西武新宿線「武蔵関」「上石神井」「吉祥寺」 さとうピアノ教室 TEL 03-3929-3705 |
教室のHPへようこそ
武蔵関で ピアノ教室を開いています。 幼稚園年中さんぐらいからシニアの方まで そのときどきでいろいろな方が ピアノを学んでいます。
誰もがピアノに興味をもつわけではありません。 ピアノを弾いてみたいと思うあなたは それだけでピアノに向いているのです。 せっかく始めたのだから、ピアノが一生の趣味になり、 あなたの特技になるようお手伝いしたいと思います。 平日4時以降のレッスン枠が埋まっていましたが、また少し空きができました!
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<時々、一言のコーナー > 日々のだけでなく、身の周りのできごとへの感想なども、思いついたら入れていこうかなとおもいます。 ツイッターもブログもやっていないので、ここでつぶやくことに。 2024年11月18日 <いつの写真ですか> コンサートのチラシや、講座の講師紹介の写真を見ていて、そのあとご本人が登場すると、「ええっ?」と写真を二度見してしまうことがあります。アイドルや俳優にこんなことはありえないと思いますが、たまに選挙ポスターでも起こりますね。いったいいつの写真を載せているのか問題ですね。 特に音楽講座などを聞きに行って講師の写真を見ていると、何年、いや何十年も更新していない?というほどご本人と違っていることがあります。ピアニストにもよくあることで、芸術家なので自分の外見にはあまり頓着しないんだな〜、と勝手に推察しております。デビューの頃さわやかな青年として人気だったかたに限って髪の毛生やし放題、または謎のマッシュルームカットになることも多く、なんで音楽家にマッシュルームカットが好まれるのかいつか知りたい。 そんなことを考えていて、「あれ、私もプロフィール写真を一度も変えていないな」と気が付きました。 本人とわからないほど変わってはいないと思いますが、ちょっと古すぎるのでこの際更新しておきました。 昨年の発表会の飾り付けの前で撮った写真です。 2024年10月26日 <音楽にもジェンダーギャップ> 9月まで放送の朝ドラ「虎に翼」では日本で女性初の弁護士、判事として活躍する主人公が描かれて、まず法律を学ぶ学校に入るところから苦労が始まっていましたね。 同じく大河ドラマ「光る君へ」でも女性は家に従ずるものとして、聡明な女性でも活躍の場が与えられずに 悶々としますが、それを描く脚本家は大石静香さん、そして音楽担当は冬野ユミさんで活躍されています。最近でこそ指揮者や作曲家も女性が増えていますが、それでもオケの団員の中の男女比は圧倒的に男性多数です。 クラシックの作曲家でも、ピアノに関して女性の作品を弾くことは珍しく、メンデルスゾーンの妹ファニー・メンデルスゾーンのノクターンくらいは名曲集にのっていたり、「乙女の祈り」のパダジェフスカなら知っていましたが、今年になってクララ・シューマンの曲集を弾いています。 ロベルト・シューマンとの大恋愛や、天才ピアニストとして名を馳せていましたので名前は有名でも、演奏会でとりあげられることは少なく、私も藤田真央さんが弾いているのを聴いて、こんな素敵な曲をかいているのかと急いで楽譜を買いました。 ロベルトの曲の中にもクララのテーマだの、クララの曲の引用だの出てくることがあるので、互いに影響しあっていたのは間違いないでしょう。 何曲か弾いてみると、ドイツらしさというかしっかり構築された音楽という感じがしますし、夫と似た憂いのあるメロディーとか、すごい才能の作曲家だったんだなと感じます。 その彼女でも、当時(19世紀)女性が作曲家になることは世間に認められず正当に評価してもらえなかったために途中で作曲を断念したとあるので、長い道のりを経てようやく女性が作曲の世界でも活躍できるようになってきているということですね。 ピアノをこんなに長く弾いていても、まだまだ無限にレパートリーは広がっているので楽しみです。 2024年10月9日 <自分の演奏を客観的に見る> 先日私が習っているチェロ教室の発表会がありました。 あまり気が進まなかったのですが、アンサンブルなのでメンバーが欠けてしまうと他の方にも影響があるので参加することにして練習して臨みました。 まあ大体弾けているし、特に誰かを呼んでいるわけでもないので当日の朝まで気楽に考えていました。 午前中のリハーサルで、実際の舞台上にあがっていざ弾いてみると、周りの人の音がよく聞こえません。 音が前に飛んでいってしまうので、まるで自分だけが弾いているような気さえしてきて、周りと合っているのか不安になってきました。 午後の本番まで時間があったのでいったん帰宅し、先ほど舞台上でスマホで録音したものを聴いてみて、自分が思っていた響きと全然違うのに愕然。 音は安定しないし、眠たげな音といいますか、ちっとも出したい音になっていない!一緒に弾いている先生のチェロだけがやたらと輝いて聞こえて、「こんなに下手なの・・・・」とショック。 突然そこから猛練習を始め、再度出かけるまでの2時間近く弾いては録音して聴き直し、また弾いて、と繰り返しました。今までこんなに長く練習したことがないので、すっかり弦を抑える左手が疲れてしまい、「このままでは手を痛めて本番弾けないかも」と思うほど。 本番はできるだけはっきりした音で響かせようと頑張りましたが、後ほどビデオで確認するとまあまあ、という感じ。 つくづく感じたのは、舞台の上での響きは練習室とは別物なので、舞台での自分の演奏を見てみることは本当の自分の状態を知ること。 ピアノの発表会もそういう貴重な機会なので、生徒さんたちにもぜひたくさん出てほしいと思います。 2024年9月26日 <音感も鍛えるもの> よく天才少年少女の特集に出てくるものに絶対音感がありますね。最近はいろいろな分野で天才ぶりを発揮するちびっこが多すぎて、絶対音感ではもはや古典的で取り上げられない気もしますが、でもやはりあれば素晴らしいギフトということになりますね。 ギフテッド、という言葉は生まれ持った先天的な才能を意味しますが、絶対音感は誰でも条件がそろえば身に着けられる可能性が高いのでギフトには当たらないかもしれません。 そして、絶対音感にもいろいろなレベルがあるので、簡単な音ならわかる、白鍵だけならわかる、黒鍵もわかる、一度にたくさんの音が鳴ってもわかる、などきりがないですが、でもやはり日々の積み重ねで鍛えていけるものだな〜、という感じがします。 教室では曲を弾く以外にソルフェージュの一環として、正しい音程で視唱を取り入れています。 高い音が出てくると生徒さんとともに「げっ、出ない」と声を張り上げて歌っていますが、ドの音を出して、とかソの音を出して、と言われて声にしてみて、「高いよ」とか、「低いよ」と直されつつ正しい音程を記憶に染み込ませていくのは大事だな、と思います。 このごろ聴音クイズで音の羅列を聞かせて書き取らせると、かなりの生徒さんが一度で正しく聞き取れているなと実感しているからです。 もっと難しい聴音になったらわかりませんが、今のところ視唱の成果は確実に出ている気がして嬉しいです。 2024年9月11日 <今まで知らなかったこと> 最近お風呂の湯量が少しづつ減っているのではないか?と気になって、じっと水面を見つめてみたり、チョロチョロと言うかすかな音に耳を澄ませてみたり、栓が閉まっていないのかと何度も外して中を見てみたり。そして、やはり何かがおかしい、と決心し修理を依頼しました。 業者の方は最初「大丈夫そうですよ。」と言っていたのですが、少しだけ水をためてしばらく眺めていたのち「漏れてますね。」 栓とか中のワイヤーを交換するので外してみて、「ああ、パッキンがぼろぼろになっていますね、それにワイヤーも錆びています。」だそうで、でもまだバスタブを替えてから5年しかたっていないのですが・・・と言うと、「普段お風呂の掃除に何を使っていますか?風呂水○○とか使っていませんか?」 え、ずっと使っているけどそれが何か?と慌てる私。 かなりパッキンを痛めてしまうそうで、あと、パイプ○○なども金属にかからないようによく洗い流す必要があるそうです。 そんなばかな・・・とあらためて箱の注意書きをみてみたら、入れるときは風呂栓に当たらないように避けること、洗面器などに入れてよく溶かしてから、入れたら素早く全体をよくかきまぜること、ちゃんと書いてありました!いや、それ知っている人少ないと思いますよ、錠剤があったらポトンと入れるでしょう、そこを疑う人はなかなかいないのでは? 知らないことは恐ろしいですね、ほぼ毎日[m1] まさに風呂栓めがけて投入しつづけて、お風呂の寿命を縮めていたなんで・・・。 まだまだ他にも知らずに間違ったことをしている気がしてきました。 2024年8月27日 <記憶に残る教え> 先日新聞のコラムに載っていたのですが、指揮者の佐渡裕さんがピアノ教室で曲を弾き始めてすぐに間違えてしまい、やり直そうとしたら先生に制止されたそうです。 「音楽というのは一回きりだ。それだけ覚えてもう帰りなさい。」と言われたそうで、忘れられない出来事だったとのこと。 それは確かに忘れられないでしょう、一回ミスしたら弾き直しさせてもらえず帰りなさい、と言われたわけですから、家にも帰りづらかったことでしょうし、おうちのひとも「え?もう帰ってきたの?」と驚いたことと思います。これができる、というのはそれだけ先生への尊敬と信頼があったからだし、先生側も、この生徒さんは本気で音楽を目指していく人だ、という気持ちがあったからだと思われます。 そして、この事が先生とのレッスンの一番の思い出になったのではないでしょうか。 佐渡氏もそこからさらに考えを深めて「明日は違うお客さんになる。練習は今日この瞬間だけのためになる。」と教えているそうなので、もしあのとき普通に弾き直して丸をもらっていたら全く記憶には残らなかったでしょうね。 しみじみ、優れた指導者の教えとは・・・と感じ入りました。そんな緊張感のあるレッスンは私にできているだろうか、いや、できていない(古文の現代語訳風に)。 将来私の生徒さんが覚えていてくれることって何だろう?たいていの注意は忘れてしまって、雨の日にはお菓子をもらえたっけ、などと思うのかもしれません。 2024年8月15日 <旅先で災害にあったら> このところ線状降水帯などの大雨、浸水被害や台風など、さらにかなり大きな地震もあったりして、なんだか不安になりますね。 