇場か」と思ったのですが、優雅に会場入り口でチケットを見せると受付の人が、「あの、このチケットは東京文化会館でございますので。」と困惑の笑みを浮かべているではないですか。突然「まさか?会場が違う?!」と事態を理解したものの、「え?じゃあどこなの?」と検索したら上野でした。 もう20分前で、まだ芸術劇場内の5階にいる現実に「はあ、もうあかん、やめたわ、帰ろう。」と気力が萎えたものの「とりあえず一曲くらい逃しても、次で中に入れる!行ってみるか!」と駆け出しました。 上野について、目の前の会場でしたが、時計を見るとすでに2時。 当然ホール前のロビーは人がいません。ま、仕方ないな、と思いつつ受付にチケットを渡すと、「お客様、まだあと数分ございます、お急ぎ下さい。」と言うではありませんか!まだ間に合うの?とまたダッシュして、静まり返った客席にもぐりこんだところですうっと灯りが暗くなり仲道さん登場。 今まで、時間になっても始まらないコンサートで「なんで時間なのにスタートしないの?」と思っていましたが、やっと理解しました。私みたいに遅刻してすべりこむ人をちょっと待ってくれているんですね。 一曲弾いては幕内に引っ込んではまた出てくるのも、その間に遅れた人を入れてあげるためだったりするのね!意味ない儀式じゃなかったことが身にしみた一日でした。 2017年11月3日 <音もなく> ピアノ教室に生徒さんが入ってくるとき、たいていはピンポーンとインターホンを鳴らして元気に登場するのですが、たまにスルッと静かに入ってくる人もいます。 そろそろレッスンの時間だな、とレッスン室の扉を開けたらそこに静かに生徒さんが座っていて「え?いつ入って来たの?」とビックリしたことも。 先日レッスン中、そろそろ次のMちゃんが来る頃だな、と思っていたらピンポーン、と鳴ったので出ようとしてふと部屋の隅を見たら、そこにMちゃんが膝を抱えて座っているので、思わずギャッと叫んでしまいました。なんか、こんな風に子供が座っているホラー映画があったような。 「いつからいるの?」と聞いたら「さっきから」と言うので、「じゃあこのインターホンは何?」と思ったらただの宅急便でした。音もなく入って来るMちゃんでした。 2017年10月22日 <便利なゲームアプリ> 以前にも書きましたが、すぐスマホを開くとお気に入りのゲームをやりたくなって、結果一日でずいぶん無駄に時間を過ごしてしまうことが多く、気を付けようと思ってはいるのですが、先日ためになるゲームを見つけました。 前から地理が全くダメで、東西南北の感覚もなければ、都道府県の位置関係すら怪しく、自分でもこれではまずいと思っていました。 何かちゃんと覚えようと、世界地図などの白地図をプリントアウトして眺めていても眠くなるだけで全然覚えられません。特にアメリカの州地図を覚えたくて検索してみたら、ちゃんとそういうアプリがあるんですね!レビュー蘭にも、息子がこれであっというまに覚えました!などあって、やり始めたら面白く、ここがアイダホポテトのアイダホか〜、とかトランプ大統領が「サンキュー、アイオワ」とさけんでいたアイオワね!とかつぶやきつつやっています。 家族も「それやりたい!」とダウンロードして、いつのまにか世界地図も完璧覚えたというので、いやあ便利なアプリがちゃんとあったんだなと、もっと早く気づけばよかったです。学校の授業でゲームにして覚えると生徒があっというまに覚えるというのは本当ですね〜。 2017年10月15日 <できていたことができなくなる> 受験勉強で忙しい中、それでもレッスンに通ってきてくれるAさんは、新曲を見るのは大変なので昔弾いた曲をさらうことに。 確か小6の発表会で弾いた曲ですが、なかなかの大曲です。 「どう?覚えてる?」と聞くと、「ところどころは覚えてるんですが、自分でもよく弾けたな、と」だそうで、当時の真っ赤な書き込みを眺めつつポツポツ弾いています。 うちの子たちも発表会の自分のビデオを見て、「何この曲?覚えてない!」などと言うくらい、昔できても、時々弾き直さないと、もう弾けなくなっちゃうんですね。 先日鉄棒を見かけて、ふと「そうだ、久しぶりに鉄棒で前回りとか後ろ回りをしてみよう」という考えが浮かんできました。イメージトレーニングが大事だと思い、回るイメージを思い出しつつ鉄棒に向かったら、回るどころか逆上がりができなくなっていました。 数年前にはできていたのに、あまりの想定外の出来事に動揺してしまいました。 一日中、逆上がりのことばかり考えて落ち込んでいます。できていたことができなくなるってショックですね。腕の力がそれだけなくなっているんだなと痛感。 2017年10月4日 <ちょっと待って> ある日レッスンにやってきたMちゃん。一生懸命練習してきた曲を弾き始めました。 苦手なところに来ると、やはりミスしてしまい、慌てると立て続けにミスが出てしまいます。 こんなはずではなかった、と思ったのか、注意しようとする私を制して「ちょっと待って!」と弾きなおします。「え?え?ちょっと待って!」とほとんど自分に言い聞かせながら何度か最初から弾きなおして、ようやく落ち着いたのか、最初よりずっと滑らかに弾けるようになりました。 やはり、一回目で練習通りに弾くのは難しいことですよね。大人のHさんも、「こんなはずでは…不本意なんで弾きなおしていいですか?」とよく最初に戻って弾きなおしています。 一生懸命練習してきたところがうまくレッスンで弾けないと大人も子供も悔しいものですね。 本当は、間違ったところから弾きなおした方がいいのですけど、最初に戻りたい気持ちもわかります。 流れで覚えていると、一度狂ったら立て直せないことが多いですから。 家での練習では、どこからでも弾き始められるよう練習してみると本番のミスでも立て直せるのでお勧めです。 2017年9月21日 <弾いてみたい曲> 先日、吉祥寺に楽譜を見に行きました。 生徒さんたちが、弾きたいとリクエストしてきた曲を探すためです。 大人になってピアノを始めたHさんが、最初にレッスンに来たときに、いつか弾きたい曲なんです、とあげた曲は、ファイナルファンタジーの曲集の中にありました。 中学生のKさんに、「何か弾きたい曲ある?ポップスでもいいよ」と聞いたら、「嵐の曲なら何でも♥」というので、とりあえずたくさんヒット曲が入っていそうなものを探しました。 クラシック以外で弾きたい曲があっても、生徒さんが自分で楽譜を選ぶのは大変です。 いろいろなアレンジやレベルがあり、ハ長調に直してあったり、せっかく買って帰っても、おうちで弾いてみたらイマイチ、なんてこともあります。生徒さんのそれぞれのレベルで弾けて、しかもださくないアレンジ、というものを、楽譜から音を思い浮かべて探します。 生徒さんのあげる曲は自分が知らないものが多いので、一緒にレッスンで弾きながら「へえ〜、なかなかいい曲だな」と新たなジャンルを知ることができて刺激になります。 HさんもKさんも、嬉しそうに楽譜を持ってかえりました。 2017年9月11日 <兄弟はライバル> 兄弟で同じ習い事をすることは多いですが、歳が近いと特に進度を競い合う感じになることがあります。MちゃんとTちゃんも、同時にスタートしたこともあって、同じ教本を一緒に使っていると、どっちが先に上がったか(合格したか)、互いにチェックしているようです。 あまり意識しすぎるのもよくないので、違う教本も使っているのですが、初心者むけに外せないテキストも多いので仕方ありません。少しだけ先をいく姉に追いつくまで進めたがる妹、まあ互いに高め合っていければいいのですが。 Tちゃんに、雨の日にレッスンだとあげているちょっとしたお菓子を、Mちゃんにも持っていく?と聞いたら「いいや、お姉ちゃんやだから。」だそうで、横でお母さんが爆笑していました。何かと小競り合いが多い様子、ま、にぎやかで面白そうです。 2017年8月28日 <夏休み、新しい出来事> もうすぐ夏休みが終わってしまいますね。この時期になると、決まってレポーターが親子連れにインタビューして「どう?夏休み終わっちゃうけど?」「やだ!」「宿題は?」「まだやってない」と、まるでサザエさんみたいなやり取りをしていますね。実際はちゃんと宿題も進めているでしょうが、期待されている返事を子供たちもわかっているんじゃないでしょうかね。 この夏、私は家族で四国方面、それも愛媛県に注目して旅行してきましたが、しまなみ海道や、仁淀川の源流の面河渓(おもごけいと読む)、来島海峡の急流観測船など、初めて見るものがいっぱいあって、愛媛県がすっかり好きになりました。 特に、急流観測船から、貨物船の進水式を目撃できたことが忘れられない思い出です。 坂の上の線路のようなところに、くす玉や世界の国旗などが飾られた船が出航を待っていて、進水式では、女性(女性がやると決まっている!)