今まさに関東地方にも台風接近中とのことで、飛ばされそうなものを家の中に入れたり、レッスンも別の日に振り替えたりしました。 先週は大分県をレンタカーで回りながら観光しましたが、天気もよく泊まった宿も食事がおいしく、旅を満喫できましたが、途中で緊急地震速報がカーナビに入り、フォンフォン鳴るのでびっくりしました。 とりあえず路肩に駐車すると、確かに地面がグラグラ揺れていて、収まった後スマホで調べると宮崎県沖で地震と出ていました。 大分は震度3くらいでしたがどうしたらいいかと考えていると何やらスピーカーの音声が呼びかけています。「ただいま地震がありました。津波情報を確認して、避難してください、身の安全を図ってください」という感じの内容でしたが、ちょうど海抜3メートルくらいの土地で、慌てて津波の危険があるのかチェックしましたが、幸い大丈夫そうでした。 なんとなくまた運転再開して旅行を続けましたが、「もし津波がきます」だったらどうしたらよかったのか・・・車を路肩に止めて近くに見えるビルに駆け込むしかないよね、などと家族で話しましたが、実際の場面だと”正常性バイアス“がかかってしまって、たいしたことではない、逃げるほどではない、と思いたくなるものだな、と実感しました。よく晴れた空で、壊れた建物もない、海も見えない、となると危険な感じゼロなんですよね。 能登半島地震のときも旅行者たちがどこに避難したらいいかわからず困った話をテレビで見ましたが、の今回は無事だったものの慣れない土地で災害にあう可能性も心に留めておかないと、と思いました。 ちなみに帰りの新幹線も神奈川県の地震で緊急停止し、2時間半遅れてなんとか東京にたどり着きました。これもまた、終電がなくなるぎりぎりで危なかったです。 2024年8月2日 <パリオリンピック> 早くもオリンピック開幕から一週間、いろいろな競技が繰り広げられていますね。 時差の影響で夕方から夜、夜中に行われていることが多いので、夜中にがばっと起き上がってスマホで結果をチェックする、なんて日々が続いています。朝はいろいろな番組を録画して、編集しながらDVDにダビングしていっています。毎回オリンピックの特集のDVDを自作するのが趣味なので、新聞のいい写真なども切り抜いて取っておいています。 メダルを取るのと取らないのでは扱われ方も全然違うので、3位決定戦敗退とか、4位入賞の選手の心中は察して余りありますね。特にマイナーと言われる競技の選手にとっては、メダルを取って注目してもらうことでスポンサーがついたり、新しく始める人たちが増えるなどの大きな効果があることでしょう。 前半ではBMXの中村輪夢選手に注目していたので予選から見ていましたが、スケボーはどんどん新しく選手が出てきているのにBMXは日本人中村選手ひとりだけのエントリーで、厳しい環境の中で戦っているんだなと応援したくなりました。世界初の技もいくつも成功させたのにもう一つ点が出ずメダルを逃しましたが、放送を見たたくさんの人たちの中からやってみようかな、と思う人が出てくるといいですね。 私もやってみたいくらいですが、およびじゃないのでやめときます。後半はブレイキンとトランポリン、ボルダリング、リレーなどに注目しております! 2024年7月29日 <猛暑の夏休み> 梅雨が明けてからというもの、本当に毎日暑くて命の危険を感じる毎日が続いています。 今年は雷雨もすごいですね、空が暗くなってきたな、と眺めているうちに稲光が見えて、これはマズイと自転車を漕ぐうちにもうザーザー降りだしずぶ濡れになったり。 発表会前の最終確認に来ていた生徒さんたちが、あまりの雷の近さと激しい雨で帰れなくなり、しばらく教室内で待機してもらったこともありました。天気の変化が激しいですよね。 昼間にスーパーなどに買い物に行くとお客さんが少なくてびっくりします。皆さんきっと朝早くとか夕方に買い出しに行くのでしょうね。 出かける気がしないので、家でパリオリンピックの中継や速報を楽しみに過ごしています。 昨晩はスケボーストリート女子の試合に盛り上がりました。 涼しくなるまで、おうちの中で楽しく過ごしていくしかないですね。 2024年7月15日 <無事発表会終わりました> 先週まで焦っていたのが遠い昔のよう、発表会が無事終わってほぼ一週間レッスンもなく、あちこちのバーゲンに出かけてみたり家の片づけをしたり、昨日は鈴木雅之のコンサートを満喫してきました! だいぶリフレッシュできたし、また教材を進めていくレッスンに戻ります。 終わってみてつくづく感じたのは、直前にできたものは身になっていないということです。 曲の仕上げが遅れて、臨時レッスンなどもたくさんしてぎりぎりに弾けるようになったところは、本番では弾けないことが多く、間違っている箇所を直前に直したとしても、本番はまた間違えて弾いてしまう人が多かったです。 舞台袖でも最後に生徒さんにミスしやすいところを念押ししたりして送り出しましたが、やっぱり間違えて弾いてしまい、アドバイスしても無駄だったかもしれません。 緊張しているひとに横からあれこれ注意しても、“聞いちゃいない”ってことですね。 そして、暗譜はせめて一か月前までにしておかないと記憶にしっかり定着しないです。 付け焼き刃は効かないな、と改めて思いました。 2024年7月3日 <よりによって今・・・> 前回の書き込みからずいぶん日が空きましたが、その間いろいろな雑用もありましたが、主に臨時レッスンがたくさん入り忙しくしていました。 通常のスケジュールの隙間に無理やり臨時にレッスン枠を作って入れていたので、当然レッスンが連億して、終わるとどっと疲れてしまいました。 もうすぐ本番、終われば晴れ晴れした気分で少しはのんびりできそうですが、今まで特に問題なかった生徒さんが最後のレッスンで突然調子悪くなり、やたらと滑ってしまいフレーズが弾けないとか、両手がずれるとか、聴いていてこちらも焦ってしまい、どうしたらあと数日で調子を取り戻せるか悶々とするわけです。同じ曲ばかりある程度のスピードで弾き続けていると起こりがちな問題ですが、本番直前のこの不調はどうしたものか、例えれば紅白歌合戦直前声がかすれるとか、ボクサーが軽量直前体重が落ち切らなかったとか、程度は違えど私も同じように焦っております。 どういうリズム練習と部分練習で、崩れたフレーズをまた弾けるようにするか、今週いっぱいは悩みそうです。 そして、発表会は別れの時でもあります。忙しくてもうピアノを続けられない、となったときに発表会までは頑張ろう、と通ってきてくれた生徒さんたちが今年も数名卒業予定です。悔いのない演奏で締めくくれるといいのですが。 2024年6月11日 <ポップスを弾く難しさ> 教室の発表会では一部でクラシックのソロ、二部では小学生以下は連弾、中学生からはポップスのソロを弾くことになっています。 6年生ともなればかなりリズムなども難しい、速い曲の連弾を弾いたりするので、中1になりソロで弾くことになっても大丈夫だろう、と安易に考えていました。 やはり、連弾とソロではだいぶ勝手が違ったようで、自分だけでポップスのメロディーと伴奏を弾くとなると、音の数がかなり増えてきます。 クラシックではそこまではっきりメロディーと伴奏がわかれているわけではなく、両手でいろいろなハーモニーを聴かせるのに対して、ポップスだとボーカル部分と、バンドの音全般を再現するため、ビートを利かせつつコード音をたくさん弾くことになります。 初級アレンジならもっと音数は少ないですが、中学生以上だとやはり聴き映えのする中上級アレンジの楽譜を選びたくなり、動画で確認して「おお、かっこいい!」などと喜んで購入するわけです。 そしていざ練習を始めると、いつまでたっても弾けない、クラシック曲のほうは進んでいるのにポップスは半分も弾けない、後半手つかずだったりして、これはいったい?と慌てることに。 どうして弾いて来ないのか尋ねると、リズムがわからない、和音の音が多すぎて音が取れない、などいろいろな問題があったようで、クラシック曲なら結構すいすい弾いてくるのに、ポップスの楽譜に慣れていなかったからですね。 急いで音を減らしたり、伴奏の音域を狭くしたりして弾きやすく変更に変更を重ね、毎回レッスンでは修正テープ片手に、「はい、弾きにくいところはどこ?」と音符を消して書き直しまくっています。 こんなことなら、もっと簡単なアレンジにしておくんだったと後悔しております。 2024年5月30日 <いろいろなレッスングッズ> 教室にはいろいろな年代の生徒さんがいますが、小さいと手が小さく、指もまだふにゃふにゃしているので大人用のピアノの鍵盤を押すのは大変です。 正しい手の形で弾けるようにしたいですが、初めのうちは指を別々に動かすだけで大変なので、形うんぬんは後回しになってしまいます。 時間がかかっても少しずつピアノを弾く手にしていくために、結構いろいろなグッズが販売されているので買ってためしてみたりしています。 ピアノ用というより、リハビリ用のグッズだと思いますが、低反発のボールや、たまご型、ドーナツ型のものを握りしめて握力をつけたり、シリコンのバンドに5本の指を入れるわっかがあるのでそこに指を通して全体を押し広げる運動をするものなど。 なかでも、トランペットみたいにピストンを4本の指でそれぞれ押して各指の力を鍛えるものはかつて教室でも推奨して各自購入してもらいました。 ですが、大人でも結構押すのに力がいって、小さい手の子には押しづらいかな、という感想です。おうちでも時々使ってね、と言いましたが、果たして今も使ってくれているでしょうか。 もっと気軽に、弱い力でもしやすいもの、と探していて、やわらかいヘアゴムや、クリップなど100均で見つけました。キッチンスケールなども指の力を計るのにちょうどいいので、これらを使って、ちょっとレッスン中に指の力を鍛えるエクササイズをしようかな、と考え中です。 2024年5月12日 <痛いけどカッコいいグリッサンド> ピアノを習っていない人からすると、ピアノ弾ける人はみんなあのダララ〜〜!って鍵盤を滑らせるやつできるんでしょ?と思うかもしれませんが、とんでもない! クラシックを何年も習っていてもそうそうグリッサンド奏法が出てくることはないし、普段のテクニックとしてグリッサンドを習うことはありません。 