がこれも決まりの銀の斧でロープを切ると、くす玉やシャンパンが割れて、船が海に滑り降りるのですが、海側から見ていると、大型船が一気に海に出てきて、お祝いの汽笛が一斉に鳴る様子が感動的です。なんだか船が好きになりました。 初めての体験はやはり強く印象に残り、楽しいものですね。 また九月からがんばってレッスンしていく元気がでました! 2017年8月15日 <スポーツバイク> ここ数年、ヘルメットをしてスポーツバイクで道路を走る人を見かけることが多くなりました。 軽快に走り抜けていく姿を見ていると、爽快な感じで、ママチャリとどんな風にに違うのか興味がありました。 この度、家族がサイクリング部に入ってスポーツバイクを購入したので、いろいろとまじかに見られました。まずその軽さに驚き、タイヤもかなり細く、走りながらすぐ飲めるようキャップのないドリンクボトルやそのホルダーなど、よく考えられているのに感心。 乗ってみたいものだと、サドルを下げてもらってまたがってみましたが、足がつま先だってやっと着く高さで、乗ることがまず難しい〜!この歳で自転車でこけたら、骨折するかも、とあせりました。 家の前で、ヘルメットをかぶり、家族に支えてもらって練習するうち、なんとか乗れるように。だんだんコツがわかると、一漕ぎでサーッと進む感じが少しわかって嬉しかったです。 なるほど、これは楽しい、乗る人が増えているのも納得しました。 2017年8月2日 <手は進化する> 『ダーヴィンが来た!』などで生き物の様子を見ていると、なんでそんなことが出来たの?というような、身体の色や形、臓器に至るまで、生きる環境に適した身体に進化していますよね。 考えたからできるわけでもないのに、魔法のような力ですね。 しかし、最近友人と話していて、私が「チェロの弦を均等に押さえるための左手の中指と薬指がどうしても開かない、ところが、しっかり押さえられるチェロの先生は、ピアノのオクターブは届かないらしい。」 というと、友人が「わかる!私はずっと水泳をしてきたから水かきがものすごく発達して、表からみたら普通サイズの指なのない、裏から見たらすごく短い」のだそうです。 それってすごいことですね、生物の進化は何百、何千年もかけて起こっていくと思っていましたが、まだ身体ができあがっていない幼少期に何かしら集中してやると、それに適した身体に進化するということですね!やはり、この進化は、おとなになってからではまず起きないでしょうね。 スポーツも、芸術も、子供の時から始めるのが大事な理由の一つでしょう。 とはいえ、毎日ストレッチなどで、広げ続ければ、指の間が開くようになると聞いて、せっせと指の間に 手をはさんで広げようとがんばっています。何か月か後、広がればいいのですが。 2017年7月23日 <終わって気が付くこと> 夏休み、いよいよ始まりましたね!自分にあまり関係なくても、運動会や夏休みは妙に気になります。楽しい記憶がよみがえってくるからかもしれません。 近くの公園の水遊び場が、豊島園プールか、というくらいごった返していて、練馬じゅうの子供と親が集結したか、という感じで面白かったです。 私は、発表会も終わったので一週間はほぼレッスンがなく、のんびりと過ごしたり、友人とバーゲンに出かけたりしていました。 そして再開したレッスンで、どうせのんびりして、宿題あまり弾いてこないんだろうな(失礼!)などと思っていたら、むしろ逆で、以前あまり弾いてこなかった子たちも、全部ちゃんと弾いてきてくれて、簡単だった、などと言うのです。 あらまあ、気が付かないうちに、普段より難しい曲に取り組んだ数か月で、みんな成長していたんですね〜!多分、本人が一番感じていると思いますが、今までの教材が易しく思えるんですよね。 そうなると、もう少し難しい曲に変えようか、などとこちらも教材を見直したりしますが、やはり舞台を踏むと上手になるんだなあ、と今年も実感しました。 これがいつまで持つか、夏休みのイベントで、またネジが緩んでいかないかはちょっと心配です。 2017年7月17日 発表会のスナップを少し、Topicsのコーナーに載せました! 2017年7月9日 <無事終わりました!> しばらくコメントを書けずにいる間に、発表会の追い込み練習に忙しくすごしていました。 何か、例年にくらべてハプニングが多かった気がします。 何回レッスンしても弾けるようにならず、ついに今年は間に合わないか、と諦めかけた最後の最後に仕上がった生徒さんもかなりいて、誠に心臓に悪かったです。手を怪我した生徒さんもいましたね。 しかし、極め付けは、前日の夜のメールで、ホールとリハーサル室の空調が調子悪く、ご相談したいと施設側から連絡があったという情報です。 はあ?35℃にもなろうかという天気予報で、もし空調が切れていたら、とてもドレスなんて着ていられないし、お客さんも呼べないし、まさか延期もできないし、と考えだしたら不安でたまりませんでした。 一応扇風機、うちわも持って行ってみると、エアコンがきかないのはホールではなく、リハーサル室とわかり、「ああ、そんなの全然大丈夫です!」と言うくらいホッとしました。 演奏が終わった後の、達成感あふれる顔をたくさん見られて、良かったです。楽しい一日が終わりました。 2017年6月27日 <発表会が楽しみ?> 前回に続いて、ますます近づいてくる本番に、生徒さんだけでなく私もあせりつつ、臨時のレッスンに忙しく過ごしています。 親子連弾では、兄弟2人の相手をするお母様の方が練習しても間に合わない、もはや兄弟どちらかの 1つはやめて私に代わってもらうか、と迷っていました。 「N君、お母さんとでなくてもいい?」と聞くと困ったような顔をして、「まあ、仕方ないか」と答えるのですが、やはりお母様と弾きたいのが見てとれるので、お母様の楽譜を大幅に易しくして、ギリギリまで練習してみることに。 そんな中で、Kちゃんは「あ〜、発表会が楽しみでしょうがないや」と言うので、「あら、それはよかった」と答えると、「前の発表会のあとは、夜にお友達とみんなで、レストラン行ったんだった。わたあめも食べたんだった」とうっとりした顔で思い出しているようでした。 それって、発表会のあとのご褒美が楽しみってことかな?まあ、それでもいいので、まずは練習いっぱいしてくださいね。 2017年6月17日 <間に合う?> 発表会が近くなり、追い込みの時期になってきました。 今年も、早めに曲を渡して、結構すぐにある程度弾いてきてくれる人が多くて、余裕だなと感じていました。が、そこから伸びない、いつまでも同じ間違いを繰り返す、出だしから間違う、など結局例年のごとく あせっているこの頃です。 普段渡している曲で、何か月も弾き込むことは少ないので、仕上げ方の見通しが甘い、ということかもしれません。 K君はレッスンにやってきて、「もう完璧、すぐに弾きたい。」というので、「え、本当に?それは早く聴きたいね。」と早速ピアノに向かったところ、3小節めにはもう止まっていました。 おうちで何回も弾いて調子が出て来たら弾けた、ということかもしれませんが、人前や、違う場所で緊張の中弾くのは別物ですからね。 結構、何回も弾きなおして平気な子も多いので、「今、ここでノーミスで弾けなかったら、本番とても弾けないからね。」と、練習でノーミスを何回達成できたか記録するように言いましたが、Mちゃんは、「ゼロかもしれない。」とつぶやいて帰りました。 そんな感じのこの頃ですが、お母様方によく聞かれます。「間に合うでしょうか?」 う〜ん、間に合うように頑張る、としか言えません。 2017年6月6日 <運の強い人?> ある時はビンゴ大会で、ある時はデパートのくじ引き会場で、自分のくじ運を考える時がありませんか? 大抵の人が、くじ運全然ない!と答える中で、たまに、よく当たると答える人がいますよね。 引くたび、何かしらいい景品をもらったり、旅行券を当てたりするそうで、4等ティッシュを握りしめつつ羨ましく眺めたりします。 そんな私も人生で2回、当たった記憶があります。一回目は、深夜放送のリクエストはがきが、リスナープレゼントの1万円に当たったのと、二回目はカニの応募はがきで当たったのと。 そして最近、自分でも知らなかった、抽選で商品券が当たる!というプレゼントつき定期預金でいつのまにか選ばれていたようで、めでたく3回目! 不思議なもので、こういう、努力せずに当たったものは、すぐ使いたくなるんです。どうせなかったものなんだから、使ってしまえ、という気になるわけですね。家族でちょっとごちそうでも食べに行こうと計画中。もしかして今私は運が回ってきているのかも、と思い、家族に「どうだろう、これを元手に宝くじを買ってみるというのは?」と聞いたら、一斉に「やめとけ、もともとくじ運ないんだから」と現実的なアドバイスをもらいました。 2017年5月27日 <佐藤というお名前っ> 新しく始まった、日本人のおなまえっ ! 