ユーチューバーの人たちがかっこよくヒット曲など弾きながら縦横無尽にグリッサンドしているのを見ると、やってみたい!と思いますよね。 私もそう思うので自分であれこれ工夫して、どうすれば痛くないか、親指がいいか、真ん中の指がいいか、いや、むしろ手のひらで弾くと痛くないな、など場面に応じて試していますが、今は動画で説明してくれるものがたくさんあって助かります! 基本としては、右手の上りなら2,3、4,の指をそろえて、下りは親指で。左手は逆ですね。 そしてできるだけ指を寝かせて、爪の堅いところが当たるよう角度を研究しましょう、爪の皮のところに絶対当てないよう気を付けることが大切です。 生徒さんにも曲で出てきて慌てないように、レッスン中時間があるときに教えておこうかなと考え中です。 2024年5月3日 <ラップを音にするのって初めて> 今年よく耳にしているBling- Bang- Bang- Born。 一度聴いたら頭から離れないと言いますか、不思議なラップの歌詞と楽しいリズムの曲ですね! 生徒さんのリクエストで楽譜を探して弾き始めていますが、なかなかちょうどいい感じのレベルのものがなくて、いろいろな楽譜を見比べながらいいとこどりをして書き直しています。 ピアノのテクニックの中でも同音連打はもっとも厄介な一つですが、この曲のラップの部分に同じ音が早口で繰り返されているので、弾くのがすごく難しいです。 腕自慢のYoutuberたちが動画をあげていますが、やはりラップのところの音をどう表現するか苦労していますね、抑揚があるので音に高低をどうつけて音符にするかが腕のみせどころです。 本当は自分が歌って、それに伴奏をつけるのが一番正しいと思いますが、なんとか原曲イ短調をべースにして両手で同音を分担させることで弾きやすくしようかな、などと試行錯誤中です。 楽器で演奏するには不向きの曲ではありますが、挑戦したくなる面白さですよね。 少しでも原曲に近い雰囲気に聞こえるといいのですが。 2024年4月21日 <昔に戻りたい?> あっという間に新年度が始まり、生徒さんたちの学年も一つ上がりました。今は発表会の曲の練習に各自励んでいます。 この頃ドラマなどで昔の様子を見ることが多くて、『不適切にもほどがある』ではバスの中での喫煙、スケバンスタイル、セクハラ発言や体罰OKの先生など、今から見ると滑稽なくらい変なことが多かった時代だったなと思い出しました(妙に活気はありまし。あの頃の日本は元気だった、と言われても、戻りたくないですね。 そのあと見だした『光る君へ』や、『虎に翼』でも、これでもかと理不尽なことが多くて、なんだかんだ不満はありつつも現代は少しづつ課題を解決しながら進歩してきた結晶なのねと感じました。 そう言えば、バックトゥザフューチャーの映画ができるまでの脚本家や監督や出演者のインタビューをまとめた番組を見ましたが、ロレイン役の女優さんが、「過去に戻ってみたら、そんなに昔って良くなかったわ、と気が付くと思う」というような発言をしていたのが印象的でした。 もし戻れるならいつに戻りたい?なんてしょうもない質問を友達としていたものですが、タイムスリップはできてもしなくていいわ、とどうでもいい結論でした。はい。 2024年4月4日 <千と千尋の神隠し> 3月末から4月始めのこの時期は教室も春休みでレッスンがないので、ひょんなことからチケットが手に入って千と千尋の舞台を観てきました。NHKで、舞台を作り上げていく過程での監督や俳優や舞台美術の人たちの奮闘を取り上げていたのを見て期待していました。 実際に観て、期待以上、映画の世界そのものを、CGなどではなく生身の人間たちで表現しているのが素晴らしかったです。日本の伝統芸能も取り入れているのだろうな、と思ったのは、いわゆる黒子的な俳優さんが、顔もかくさずひっきりなしにススワタリなどを操作して歩き回ったり、紫陽花の茂みを表現してたたずんでいたり、ハクの竜も棒の先に担いでいたり、舞台上にいるということ。 見えているけれどもいないものとして、釜爺のたくさんの手となっているところや、緑の顔だけ3つ並んでいる「かしら」になっているところとか、面白すぎて何度でも観たい! ロンドン公演も日本語で上演されるらしいですが、ブロードウェイやウェストエンドの舞台を日本でやることはたくさんありますが、その逆はとても珍しく、成功を祈ります。 2024年3月22日 <電子ピアノ進化> 昔はピアノを習うならピアノをまず買うしかなかったのですが、電子ピアノやキーボードが現れてからはおうちの事情にもより電子ピアノを購入する方が増えています。 見た目はピアノでも、中身はだいぶピアノのタッチ感や音の微妙な表現と異なっていたのが、どうやらこのところすごい進化を遂げてきているらしいのです。 ヤマハ、カワイ、ROLAND、カシオの4社がほぼ占めていると思いますが、各社が音源や鍵盤やスピーカーの工夫にしのぎを削っているらしく、最近いろいろなおすすめモデルを紹介しているYoutubeチャンネルを見たりしています。 ピアノを弾いたことがない場合、自分で選ぶのはなかなか難しいでしょうから、店員さんに教えてもらって、値段でだいたいのランクがわかるのでそれで決める、ということが多いと思います。 ただ、教える側としては、学習者用の、できるだけピアノに近いものを選んでほしいです。そうでないと、教室で一生懸命教えたことが、おうちの電子ピアノでは再現できないということになってしまいます。 エントリーモデルの背の低いアップライトピアノよりいい音かも、というところまで来ている電子ピアノ最上位機種から、初心者向けの機種まで、その特徴を弾き比べながら語ってくれているチャンネルは助かります。 とはいえ自分でも実感したいので、今度試弾しに行ってみようかなと思っています。 生徒さんに聞かれたら、おすすめ機種をいくつか挙げられるといいですよね。普段ピアノしか弾いていないので、電子ピアノを弾いたらどう感じるのか、自分でも知っておきたいです。 2024年3月10日 <ガーデンライト> 教室に通っている生徒さんの中には学童の後など比較的遅い時間に来る人もいますが、冬場は暗くなるのが早く、教室の玄関前の通路が暗いかな、と気になっていました。 そこでネットで検索してみると、ソーラー発電のガーデンライトがたくさん売られていて、なかには周りに光の模様を振りまくような楽しいものもあり、どれにしようか迷った末に、ガラスの丸いボールタイプを購入。ずっと前に買ったものはろくに光らず、やはり安かろう悪かろうなんだなと呆れた記憶があるので半信半疑で曇りの中外に出して、こんな弱い光では充電は無理だろうなと思っていたのですが! 暗くなって外を見てみたら、ガラスのボールたちがキラキラ輝いているではありませんか。 そこらへんを明るくするほどではありませんが、足元でかわいく反射して光る感じでとても気に入りました。何回も玄関から外を見ては「光ってるわ、まだ光ってる・・・」とつぶやいております。 嬉しくなって、違うタイプのものも追加で購入。あまり日当たりがよくないので、どこに置こうか試行錯誤しながら、楽しく光る通路をめざします。 追加購入したものが届いたので、こちらも早速。↓ 2024年2月27日 <弾いてと言われてすぐ弾けますか?> ピアノを習おうと思い立つとき、どんな風になりたいですか?と聞かれたら多くの人がこう答えます。 「そうですね、テレビとかで聞いた歌とかを、さらっと弾けるようになりたいです。」 習っているクラシック曲だけではなく、もうちょっと軽い、好きなアーティストの歌なども弾けたら自分も楽しいし、周りの人たちを喜ばせるのも多分こっち。 先日愉快なニュースが出ていました。無料の音楽会でアマチュアの人がピアノを演奏する予定が体調不良で当日欠席。中止せざるを得ないかと思われたが、たまたま近くでストリートピアノを弾いていた男性にお願いしたところ、快諾して暗譜で9曲も披露し拍手を浴びた。 胸がふさぐようなニュースの中で、なんて明るく、思わず笑顔になるニュースですね。 閲覧数が多いのも、きっと多くの人が、「自分ならとても無理。」とか、「引き受けるかな。」とか考えたからではないでしょうか? よく飛行機の中で、「この中でお医者様はいらっしゃいませんか?」と問いかけられうつむく乗客たちのシーンを見ますが、ちょっと私も「じゃあ私弾きます。」とも言えないです・・・だってほとんど暗譜で弾けるレパートリーがないので。いつも楽譜を見ながら次から次へと弾いていくだけで、しっかり暗譜していないので、楽譜さえあればまあ・・・とは思いますが、本当にこの男性はえらい!ストリートピアノを弾きに来ていた人がいたという幸運、担当者は思わず拝んだのではないでしょうか。 私もポップス何曲かはさっと弾けるようにはしておこうと思いました。 2024年2月16日 <久々の遊園地> 先日、近所の友人たちと西武園遊園地に行ってきました。 ネズミーランドにはるか昔行ったきりで本当に久しぶりです。 西武線の中でポスターをぼ〜っと見ていて、ふと、こんなに近くに住んでいるのに行かないなんてもったいない!という天の声がきこえてきたので早速実行しました。 大学休みだし、混んでいるかも、とやや焦りつつ開門前にゲートに着くと20人くらいの人が並んでいて、「これだけ?」と拍子抜け。 それでも一応「さあ皆さん、ゲートオープンまでカウントダウン!3、2、1!オープンで〜す!」という掛け声で中に入ると、もう夕日の丘商店街ではミュージカル的なものが始まっていてあせりました。だってお客が少なくて、キャストとめちゃくちゃ目が合うんですよ、ちょっと恥ずかしくなってウルトラマン・ザ・ライドの方に逃げました。どこも並ばずにほぼすぐ入れたり乗れたりで、久しぶりの回転系を全てやったので後でちょっと乗り物酔いになってしまいました。レトロな商店街のクオリティー高かったです。 とくにゴジラ・ザ・ライド良かった〜、楽しくて終わった後すぐまた並んで二回も見られて満足。 新しいところに行ってみるって刺激があっていいですね! 2024年2月8日 <ピアノ学習者向けYoutube> 毎年この時期になると、発表会の曲選びに取り掛かるのですが、POPS の曲選びの大変さはそれとして、クラシック曲の候補選びもとても大変です。 たくさんの発表会向け曲集が毎年出ていますが、レベル別に見てみると、似たような曲が並んでいて、中にはちょっと古臭く感じるものもあるし、弾かれすぎてマンネリなものもあります。とはいえ、弾く生徒さんは毎年違うのでその人にとっては初めての曲なわけで、生徒さんのレベルと好みと、プログラム全体としての脱マンネリを考えて知恵を絞るわけです。 とはいえピアノ曲は無限にありますし、幸いなことに新しく発表される曲集も多数あるので、せっかくなら新曲を取り入れて、私の知らないいい曲があれば自分も勉強したいです。 こんな時に頼りになるのがインターネットです。 検索すると毎年どんどん新たに発表会おすすめ曲を紹介するサイトができている気がします。 以前はおすすめ曲集を買い込んできてめくって探していたのが噓のよう。 演奏動画までついていて、生徒さんに選んでもらうときも私が弾かなくても一緒に動画を見て選べますからありがたいです。 検索していたら、ピアノのレッスンについてのYoutubeも増えているようです。実際の先生がおすすめ教材の紹介や、レッスンの進め方などについてコメントしていて、「いや〜助かるわ〜!」とチャンネル登録して見ています。 教室でのレッスンは自分一人での手探りですから、他の先生の意見や経験を聞ける機会が昔は本当に少なかったのが、気軽に動画で見られて、先生だけでなく生徒さんが見てもためになるアドバイスもあったりします。これは確かに動画視聴時間がついつい長くなるわけだわ、と納得。 2024年1月24日 <防災リュックの中身を点検> やろうやろうと思っていても後回しにしがちなのが防災用品の期限切れのチェック。 今回ついに重たいリュックを引っ張り出してきて中身をぶちまけてみました。見事に保存水も乾パンもチョコも飴も数年前に賞味期限切れ。あ〜なんてもったいないんでしょう、それでなくても食料自給率の低い国なのに、食べずに捨てるなんて!と思いましたが、水は植木の水やりに使い、乾パンはかびていたので廃棄。チョコは古くなると乳脂肪分が分離してポソポソの食感になるし、飴も、今あるものですら余りがちなので・・・。食品だけではなく、薬や歯磨き粉なども期限があるし、トイレの凝固剤も期限があります!10年などかなり長いのに、それでもすでに切れていました。一応水をビニール袋に入れて、凝固剤を入れて固まるか確認したらちゃんと固まっていたので、これはむげに捨てなくても取っておいてよさそうです。つくづく、使って補充していく備蓄に変えようと、評判のよい無印を訪れてカレーやスープ、ごはんなど買ってみました。今度は期限前に食べられるように、カレンダーアプリにリマインダーを入れておこうと思います。水も、わざわざ高い保存水にしなくても、半年に一度くらい入れ替えていけばいいんだなと思いました。薬や清潔用品もリュックの中のものを使って入れ替えるようにしていくつもりです。 それにしても、限界まで詰め込んでいたリュックが、漬物石のように重くて、ちょっと入れすぎていたかも。少し減らして、背負いやすくしました。 2024年1月12日 <新年は前向きな目標を持って> 2024年、始まりましたね。 今年は元旦いきなりの地震や羽田の痛ましい事故のニュースもあり、新年を祝う気持ちが一気にしぼんでしまった感がありますが、とりあえず自分にできることをしていくしかないですね。 まずは自分のうちの防災グッズの期限切れ(多分切れている)のチェックですね。 今回地震で自宅が倒壊するリスクを考えると、防災用品を家の中にしまっていていいのか、と悩み始め、外にストッカーを買って置くことを考え中。トイレの凝固剤や、カセットボンベで暖めるストーブなども買い足しました。 いつかは必ず来ると思って、備えておきたいですね。 2023年12月29日 <いよいよ今年の締めくくり> 帰省が始まったようで、町から人がぐんと減りましたね。 新幹線も大混雑予想で、ホームにスムーズに上がれないかもしれませんと脅かすようなメール配信がJRから来ました。 帰省する前に家の片づけとともに、年末年始の番組予約も忘れずにしておかないと。 紅白歌合戦は長年録画し続けているし、何と言ってもVIVANT一挙再放送があるので、初回録画し損ねた私はしっかり予約。そして、SASUKEはいつだっけかな?と調べていて27日すでに放送済みと知り「うわ〜っ!」と崩れ落ちました。うかつでした、もっと年末なのかと勘違いしていて、楽しみにしていたのに・・・でも大丈夫、見逃し配信がありました、しっかり今回のSASUKEも堪能しました。 ネットで、年末年始見たくない番組に紅白歌合戦もSASUKEも上がっていましたが、「もう飽きたから」だそうですが、長年見続けて出場者のSASUKE中心の人生を共に歩んでいるような錯覚にも襲われて、出場者とともに絶叫したり涙したり、面白かったです。 お正月には箱根駅伝も、芸能人格付けチェックもあるし、これも楽しみ〜。昔はかくし芸大会があって大好きでしたがあれ復活してくれないかな〜? ともあれ、皆さん楽しく年末年始お過ごしください。 2023年12月16日 <今年の漢字> 今年も、清水寺で今年の漢字が発表されましたね。 「税」ということでしたが、私はあまりぴんと来ませんでした。 誰が決めているのか、清水寺の一番偉いお坊さんが決めているのか?など謎だったのでネットで調べると、日本漢字能力検定協会が応募総数約15万票の中から最多得票の漢字を発表しているのですね、知りませんでした。この発表に先立って、町で「あなたの今年の漢字は?」とインタビューしているのを見ましたが、「喜」など明るい字を選ぶ人もいてちょっと嬉しかったです。 自分なら何かな〜?と考えて「外」にしました。 理由は、コロナがいったん落ち着いてみんなが外出し始めたこと、そして訪日外国人も増えたこと。 ちなみに、今年の2位は「暑」、3位は「戦」、4位は「虎」だそうです。 来年は平和の「和」が選ばれるような一年だといいですね。 2023年12月2日 <クリスマスツリー飾りました> いよいよ一年の締めくくりの月、12月がスタートしましたね。 カレンダーをめくって、ついに最後の一枚になったか、と改めてこの一年どうだったかな、と考えています。大人になって月日の過ぎるのが早いのは新しく経験することが少ないから、知っていることの繰り返しだと記憶に残らないのであっという間だと感じるとテレビで見ました。 私の場合、前述したようにオンライン英会話を始める目標をついに実践、今のところどんどん回数を積み重ねていろいろな先生と話しているのが新鮮です。今まで話したこともない国の人とつながって会話しているが不思議な気がして、まさに新しい体験中なので充実した気持ちになっています。 12月と言えばクリスマスの飾り付けが街で見かけられるようになってきて、迷いましたがうちも飾りました。自分で飾って自分で片づけるってのもなあ、でも飾れば生徒さんが喜んで見てくれるか、と一人黙々と作業。何種類かの色の飾りをもっているのですが、今年はピンクで統一しておしゃれな感じにできたかな。来年は違う色にしてみたいな、と思っております。 2023年11月16日 <縁の下の力持ち> やっと暑さが落ち着いて、エアコンも扇風機もしまえるな、と思ったら突然木枯らし一号が吹いて、今度は暖房をつける日々が始まりました。 近くの小学校では、にぎやかに音楽発表会の練習の音が響いています。生徒さんから何を演奏するか聞いているので、「お、これは5年生」とか思いながら耳を楽しませてもらっています。 レッスンに来たKちゃんに「どう?順調?」と聞いたら「いや〜、順調と言うか何と言うか…」と言うのでどうしたのかと思ったら、キーボード担当らしいのですが、何人も同じパートもいるし、同じキーボードを二人で使うらしく、下の音域で弾いていると、上の音域の人のほうが断然目立つらしく、自分が何をひいているのかよく聞こえないそうです。「ミスしても、他の音にかき消されて全くわからない」そうです。 わかるな〜その気持ち。 たくさんの人で演奏していたら、目立つ楽器と目立たない楽器がありますもんね〜、ソロのパートでもないと自分の音がよくわからないですよね。でも、お客さんの耳に聞こえていないわけではなく、かたまりとしていろいろな音が支えあっているわけです。 聞こえないからいいや、とみんながミス連発したら大変なことになりますから、目立たないところでもしっかり演奏がんばってほしいです。 2023年11月3日 <新年の抱負を覚えていますか?> もう11月、2023年も終わりが見えてきました。一年あっという間に過ぎますね。 お子さんたちのように学年があれば、しっかり行事なども記憶に刻まれるのでしょうが、大人の一年は何をしたか思い出せないことがほとんどです。今年の夏が暑かったのは覚えていますが、昨年はどうだったかは思い出せません。 お正月には一応大人も今年の抱負を決めてはみますが、毎年同じような目標で、しかも達成できる気がしないというか、達成する気もないというか・・・・。 しかし、今年はついにオンラインの英会話を始めることができ、新年の目標をぎりぎり達成です、10か月も悶々としつつ勇気が出ず、やっと始めてみたら、たくさんの日本人の方たちがとっくに始めていたことを知りました。学生さんたちも、試験対策や留学対策にも便利で強い味方ですよね、オンラインって本当に助かります。学校に通うとなったら時間もお金ももっとかかるし、夜や朝にレッスンするなんて無理ですからね。時差のおかげでいろいろな国の先生たちと会えて面白いです。 ピアノを教えています、と自己紹介するといろいろ質問され、「なんで日本の人はたくさんピアノを習っているのか?」と聞かれましたが、本当になんででしょうね? 親たちが、子供に音楽好きに育ってほしいと思うことや、ピアノ教室の数が他の楽器より圧倒的に多いことや、ピアノが脳の活動を刺激することなど一応説明してみましたが、これで良かったかな、と後からあれこれ考えてしまいました。日本語でも説明しづらいことを英語で言うのは本当に難しいですが、なかなかいい刺激になっています。 2023年10月22日 <伴奏はピアノ学習者のあこがれ> 学校の行事では合唱コンクールを始め、音楽会での合奏などでも鍵盤楽器が活躍しますね。 特にピアノは普通一台ですからやれる人は限られ、多数応募すればオーディションで決まるようです。 この季節は特にいろいろな生徒さんがおもむろに楽譜を取り出して、「先生、これオーディションまでに練習したいんですけど。」と言ってきます。 できれば簡単な楽譜であってほしい〜、と思いつつ見ると、明らかに今の生徒さんの教材より難しいことがほとんど。「え、これを今月中に?」