時々興味のある回を見ています。 まあ、興味があるものって、自分に何かしら関係あるものですよね。名前の○○子の回も見ました。 今回は視聴率が高かったでしょう。名前人口ランキングでは、二位の鈴木に25万人も差をつけて200万人でトップ。この方たちが見ただけでもかなりな数です。 いろいろ面白かったですが、佐藤という大名とか、偉い人がいなかったため、家臣が堂々と佐藤姓を名乗れたから、というのが驚きました。身分が高い人の名前を下の者は名乗らないという暗黙の了解があったなんて、どの参考書でも見たことはなかったです。 そういう面白い知識を盛り込んでくれれば、勉強も面白くなるでしょうね。 そして、佐藤姓の人がいつも思うこと、同性の人がその場にいるんじゃないか?という気持ち。郵便局でも、病院でも、うかつに立ち上がって返事できないのは佐藤さんみんなの宿命なんですね〜! この間、病院で受診中、自分のファイルに、同姓同名注意の文字を見て、やはり、とうなづいたのでした。 2017年5月17日 <まるで女子高生?> このところ、新しい生徒さんが立て続けに入ってきたので、どの子がどんな個性なのか、レッスンを通して観察しています。その中でも注目しているのがMちゃんで、体験レッスンの時から大変ユニークでした。好きな色は何色?と世間話の中で質問したら、「うわ、マジですか?え〜、そうくると思わなかった、えっと・・・」と考え込むさまがえらく大人っぽくて、とても小学校低学年と思えません。 一緒に何か歌おうか、そうだな、犬のおまわりさんとか、こいのぼりとか、と童謡をあげたところ、「え〜、あんまり知らないなあ。星野源の恋とか、AKBとかよく聴きます。」だそうで、こちらの弾く準備ができていないので却下となりましたが、だんだん女子高生と話している気分になってきました。 レッスンがスタートして、「教材2冊、どちらから弾こうかな?」と尋ねたら、「う〜ん、私的にはどっちでもいいです」なんて答えるおませなMちゃんの一言一言が楽しみです。 2017年5月7日 <GWの風景> ゴールデンウィークは、レッスンもほとんどお休みで、生徒さんもいろいろイベントがあるでしょうから、ピアノもちょっとお預けの状態になります。この後は発表会までお休みなしでレッスンが入るので、私としても休息しておきたい期間です。 レストランでディナーをいただいたくらいで我が家は特にイベントなしですが、来週の母の日のプレゼントを前倒しで夕食を家族が作ってくれるそうです。 「のんびりしていていいからね」と言われて今朝から嬉しいなあ、夕飯かんがえなくていいんだと楽しみにしていました。 「作り始めるのは6時くらいからでいいか?」と相談しているのが聞こえたので、「絶対無理、手順もわからないんだから、もっと早くからやった方がいい」とアドバイスしたので、ただいま横で大騒ぎして作っています。 何もしなくていい、と言われていても、「ナンプラーってどこや?」とか、「ニンニクすりおろしって何?」「セロリの筋取るって何のこと?」とかひっきりなしに聞こえてきて、とてもピアノでも弾いてて、ということにならないですね。楽なんだか楽でないんだか微妙なところですが、とりあえずすぐ質問に答えるため台処でスタンバイしつつ、何をごちそうしてもらえるのか楽しみです。「ご飯どうやって炊くんや?」という言葉もきこえてきました。 2017年4月25日 <絶滅寸前?> このところ、小さい生徒さんの入会が続いて、ドレミを覚えたり、指番号を覚えたりと、基礎のレッスンが多いのですが、そんな生徒さんたちはまだピアノが弾けないので歌を歌ったりします。 ところが、教材に載っている、「かごめかごめ」とか「たこたこあがれ」とかいわゆるわらべうたを知らない子が増えているのに驚かされます。 今日もまた、「何それ、知らない」と言われてしまいました。幼稚園とか、保育園でみんなで遊ぶとき、かごめかごめとかはないちもんめはやらないんでしょうかね。でもわらべうただから、こどもが伝承していってくれないと絶滅してしまうのでは?と心配になりました。 じゃあ、ドラえもんでも、と「こんなこといいな、できたらいいな」と歌いだしたらお母様が「先生、そっちじゃなくて、夢をかなえてドラえもんの方です」 だそうで、アップトゥデイトするのも大変です。 2017年4月15日 <おもちゃで釣る> 娘が部屋を整理していて、これピアノ教室にいいんじゃない?と持って来たアメリカのおもちゃ。釘の山みたいな、剣山のようなもので、手を当てて、反対側に手の形に釘が浮き出て面白いアイデアです。 試しに、レッスンにやってきたK君に、面白いおもちゃがあるんだよね、というと途端にきょろきょろして「どれ、どれ?}と反応しました。「いや、サッサとレッスンできたら教えてあげる」というと、いつも長く時間かけて教材を出して、シールを選んで、とのんびりのK君が別人のようにテキパキしだしました。 時々、「ねえ、どんなの?そのおもちゃって」と気が散りつつもレッスンを終えたので見せると、喜んでいつまでもいつまでもガチャガチャと遊んでいました。 次のT君も、Mちゃんも、どの子も喜ぶのでこれは想像以上の効果だなあ、と「次もしっかり弾いてきたらまた遊んでいいよ」というとうなずいて名残惜しそうに帰って行きました。 来週いつもより練習してきてくれるといいのですが。 2017年4月5日 <新しい楽しみ方> もうそろそろ新学期が始まり、生徒さんたちも一学年あがってそれぞれの新しい環境で頑張る事になるでしょうね。 春休み中、公園などでたくさんの親子連れの楽しそうな姿を見ましたが、赤ちゃんを抱っこしたまま上の子と遊ぶとか、お父さんお母さんも大変そうです。が、しかし、その頃が家族としては一番充実して、華のある頃と言いましょうか、なんのイベントをしても家族で大盛り上がりの良い時ですね〜。 子どもが大きくなると、そういうイベントがどんどん減るので、羨ましいような気持ちで見ています。といっても、あの大変な時期をもう一度やりたいわけではないんですけども。 ところが、子供が大きくなってこそできることもあるわけで、この間家族で夜の上映の映画を観に行ってきました。18歳以上でないと保護者がいても入れないので、終わったら11時過ぎている映画館って新鮮!と思いながら、家族投票で一位の『ひるね姫』を観ました。 普段なかなかそろわない家族で夜出かけられるのは、新しい楽しみができました。 2017年3月26日 <アンドラーシュ シフ> 私が好きなピアニストで、バッハを弾くときなど必ず参考にCDを聴く、シフ氏が来日。 ちょっと高かったけど、やはり生で聴いてみたい!とコンサートに出かけました。 すっかり白髪のシフ氏に、年月を感じましたが、彼の大好きなベーゼンドルファーのピアノで奏でられる音があまりにまろやかで、うっとりしました。 そして、前の方の席に、ピアニストの仲道郁代さんや、ギタリストの荘村清志さんの姿も!やっぱり、プロの演奏家も聴きたいアーティストなんだな、シフは!と感激したのでした。 アンコールの多さにも感動!さすがにもう終わりか、と退席する人も出るところで、やおらシフ氏がピアノ前に座り、立ちかけた観客が慌ててまた座る、ということが何度か続き、全部で6回も、アンコールだけで1時間くらい弾いてくれたのでした。サービス精神も最高なシフ氏でした。 2017年3月20日 <ピアノの音色> 今までいろいろな生徒さんに、いろいろなレッスンをしてきましたが、先日は今までにないレッスン(?)をしました。 ピアノを聴かせてほしいという方がいて、自分は体調の都合もあって今は練習したりする気になれないけれど、聴くだけでも楽しいということで、私がその方の代わりに弾いたわけで、レッスンという程のものでもないですね。 よく名曲アルバムに入っているような、発表会で弾かれる曲を少しと、世代にあわせてビートルズやカーペンターズを少し選んでみましたが、久しぶりに弾くとやっぱりビートルズやカーペンターズはいいなあ、格調高いというか、弾いていて心に沁みるハーモニーだなあと思いました。 今の子供さんたちはこういう曲は知らないので、弾きたいと言う子も現れず、このまま忘れさられていくのかと寂しい気がします。 その方には喜んでいただけて、やっぱりピアノの音色はいいですね、ギターも好きなんだけども、やはり生の音を聴くのはいい、とおっしゃって、また少しずつでも弾いてみたい気になったとのことでした。 音楽には人を元気にする力があるよね〜!と改めて感じた日でした。 2017年3月11日 <振り返って思い出す日> 3月11日。何日か前からいろいろな番組で、震災についての特集が組まれましたね。 それぞれが、どこで、どんな状況で体験したかで思い出すことも違ってきます。 教室で生徒さんが出欠シールを11日の欄に貼るのを見つつ、あの日もレッスンがあったことを思い出しました。 