とか「来週すぐオーディション?」とかこちらも焦りますが、「やっぱりやめた方がよかったかな・・・」とつぶやかれると、「いやいや、挑戦してみるのは大変良いことだし、これが弾けたら教材は楽に弾けるようになるからやってみよう!」となりレッスンまるまる伴奏練習に使うこともあります。 本人がやると決めたときは、一生懸命練習するからか、びっくりするぐらいあっという間に弾きこなしてくることが多く、聴いたこちらが目を丸くして「え・・・すごく上手!!」と驚くことも。 逆に、こんなにすぐ弾けるようになるなら、普段の宿題の弾き方はどういうこと?と問いただしたくもなりますが、やる気を出したときの子供の成長ってすごいよね〜、と感心しています。 2023年10月14日 <ユーミンライブ行ってきました> 先日初めてユーミンのコンサートに行ってきました。 学生の頃から好きなので、特に荒井由実の頃のアルバムは全部聴いているし、ユーミンになってからもかなりの間アルバムは聴いていました。ここ10年くらいはちょっと遠ざかっていたので曲がわかるか少し心配でしたが、コンサートが始まると懐かしい曲だらけで、感動してしまいました。 まわりは中高年大集合、と言う感じで、きっとみんな私のようにユーミンとともに青春を過ごしてきた人たちなんだろうなとしみじみ。 他にもたくさん好きなアーティストはいますが、こんなにほとんどの曲、しかもアルバムの中の曲を知っている人って他にはいない、なんでもっと早くチケットを取ろうとしなかったんだろう〜!と後悔。 初めてコンサートグッズまで買ってしまい、最新のアルバムも買って今も聞いております。 YouTubeでもライブ映像を見るとまたコンサートが思い出されてじーんときています。 久しぶりにときめいたわ〜、遅ればせながら世の中の推し活について理解できたのでした。 2023年9月30日 <運動会シーズン> もう九月も終わるというのに、暑い日が続いていますね。日中などは半袖で、クーラーも入れて過ごしています。そんな中でも季節は運動会シーズン、近くの小学校でも一日中元気のいい掛け声や歓声が上がっています。 レッスンに来る生徒さんに聞くと、やはりかなりお疲れの様子、無理もないです。皆さんこんがり小麦色になっています。 近くの公園では保育園の園児たちも練習中のようで、色とりどりのカラーコーンの前に並んで、先生の指示を聞いているのがかわいいです。 先生が、「さあ、演技の前にお座りしている間、お砂いじりはしていいの?」と問いかけると皆口々に、「ダメ、やっちゃいけない!」と答えています、真面目です。 競技はそれぞれのカラーコーンからサッカーボールをけりつつ30mくらい先のゴールネットに入れて戻るというもののようですが、お友達がやっているときに「あきらめないで〜!最後まであきらめないで〜!」と絶叫しているのがものすごく面白くて、「いや、それくらいあきらめないでしょ、フツー」と横でツッコミのつぶやきを入れておりました。 何はともあれ、一生懸命頑張る姿はいいものですね。 2023年9月19日 <リズム打ちとソルフェージュ練習> 長らく教室では、副教材としてリズム打ちとソルフェージュ(楽譜を読んでドレミ唱することなど)に取り組んでいます。小さいときから始めて、シリーズがたくさんあるので中学生くらいになっても一緒にやっています。やはりリズム打ちの練習をしていると、実際の楽譜のなかでリズムを間違えにくくなりますし、間違えていたとしてもリズム譜としてとらえ直すことで自分のリズムの間違いに気が付けるので、ためになるなと感じます。 ソルフェージュの方も音符を読む訓練のほかに、正しい音程を覚える訓練にもなっている気がします。 最初は、ドの音を声に出してみて、と言っても全然できなかった生徒さんたちが、だんだん正しい音程で歌い始められるようになるので、少しずつ音が記憶に入っていくのがわかります。 男の子は声変わりしてしまうと高い声が出なくなってしまい、オクターブ下げたりしながら自分の歌える高さでなんとか歌っていますが、あの高い声で歌っていた男の子がこんなに低い声になって・・・感慨深いですね。 声が良く出る生徒さんもいて、高いファとかソあたりまでのびやかに歌えて、「よく声出るね〜」などと感心しながら日々一緒に声を張り上げています。 2023年9月4日 <男子バスケットW杯> 今回のW杯、日本の活躍ぶりがすごかったですね!今まであまり見たことがなかったのですがフィンランド戦あたりから見始めました。まるで映画のようなドラマチックな逆転勝利で、もしかして一次リーグ突破するかも、と期待したくらい。残念ながら突破はできませんでしたがオリンピック自力出場を48年ぶりに手に入れて、これはパリオリンピックが楽しみになってきましたよ。 それにしても、初めてカーボベルデという国を聞いて、多くの日本人が地図で探したと思いますが、私も地図で見て、1975年ポルトガルから独立した国と知りました。他にもたくさん知らない国があるのでこれを機に覚えてみよう、と世界地図アプリをダウンロード。 きっとカーボベルデの人たちも、日本ってどこよ?こんなところにある島国か〜、と思ったことでしょう。 ちなみに現在197国,1番新しい独立国は2011年の南スーダンで、今回のW杯で大活躍したため順位も17位、アフリカ勢1位となりオリンピック出場を手に入れたそうですよ。 今年も3分の2が過ぎましたが、今年中に127国言えるようにプチ目標たてました。 2023年8月22日 <サンダル事件> 夏になるとお出かけするときには素足にサンダルをはくとオシャレだなと思うのですが、特にこの素足、というのが靴擦れの原因になりやすいですね。 皮がむけたり靴擦れなしに無事家に帰って来られるか不安なため、せっかく買っても履かずにずっと置いてあるサンダルが何足もあります。 履いていなくても劣化はするので、靴底がはがれてきたものを発見、ミスターミニットに持っていこうと、これまた久しぶりの別のサンダルを履いて自転車で出かけました。 ペダルを漕いでいると妙に靴底がべたつくので気になって見てみたらなんとボコッと足裏の一部がサイコロ状に欠けているではありませんか! なにこれ、こちらのサンダルこそ修理に出さなくては、と修理予定のサンダルと履き替えて持っていきましたが、店員さんが見るなり「ああ、無理ですね、ここまで劣化しちゃうと、ホラ、もう崩れかけてますからね。」と想像どおりの答え。 裸足で帰るわけにもいかないので。最初に修理しようとしていたサンダルはそのまま履いて八百屋さんに寄ったところまた足裏に違和感が。見るとかかとのカバーが両足ともなくなって空洞が見えていて、さらに靴底がべろーんとはがれそうになっているではありませんか ひえ〜、恥ずかしい!!と慌てて自転車を漕いで帰りましたが、サンダルのかかと部分はそこらへんに落っこちているんでしょうね。謎の落とし物。 それにしてもこんなに突然靴って崩壊するものでしたっけ?うっかり履いてお出かけしていたらパニックです。近所で不幸中の幸いでした。 2023年8月12日 <曲の分析の習慣をつけよう> 生徒さんがレッスンに弾いてきた曲を、まずはどんな工夫をして弾いているかな〜、と聴くのですが、あまり考えて弾いている子は多くありません。 毎回のように工夫して弾くように伝えても、音を拾うのに精いっぱいなのか指番号も音の長さも合っておらず、♯や♭も落として弾いてきてしまう子も。 まあ自分も子供の時何も考えずにとりあえず弾けるようにしていったかもね、と思いながら、生徒さんにその曲について質問してみます。何調なのか、どんな雰囲気の曲だと思うか、どこが盛り上がる場所か、転調しているところはどこか、などなど、言ってみれば曲の素性を知る作業です。 たとえバイエルの短い練習曲でも、いくつの部分から構成されているか、とかどの音を出すべきか、など頭に入れて弾かないと、本は読んだけれども何が書いてあったか全く言えないのと同じになってしまいます。どんどん質問していくと、生徒さんも自分なりのイメージを発展させ始めて、「ここは喧嘩しているけど、次に仲直りして一緒に帰った。」とか「友達が泣いていて、それをなぐさめているところ」とか意見を出すので、私もそれをベースに一緒にお話しを組み立てて曲と矛盾がないか修正したりします。 同じ曲を何人か弾いていても、出てくるお話がみな違うし、私の考えとも違うので、一緒に考える作業は大変ですが、結構ユニークなお話になることもあって、人によってずいぶん感じ方が違うなあと感心することもあります。やればできるんじゃない、だったら最初からそう考えて弾いてきてほしいなあ。 ともかく、毎回何かは自分なりに工夫して弾いてくる習慣をつけてほしいです。 2023年8月1日 <とにかく今年は暑い> このところ、東京は晴天、猛暑日が続きですね。ようやく今日曇りからの土砂降りで、久しぶりに空気が冷やされて身体が楽と感じました。夏は太平洋側は午後にわか雨があって天気が不安定なものと思っていたのですが、今年は全く降らないので夜も暑いままですね。 朝からまた強い日差しで更に高温になっていくので、夏休みなのに公園にも子供の姿が少ない気がします。保育園児たちも多分暑すぎてお散歩なしになっているのでしょう。 教室に来る生徒さんたちも汗だくなことが多く、今年のヒット商品のネッククーラーをつけて、水筒を下げていますね。外遊びからそのまま来た人などは弾きながらも汗が引かないので、横でうちわであおいだりします。こう暑いとレッスンにも集中できませんよね。 発表会も終わったので夏はお互いちょっとお休みモードですが、暑いなか通ってくれるだけでもお疲れ様です。 2023年7月17日 <発表会無事終わりました> 今年も午前午後に分かれての発表会、無事に終われてホッとしています。 この一週間はレッスンもなく、私もバーゲンに行ったりうちの中を整理したりと、のんびり過ごせました。 ビデオで録画した動画を見返して楽しんだりしていますが、忘れないうちに今年の反省点もメモして来年に残しておかないと忘れてしまうんですよね。 特に気になったのは楽譜に関してで、毎年楽譜を見て弾く場合はこのような形で作ってくださいというような注意をしているのですが、暗譜するつもりでただノートに貼り付けただけの楽譜で弾いていたのが、暗譜が間に合わずに見て弾くことに変更しても裏を厚紙でしっかり補強せずにいた生徒さんもいました。 