自分自身が外出先だったので、電車が止まってレッスンに間に合わなくなり、なんとかレッスンのキャンセルを生徒さんに伝えようと公衆電話を捜したことや、訳もわからずひたすら線路に沿って歩いたこと、家に帰るまで惨状を知らなくて、テレビをつけてびっくりしたことなど。 そして、呆然としているところにピンポーンとチャイムがなって、連絡のつかなかった生徒さんとお母さまが来られて、「あの〜、こんな時でよくわからないんですけど、レッスンはあるんでしょうか?」とおっしゃったのが妙におかしくて笑ってしまったこと。 地震で止まったガスを復旧するのは自分でやらなくてはいけないと知らず、「暖房が使えなくてすみませんが」ととりあえずレッスンはしました。なんとか、できることはいつも通りにしなくては、と皆が平常を取り戻そうと努力したことと思います。あれから6年・・・合掌。 2017年2月27日 <名曲を弾きたいけれど> また、発表会に向けての選曲のシーズンになりました。 手持ちの曲集ではマンネリになってしまうので、楽器店で何冊も新たに仕入れて、家でいいのがないか探す毎日です。 昔からの発表会向け名曲集ではなく、現代の作曲家の新作を集めた曲集もたくさん出ています。 こういうのを先生たちが選んで生徒に弾かせていかないと、せっかく素敵な曲があっても知られずに消えていってしまいますよね。易しい曲でも、面白い響きの音やリズムが入っていて、生徒さんに弾いてもらいたいものがいくつか見つかりました。 一方で、いわゆる名曲を、ものすごく簡単にしてハ長調など弾きやすい調にして、しかも、さわりの部分でおしまい、というものにはびっくりしました。え?ここで終わり?という大胆な簡略化に、さすがにこれは発表会では弾かせたくないなと思いました。本当の曲を知っていて、簡単なのを弾くのはいいですが、こどもがこれを弾いたら、そういうものなのかと勘違いして、自分は弾けたと思いかねないです。オーケストラ作品など、ピアノでない作品の簡単版は、曲を知るいい機会なので取り入れてもいいなと思うけれど、ピアノの作品は、簡単にしたりせず弾けるときがきたら弾いてもらおう、と思いました。 2017年2月20日 <まだ春が来ない> 二月になって、暖かい日は、春ってこんな感じだったなあ、と嬉しくなることも多いですね。 それに、長かった受験勉強を経て、中学受験、高校受験、大学受験とだんだん結果が出て、すっかり解放された気分の人も多いでしょう。 が、しかし、大学は特にまだ、終わってない。道半ば、もしくはもう浪人決まり!という人と、とっくに合格しちゃって運転免許やバイトもやってます、という人の差がすごいのです。 わかってはいても、終わっている人がいると思うのがつらい。 我が家もまだ、むしろこれからが本番、と思いつつも、長い、長すぎる,早く終われ、という溜息が入り混じった気持ちで、落ち着かない日々です。 塾の自習室の人の数が目に見えて減っていくそうで、ああ、もう受験終わりつつあるんだな、と本人は実感するそうです。帰宅時、暗い顔だったらどうしよう、と家族も気をもむ日々です。 2017年2月10日 <信じて飛ぶ> この間、コーヒーを入れようとしていた夫が、「オレ天才かも!いっつもぴったり3の目盛りのところに水入れることができてる!」と言うので、「それなら私も、ご飯炊くとき炊飯釜の2のところに毎回ぴったり入れられるけど。」と返しました。 そう、毎回のように同じ分量を量っていると、大体覚えてしまうんですよね。なんでこんなことを書いているかというと、「どうやってピアノの端っこの鍵盤に飛ぶんですか?」とある人に質問されたからです。 ゆっくりなら、鍵盤の黒鍵と白鍵の凹凸に手を置くことで大体の場所がわかります。本当に、ピアノを発明した人は素晴らしいです。よくぞ黒鍵を2つと3つにわけて、白鍵より高い位置に置いてくれました!そのおかげでどの鍵盤に触っているかが見なくてもわかるのですから。 でも、速く飛ぶときは、信じて飛ぶしかありません。数えきれないほど鍵盤に触ってきた、その腕の移動の感覚を信じるしかないですね。これを、全ての演奏でやっている辻井伸行さんや梯剛之さんはすごいです。 2017年1月31日 <陥りやすい勘違い> ある日、レッスンにやってきたMちゃんとNくん。このところ、お母さんに見てもらわずに、自分たちだけで宿題を弾いてくるようにしています。ちゃんと正しく弾けていて、お母さんもつきっきりで練習を見ていなくていいので、だいぶ楽になったとのこと。