当日舞台の空調にあおられてページがめくりあがったりすると本人も、舞台を見ている人も、裏から見ている私もハラハラします。 毎年のようにこれが発生するのに懲りずに次の年もまためくれてしまうので、来年こそはちゃんと楽譜を補強するよう指導したいと思います。 そしてまたまた楽譜についてですが、暗譜する場合でも楽屋には楽譜を念のため持ってくるようにレッスンでもリハーサルでも言ってあるのに、てぶらで楽屋に来る人が続出。「持ってこなかったの?」と聞くと「大丈夫です」というので、まあまた直前に客席に取りに帰るのも・・・と思いそのまま送りだしたら、演奏途中で止まってわからなくなってしまうではありませんか!楽譜がないのでこちらもどうすることもできず、裏から「ソだよ!ソ!」などと叫ぶことに。 やはり取りに帰らせるべきだった、と反省。来年は必ず楽屋に楽譜持参を徹底させたいと思います。 小さな事件はあったものの皆さん終わったあと笑顔で写真撮影などしている様子をみると、今年もやって良かったな、と嬉しく思います。 2023年7月5日 <飾り付け工作> もうすぐ発表会ですが、実は毎年ホールのドア付近の飾り付けをしています。 頼まれたわけではないですが、何もないと華やかさに欠けるし、でもあまり費用をかけたくないし、ということで、毎年画用紙などで私が手作りしています。 かれこれ10年以上作っているのでたくさんの飾りが取り置いてあり、使えそうな飾りはいろいろ組み合わせてまた使います。 毎回、一か月前くらいから「今年はどうしようかなあ・・・」と悩み始め、ふと閃いたアイデアがあればネットで画像など検索し、画用紙で作れるかどうか考えてはさみで切りぬいたり貼り合わせたりして夜なべしています。今年はふと新作アイデアが浮かんだので、画用紙でどうやってつくるのか調べたところ、器用な方がYouTubeで作り方の解説をしてくれているものもあり、いやあ助かるわ〜、と型紙までダウンロードさせてもらいました。調べると、メルカリでも画用紙工作が売られていることを知り、一体どういう人が売って、どういう人が買おうとするのかちょっと知りたくなりました。 今年はかなり頑張って工作したので、お披露目するのが楽しみです。 2023年6月21日 <動画活用中> 発表会に向けて追い込み中のこの頃、間に合わない人が例年にも増して多く、毎日のように臨時のレッスンを追加しているので疲れております。臨時にレッスンしなくてはいけない状態なわけなので、直すところだらけでこちらも注意することが多くしゃべりづめになり、一つ終わるとへとへとです。 それでも、生徒さんが弾けるようになってきたのを見ると嬉しくなりますが。 レッスンで直したところがまたおうちで元に戻らないように今年は、生徒さんが弾いて直されているところを動画に撮って、あとでおうちにラインで送ることをしています。 自分が弾いて、直されているところを動画で見れば、思い出して正しく弾けるようになるかな、という意図ですが、スマホのおかげですぐに撮って送れるって本当に便利ですね。 ちゃんと見返してくれているかは少し不安ですが、見る気になれば確認できるのはやはり便利でしょう。 生徒さんの中には、お母さんに動画送らないで、練習しろってうるさく言われそうだから、なんていう人もいましたが、だったらもっと練習しておこうよね、ということです。 早く私を安心させてくださいな。 2023年6月6日 <Bing AI> 今年なって突然毎日のように話題に上るCHAT GPTですが、あっというまに広がって、すでにたくさんの人が活用しているらしいですね。 私も何か使ってみたいなと思っていたのですが、先日熊本を旅行することになり、旅行のプランを聞いてみよう、とパソコンの中にあるMicrosoft Bing AIという同じような機能を試してみることに。 文章で、「何時に熊本空港出発で、阿蘇を見て回って、夕方宮崎の高千穂に着くプランを考えて」と頼むと20秒くらいで、た〜〜っと文章が書かれて、白川水源とか阿蘇の牧場とか、道の駅とか勧めてきました。 おおっ早い!と感心しながら、でもその中に草千里ヶ浜(くさせんりがはまという、阿蘇山の火口跡にあるのどかな草原。阿蘇山を一望できる場所)が載っていなかったので「草千里ヶ浜はどうですか?」と聞くとまた20秒くらいして「いいですね、青い海に白い砂浜が美しいところです。ただ、そこに寄ると少し時間が厳しくなります」と答えてくるので、そうなんだ、じゃあ寄るのはやめとくか、と終了しました。 次の日になってそのことを思い返していて、「は?青い海に白い砂浜?どこのことを言ってるんだ?草原なんだけど?」と気が付きました。多分、Bing AI君はよく知らないところだけど『浜』がつくのでビーチと思ったのでしょうね。しれっと嘘で返してきたので、ちゃんと調べないと危ないですね。 まだまだ発展途上だけどものすごく便利になりそうな機能なんですね。 2023年5月21日 <音楽用語カード> 教室の中で小学5年生くらいから上の生徒さんには、楽譜に書いてある様々な音楽記号を覚えて理解して曲を弾いてほしいのですが、出てくるたびに聞いているのにさっぱり覚えませんね〜。 興味がないと人間こんなに覚えないものでしょうか。これが、好きなゲームキャラクターとかならあっというまに覚えてしまうと思うのですが。 そんなに難しいものを聞いているわけでもなく、リタルダンドとか、ディミニエンドとか、ダカーポとか、知っていないと正しく弾けないものばかりなのに毎回首をかしげているのはなんででしょう。宿題にしないと覚えないのだな、とプリントにまとめて覚えてくるよう宿題にして、レッスンの最初にいくつか聞き続けて3月くらい、いまだに半分くらいしか覚えてこないですが、カードをつくったので、それを見せながら1分間にいくつ答えられるか、みたいに聞いていこうかなと思っています。 最低これくらいは知っていてほしい、という用語をプリント2枚にしましたが、次々、「あ、これもよく出るな」というものが出てきてちょっと載せきれませんでした。まずは2枚、覚えてもらえるよう聞いていくつもりです。 2023年5月7日 <人出のもどったGW> 今年のGWはカレンダーの並びが良くて、かなり長くお休みを満喫できましたね。天気も良い日が続いたので近所の散歩だけでも気持ちよかったです。 行楽地は混んでいそうだったので、レストランに出かけたくらいであとは家で録画した番組など見てすごし、ふとWiiスポーツをやりたくなって久しぶりにテレビに繋いでみました。あまりに久しぶりだったのでどうやってテレビに映せるのかわからず四苦八苦して、バランスボードやリモコンも全部電池を入れ直しました。やってみるとつくづくよくできたゲームだなあと感心します。家族など顔を登録したキャラクターが見守ってくれているのも楽しいし、うまくいったとき飛び上がって喜んだり、スコアが伸びずがっかり肩を落とすキャラクターもかわいいですね。 サッカーボールをヘディングで打ち返すのとかコロコロ玉入れなどが前から好きで、むきになって何度もやるうちに寝る前だというのに1時間近く汗をかきながらやり続けてしまい、朝起きても足がだるくて疲れが残っていました。またハマってしばらく一人で遊びそうです。 2023年4月23日 <レッスン近況> 3月くらいからぼちぼち発表会の曲の練習を始めましたが、曲の難易度の差だけでなく生徒さんの性格によって、かなり進度にばらつきが出ています。 ひとによってはもうほとんど弾けてしまって、連弾も合わせましょうか、というところまで来ている場合もあり、私も慌てて自分のパートの練習を始めました。 かと思えば、音符が読めずになかなか弾いて来ない生徒さんもいて、ドレミを書いてもいいからと言っているのですが書いて来ない、弾いて来ない、という状態で心配です。 結局はいつもみんな間に合うのですが、音を覚えてしまうまでなかなか練習する気にならない生徒さんの場合はレッスン中にドレミを書き込むのを見守ることになります。 見ていると間違いだらけで、慌てて修正させるのですが、改めて音符を読むのが苦手だと書き込むことも苦手なんだなとためいき。 年中音符は読む練習をさせているのですが、すぐできるひととなかなか覚えられない人の差はなんだろう?と考えてしまいます。できないというより、音符を読まずに音を覚えて弾くくせが抜けないので覚えられないのかな、と観察していて思います。 音を覚えて弾ける曲には限界があるので、行き詰ってしまう前に譜読みの大切さに気が付いてくれるといいのですが。 2023年4月9日 <格付けチェック真似してみた> このところピアノと関係ないことばかり書いているような気がしますが、テレビで見る芸能人格付けチェックの番組が面白くて、自分たちも真似してみたい!ということになりました。 ちょうど家族が集まる機会があったので、それぞれ問題を一問以上用意してくることに。 ネットで検索すると、やはり同じように考えたひとたちの、用意した食材などが載っていて、参考にしつつあれこれスーパーなどを見て回りました。 結構問題を考えるのは素人には難しいものだと思い知らされましたが、私はバターと、チーズの2問に決め、バターは普通のと、最高級発酵バターと、バター風味マーガリンの違い、チーズは輸入高級ゴーダチーズと6Pチーズの違いにしました。 意外と品物そろえるのも馬鹿にならない値段になるので、テレビのようには予算が足りませんが、いざ食べ比べてもらったら半分くらいはハズレていましたよ。 他の人の問題も面白くて、水道水とミネラルウォーターも全然わからず、コンビニプリンと高級洋菓子店プリンも、ちいさなかけらでは判別つきませんでした。 結論、日本は水もおいしいし、食材のレベルが総じて高い、ということがわかりました。 答える前のお約束、やたら強気の発言、「あ、もうこれ外すわけがないですから。」とか「これ間違えたらもう退場ですよね」とかも面白いですね、パーティーイベントにぜひどうぞ。 2023年3月23日 <祝WBC優勝> 全勝で締めくくったWBCの侍ジャパン、感動しました。 初戦の中国戦から全て生(なま)で見たので緊張も興奮も含めて感動の2週間でした。 勝ったあと、報道番組での特集でもう一度喜びをかみしめたいので民放を録画しておいて、あとで一本のDVDにまとめるつもりです。 中国戦やチェコ戦でも最初相手ピッチャーを攻略できず、結果は大勝でも、見ている間はそんなに余裕はない感じがして、前半は常にドキドキしていました。 決勝ラウンドのメキシコ戦はもうだめかとあきらめかけたくらいぎりぎりの逆転勝利でしたね〜、 見ていると負ける気がして、ジョギングに出かけて、5分おきにテキスト速報をチェックして、0-3でダメかあ、とため息をついていたらすごい勢いで自転車がやってきて、見ると夫が「吉田3ラン、追いついた!」とわざわざ知らせにきてくれたのでした。 「え、そうなの、やった!見なくちゃ」と慌てて帰宅してみたらまたメキシコに点が入ってしまっていて、ずっこけました。 そのあとの、劇的村上サヨナラヒット!夫とハイタッチして飛び上がって喜んだのは言うまでもありません。 決勝での投手リレーもしびれましたし、大谷の試合前の名スピーチにも感動、今年のうれしかったことベスト3入りは確実でしょう! 2023年3月7日 <教室のポスターも変わりました> 前回書いたように、いよいよ来週からマスクは外してもいいよ、と生徒さんに伝えているのですが、結構みんな「ん〜、別に外さないかな〜。」みたいな反応で、拍子抜けしました。 私はできれば外して、元の生活に戻していきたい派なのですが、もう慣れちゃったし、と言う感じの生徒さんが多いので、もしかしたらしばらく誰も外さないのかもしれません。 次に夏が来て、暑くてたまらん、となったときがチャンスかも。 ところで、今まで教室のピアノ室の前に貼ってあったポスターがこちら。 そして、これが新しいポスター。どちらも夫が趣向を凝らして作ってくれた力作です。 マスクの下は,想像していたのと違うかもよ、というメッセージです。 2023年2月24日 <3月13日からのマスク着用について> 学校の卒業式に間に合うように、という配慮でしょう、3月13日からは屋内屋外問わず、マスク着用は自分の判断だそうです。でも、お店などが引き続きマスク着用を求めるのも構わないそうなので、だったらやはり外出する際はマスクを持っておかないと入れないところが多々ありそう。 この3年で、自分の判断で、というのがすっかりなくなっていて、いつも有識者委員会だの政府だのの出す方針をみて真似をするように習慣づいてしまい、自分の判断ってどういうこと?マスク警察みたいな人たちに怒鳴られたりするんじゃないの?と他人の目ばかり気にするようになってしまいました。 少しずつでも以前の生活を取り戻すために、当ピアノ教室でも3月13日以降マスクはつけなくてよいことにしようと思います。 とはいえ、それぞれのご家庭での考えもあるでしょうから、基本マスクは外していいけれども、引き続き着ける生徒さんにはこちらも合わせて着用する、というように始めて行こうかなと思います。 まだお互い外した顔を見ていない生徒さんたちもいるので、外したら「え?誰?」となるかも。 まあ1,2回で慣れるでしょうが。 2023年2月10日 <新しい楽しみを見つけました> 2023年が始まってもう一か月が過ぎてしまいました。 新年の抱負を考えても、実行しないままあれよあれよと月日は過ぎていきますね。 そんなことを思いながらつらつらとテレビを見ていたら、身近にアートを感じましょう、という特集の中でアート作品のサブスクが紹介されていました。 そんなものあるのか、と驚いて調べてみると、若手の作家を中心に一点もののアート作品が10000点以上ある中から自分の気に入ったものを借りて飾れるのですね。 レンタル料の一部が作家さんにも入るので活動を応援することになるし、買うのはなかなかハードルが高い一般人でも気軽に飾って眺められるのは楽しいです。考えた人はえらい!とプロフィールを見たら、お父様もアーティストで、まわりで経済的な理由で辞めていく人たちを身近に見ていて、高校生のときからすでに会社立ち上げを決めていたとのことでした。 早速どれにしようかあれこれサイトで見て、春らしく桜の花びらの満開の絵にしました。 昨日届いて、何処に飾るかあれこれ試して、まずは玄関のところにしてみました。時々場所を変えて飾ってみて、生徒さんたちが教室に来たとき見て楽しめるようにしたいなと思っています。 いつでも絵は変えられるので、季節ごとに雰囲気を変えて眺めてみたいと思います。 いろいろなサブスクがありすぎて、あれもこれも試したくなりますが、調子に乗りすぎると合計ですごい金額になることもあるので厳選して試してみたいです。 2023年1月30日、 <東京フィル定期公演> 早速今年初めのコンサートに行ってきました、東京フィルの定期公演。 NHKで魂のオーケストラという題名で、コロナ下演奏会が次々中止となるなかの団員たちの苦悩や努力の日々を追ったドキュメントを見て、団員たちが尊敬するチョン・ミョンフン氏指揮の公演を探していきました。同じラインナップでオーチャード、オペラシティ、サントリーホールでもやるのですが、オーチャード以外は遠くて行きづらいのでできれば避けたい。 オーチャードホールは小山実稚恵さんの24回シリーズで何度も訪れた場所なのですが、今回日曜の午後にハチ公前に降り立った途端に後悔です、めちゃくちゃ混んでいます、久しぶりにここまで混んだところに降り立ちました。前に進むのも一苦労です、しかしどうしても通らなくてはオーチャードには行けない! いやあ、人出が戻ってきているなとは感じていましたが、ちょっと今後オーチャードホールはやめようかな、と思ってしまいました。 ところで久しぶりに交響曲を生で聴いて、やはりオーケストラの迫力にはピアノはかなわないな、と圧倒されました。かすかなピアニッシモから、凄まじい音量のフィナーレまで、たくさんの楽器の集まって奏でる音はやはり違うなあ、と感動しました。 フルートやオーボエなどのソロの部分など、緊張するだろうなあ、音外したらどうしよう、などとドキドキして見ていましたが、「私、失敗しないので。プロですから!」と団員の声が聞こえてきそう。 同じ曲を他のオケでも聴いてみると面白いかも、と思いました。 2023年1月16日 <コンサートチケット> だいぶ日常生活が戻りつつあるこの頃、そろそろコンサートにもまた行きたいなと思いネットで検索してみました。 好きなアーティストのコンサート抽選もいくつか申し込んだものの全部ハズレ。 ではクラシックなら取れるだろうとたかをくくって、いくつか申し込んだらこちらもハズレて、しかも完売になっているのを見て驚きました。どうやら、大変人気で今もっともチケットが取れないピアニスト達だったようです。 このところ、クラシック界の人もどんどんほかのジャンルの人たちと交流して、自分でもいろいろ発信したり、堅苦しいイメージのあるクラシック音楽に新風をおこしてくれている感じがします。清塚信也さんの解説のクラシックTVも、毎回ゲストが豪華で、俳優からPOPSのバンドとか、アレンジャーとか、最近では羽生結弦さんまで登場してびっくりです、こんなに幅広く音楽を扱うクラシック番組は今までなかったなあ。ちなみに清塚氏の解説トークつきコンサートも大人気でチケット入手難だそうです。 とはいえ、大部分のクラシックコンサートはなかなか満席にはならないので、応援する意味も込めて、今年はオーケストラ含めてコンサートに足を運ぼうと思います。 2023年1月4日 <久しぶりの賑わい> あけましておめでとうございます。年末年始の帰省から帰ってきました。 コロナ禍でも帰省はしていましたが、今回久しぶりに大人数で集まったのでにぎやかでした。 大人数の食事の用意も大変でしたし、そのあと出るごみの量もすごかった。 何より、新幹線のホームの人だかりや、お土産を買うデパ地下の混雑や、自由席の車両からあふれ出している人の多さとか、こんなにたくさんの人の移動を見たのが久しぶりでした。 これだけの人の中で過ごすのだから、誰か具合が悪くなる可能性もあるなと、念のため検査キットもいくつか購入していきましたが、幸い出番なしでした。 今年は曜日の並びが悪く、あっというまにもう仕事始めになりましたが、リフレッシュしたのでまたレッスンも気合を入れてスタートするつもりです。 他にも、今年挑戦したいことをいくつか考えたのでそちらもやってみようと思います。 2023が良い年になりますように。 2022年12月19日 <今年のレッスン納め> 今週で冬休みになる学校が多いようですね。 小学校では、作品や道具箱などたくさん持ち帰らないといけないそうです。 ある日レッスンに学童から現れたYちゃんは、ピアノの教材の入ったバッグを含め、ランドセル以外に両肩に何重にもバッグを背負っているので思わず「何?そのすごい荷物は!」と聞いてしまいました。 気の毒にも、絵具セットを持ち帰る日で、欠席したお友達の分も持って帰ることになり、さらに水筒やら作品やらを持っているので、荷物を下ろすにも背負うにも苦労していました。 私もこのところ、年末の大掃除や、いらないものの処分などを進めています。 今週で今年のレッスン納めなので、長い休み用に多めの宿題を出し、帰り際に「よいお年を〜!」などと挨拶すると本当に一年があっというまだなと感じます。2月はオリンピック、11月、12月はW杯で楽しくわくわくした日を過ごせましたが、来年が良い年であるよう願っています。 2022年12月5日 <テンポ指示に従ってみる> ワールドカップ、盛り上がっていますね。今夜はクロアチア戦ですが、なまで試合を見続ける勇気がないので、録画だけばっちりして、夜中ちらちらとスマホで速報をチェックすることになるでしょう。 勝ったらしみじみ試合を最初から見ようと思います。 ところで、チェロを細々と習って練習しているのですが、やっとなんとか弾けるようになったところで先生が「でも全然テンポが違うんですよね。せめてこれくらいのテンポで仕上げてみてください」とテンポを指示してきたのでその速さで弾いてみると、全然弓が間に合わない! 移弦も適当になって音も高かったり低かったりと、上ずった音であたふた弾くはめになり、何度も止まってはまたメトロノームに合わせて弾き直したりと大変です。同じ曲とは思えません。 いやあ、作曲者のテンポ指示を守って弾くと、自分のイメージと全然違っていることってありますよね。 ピアノでもやはり、生徒さんがゆーっくり弾いてきてしまい、メトロノームでこのくらいだよ、と教えると 「えっそんな速く弾けない!」とあせってミスタッチしまくっています。 たまに、ゆっくりの曲を速く弾いてきてしまう人もいますが、それはそれで間が持たなくなるというか、ゆっくりで長いフレーズをきれいに歌わせられないという問題が起きやすいですね。 