この日も、宿題よく弾けているかな?と覗き込むと、あれ?妙な指番号が。突然1のつぎに5がきていたりして、これで弾いたら音もめちゃくちゃになるはずです。 「この指で弾いてきたの?」と尋ねると、困ったように頷いています。 どうやら、初めのころドレミファソの場所で弾くことが多かったので、ドは1、レは2、というように音と指番号を結びつけて覚えてしまったようです。 だんだん曲が進んで、ドレミファソ以外のところで弾く曲になっても、ソは5、のように考えてしまったんですね。今回は、指も音もおかしかったので、正しい指を私が書いて、もう一度弾きなおすように言いましたが、この勘違いを直すには、いろいろなポジションに指をおいて、今どの指がどの音にいるのかを自分で考える練習が必要でしょう。二人にどんなプリントを書いて課題としてやらせるか、いいアイディアがないか目下悩み中。 2017年1月21日 <時間切れ> いつも元気よくレッスン室に入ってくるK君は、まず出席シールを選ぶところでかなり時間を使ってしまい、レッスンの終わりの方で時間が足りなくなります。音楽クイズの教材が気に入っていて、「今日はクイズできる?」と始めに聞くので、「それはK君がテキパキやれたらね」と私が答えるのを毎回繰り返しているのですが、今回もまたシールのハコをひっくり返したり、お気に入りのシールをかくしたり、かなり時間をロスしました。なんとか宿題の曲の最後のところを弾いていると、もう次の人がチャイムを鳴らすので慌ててレッスンを終わりにしなくてはなりません。本当は、マラカスや鈴やギロなど、楽器を鳴らしたり歌ったりもしたかったのですが時間切れ。名残惜しそうに楽器をながめながら、「時間なかった」というのですが、 脱線しないで課題に取り組んでくれればできたのにね。懲りずに毎回同じ風景になるので、次こそ頼むよ、K君! 2017年1月10日 <もうすぐセンター試験> 新しい年が始まり、今日から学校が始まったようですね。 レッスンもスタートしましたが、やはり年末年始お出かけも多かったのか、譜読みも怪しくなりレベルが下がってしまっている人が多いので、元に戻すのにしばらくかかりそうです。 ところで、今週末はセンター試験。この時期は全国的に寒波がやってくることが多いので、関東は晴れのようですが、雪の多い地域のご家庭は心配でしょうね。 受けるのはこども本人でも、やはり体調管理や、寝過ごさないかとか、持ち物などで抜かりはないか親も心配です。注意事項をチェックしていると、意外と知らなかったことがありました。HB以上の鉛筆と指定があったり、定規不可、目覚まし型の時計は不可とか、英文字などのプリントしてある服は、場合によっては脱いでもらうことあり、だそうです。 しかし、たいていのトレーナーは何かしら英文字(まさか日本語ってことはないので)がプリントしてあるので、意外と無地がないなあ、どの程度の文字がダメなんだろう、THINK OTHERS ぐらいの英語は受験生にとって何のヒントにもならないと思うので問題ないのでは、などと考えてみたり。 あと、受験番号はもちろんですが、なんの科目を回答するのかマークし忘れると0点など問題を解く以前の落とし穴がいろいろありそうで、心配はつきません。無事、元気に終わってくれるといいのですが。 2017年1月1日 <謹賀新年> また新しい一年がスタートしましたね、天気も穏やかで、いいスタートです。 帰省している人が多いせいか、近所の道路がひっそりとして、車の数もぐっと少ないのを感じます。 毎年、今年の目標を立てる人も多いと思いますが、昨年私が立てたうちの一つ、録画も含めて30本映画を観る、という目標は10本くらいしか達成できませんでした。 どうせ達成できないことが多いので、最初から、あまり大事でない、プチ目標を立てることが増えてきています。それでも一応目標に設定することで、映画も観に行こう、と思うようになって、3本映画館で観たのは上出来でした。美術館などに出かけたのも今までにない取り組みでした。 ピアノについても何かテーマを持って練習した方がいいので、今年はラフマニノフ、ラヴェルあたりの曲にチャレンジしてレパートリーを広げてみようと思います。生徒さんたちも、新しい気持ちで練習に取り組んでくれるといいのですが。
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