そもそも♯や♭も気が付かずにいきなり両手でめちゃくちゃに弾いてくるひともいて、そんな変な音でおかしいと思わなかったのかと聞いても、「思わなかった!」ときっぱり答える子もいてこちらがずっこけます。 初めての曲はまず拍子,調号、そしてテンポを確認してから練習開始しましょう。 2022年11月23日 <人に聴かれることが大事> コロナが流行り始めた2020年ころは、なかなか人と近くで接するのが難しく、少し状況が落ち着くまで、と私自身のピアノのレッスンを中断したのですが、あっという間に3年も経っていました。 その間、自分で練習はしていたのですが、どうなったら仕上がったということもないので、だいたい弾けたら止めてまた違う曲に移り、まあ弾きたいようにだらだら?弾いていたわけです。 そろそろこれではいけない、とまたレッスン再開をお願いして久しぶりに先生に来ていただきましたが、3年も弾いていたのに、レッスンで聴いてもらえるような曲が全然ない! 慌てて、なんとか仕上げられそうな曲をピックアップして練習し始めましたが、つくづく自分だけだとダメだなと反省しました。 どれも中途半端で、ちゃんと通して仕上げのテンポで弾ききれるようになっていない、これはやはり人に聴いてもらっていないからですね。 教室を辞める生徒さんに、時々は弾いてね、と声かけしますが、やはりやめてしまうと全然ピアノに触らなくなるらしく、そうなるとどんどんレベルが下がってしまいます。 すでに高みに到達してしまったピアニストの方々は別にして、それ以外の人々は、先生に聞いてもらって、自分にない視点でアドバイスをもらって、そして仕上げていくことが大事なんだと気づかされました。 そして、次のレッスンまでという締め切りがあるおかげで、練習しなくちゃ、と慌てて弾いています。 2022年11月8日 <挟間美帆とデンマークラジオビッグバンド> 何でこのコンサートのことを知ったのか覚えていないのですが、こんなすごいアーティストがいるんだ!と何かの記事で挟間さんのことを知って、ちょうど彼女が首席指揮者を務めるデンマーク・ラジオビッグバンドが来日公演をするというのでチケットを申し込みました。 ジャズは全く詳しくないのですが、映画スイングガールズでもやっていたようなビッグバンドは、素人にもなじみやすい、お祭りのような楽しさがあっていいですね。 ジャズトリオもたいなのだと、狭いクラブで玄人たちがグラスを傾けながら渋く聴いている感じで、敷居が高いですからね。 今回の公演を検索していたら、すごくたのしいPVがありました。期間限定公開とのことですが、『デンマーク・ラジオビッグバンドの危機』の中で、指揮者がいないのでバンドがぐちゃぐちゃになってる!というのをコミカルに訴えていて、そのあと挟間美帆さんが来てくれる!というニュースに喜んだメンバーたちが日本のことをしらなくちゃ、と突然畳に座ってみたり、盆栽らしきものにハサミを入れたり、みんなで日本語練習をしたり、とつっこみどころ満載の楽しい内容です。 もうひとつ、彼女がコペンハーゲンの空港に降り立ったところでバンドメンバーがサプライズのお出迎えをするところもしゃれていて、見ていてもウキウキしてくるビデオです。 彼女の略歴をみたら、3歳からヤマハ音楽教室でエレクトーンを習い始めたのがきっかけというのも親近感をもちました。ちびっこたちのなかに将来のビッグアーティストがいるかも、と思うと生徒さんたちを見ていて期待してしまいますね。 何はともあれ11月13日コンサート楽しみです! 2022年10月22日 <ブルグミュラー25> 日本のピアノ教室で昔からよく使われている初級の教材、ブルグミュラー25の練習曲。 バイエルとか、ハノンと並んで、大人になって懐かしく思い出す曲集、まるで小学校の思い出のような。 (日本ではこんなに有名ですが、ほかの国ではどれくらい採用されているかは謎です。) うちの教室でも全曲弾いて初級から中級への橋渡し的に使っています。 今も何人かがレッスンで弾いていますが、なぜかみんな「やさしい花」で重なっています。 レッスンでは必ず、どんなイメージの曲なのか聞きますが、みんな題名からある程度、かわいらしい花を見ている場面を思い浮かべますが、さらに、出だしはどんな場面か、中間部はどう変化したかと聞いていくとだんだんそれぞれに違うアイデアが出てきだすのが面白いですね。 ある人は、公園に花が咲いていて、太陽が昇って花が開き、昼間はこどもたちが遊んでいる感じ、などとイメージし、別の人は、ミツバチと花が会話している様子をイメージし、今日来た人は、山道を歩いていて花を見つけたイメージだそうです。 いろいろ自分なりに想像してほしいですが、ただ勝手にイメージするのではなく、音型や音の高さ、転調などからイメージを膨らませられるといいですね。 私はすでにこの曲のイメージがあるので、なかなか言葉が思いつかない生徒さんに、つい自分のイメージでこんなのはどう?と提案してしまいますが、それだと私のものに似てしまうので、あまりあれこれ言いすぎないようにしないとですね。 2022年10月9日 <新しい曲を弾き続ける> 生徒さんに、先生も練習するの?と聞かれることがありますが、もちろん自分の練習もしています。 常に椅子の上に、今練習中の楽譜が山積みになっています。必ず毎回、弾き始めはバッハ作品からで、なんとなく、整う感じになってから他の曲に移ります。 ピアノ曲は膨大にあるので、以前弾いたことがある曲集も、久しぶりに見ると全く思い出せなかったりするので復習しないといけませんし、まだ弾いたことのない曲も無数にあります。 特にフランスもの、スペインものなどはほとんど弾いてこなかったので、偏ったレパートリーをただすべく、目下ラヴェルと格闘中ですが、こんなに譜読みしづらい作曲家って今まで弾いて来なかったなと挫折しかかっています。ページを開いただけで、「うわっ!」と叫びたくなる楽譜でして、音が多くて、しかも大量の♯や♭、さらに毎小節臨時記号だらけ、拍子も、右と左をどこで合わせるかわからないものがびっしり書き込んであるんですよね。 これ、モーツァルトやベートーヴェンが見たらなんていうだろう、革新的で面白い!というのか、音を使いすぎる!と言うのか、などと考えたりします。譜読みしていて途中で「は〜、耐えられん、無理。」と中断して演奏動画を見ると、美しい調べとなって、演奏家たちが、「何も難しいことはありませんよ〜」と言う感じで弾いているので、やっぱり弾けるようにならなくちゃ、とまた練習再開。 ラヴェルにくらべたら、ブラームスやラフマニノフはまだ読みやすい方だったな、と、あえて苦手な新曲に挑戦し続けている日々です。 やっぱり、新譜の譜読みをすればするほど経験値が増すと思うので、生徒さんにも,いろいろな曲集を渡して、違う雰囲気の曲を弾いて対応力をつけてほしいな、と思います。 2022年9月27日 <気晴らしになっていないかも> もうすぐ10月だというのに、まだまだ日中半袖でいける気候ですね。朝夕がだいぶ涼しくなってきたのは助かりますが。 このところ、録画しっぱなしでおいてある映画やドラマを、一体いつになったら見るんだ!という気持ちにかられ、見始めると達成感がわいてきて、私としては頻繁に昔の映画を見ています。 BSなどで、午後などにも古い映画をほぼ毎日やっているし、金曜ロードショーはもちろん、チェックしだすとキリがないほどたくさんテレビでやっていますね。 このあいだ、やっと「プラダを着た悪魔」を見て「いや〜、面白かったなあ」と友人に言ったら、「え、今頃見たの?」と驚かれましたが、ほかにも「スタンド・バイ・ミー」とか「小さな恋のメロディー」とか、古い映画を見ています。昼間に見だすとほかのことが手につかないので、夜見るのですが、見た興奮のまま寝ることになって、このところ夜中何度も目が覚めるようになってきました。 陽気な映画ならまだいいのですが、たいてい録画したものはサスペンスものが多くて、衝撃のラスト!何度も騙される!ようなものを見てから寝ると、頭の中でずっとその映像がぐるぐる回っていて、眠れなくなってしまうことも。今まで睡眠で悩んだことがなかったのですが、このところいい睡眠がとれず悩むようになってしまいました。 気晴らしにいいと思って見ているのに、刺激が強すぎてかえって良くないのかも、寝るまえは特に良くないな、と思い始めているこの頃です。 2022年9月12日 <良い循環> このところ、やっとさわやかな天気が増えてきて、朝夕など少し肌寒いくらいです。気候がいいとやはり体が楽ですね。 レッスンもすっかり元通りになりましたが、生徒さんのやる気スイッチの入り具合はバラツキがあります。当たり前と言えば当たり前ですが、先日普段はあまり弾いて来ないYちゃんが突然宿題を上手に弾いてきたのでびっくりしました。 「あれ、なんか今日すごく調子がいいね!たくさん練習できたの?」と聞くと「うん、時間があったから。」だそうで、どれもよく弾けていたので花丸や、ごほうびシールをたくさん貼って合格させたら、レッスン時間が妙に余りました。つまり、普段が練習不足でたくさん弾き直すので時間いっぱいだったのが、すんなり合格できると時間が余ることに気が付いたわけです。リズム練習やソルフェージュなど、普段はやる時間のないレッスンもできたりして充実したレッスンになったなあ、と思っていると、次の週もまたまたよく練習してきてくれてさらにびっくり! 聞けば、上手に弾けていれば褒められるので、本人もまた褒められたい気持ちが働いて、自分から練習しているとのこと、これはYちゃんよい循環に入ったなあ、とうれしくなりました。人間、怒られるより褒められたほうが気分いいし、またがんばろうかなあ、という気持ちになりますよね。 ちゃんと練習してこなきゃダメだよ、と言うよりずっと効果がありそうですが、問題は、そのきっかけになる『よく練習できている日』がないと褒めようがないってことですよ。弾けてないのに弾けているとは言えないので、心から「よく練習できてるね!」と言えるようにぜひ弾いてきてほしいです。 2022年9月5日 <夏休みが終わってみたら> 9月が始まりましたね〜、また学校から子供たちの声が響くようになり、普段の生活が戻ってきました。 教室ではだいたいの生徒さんは8月中もレッスンを続けていましたが、思い切って一か月まるまる休む生徒さんもいます。 そうなると、久しぶりに教室に来た時、ちゃんと休みの間弾いていてくれたのかが気になるところです。 やはり、8月レッスンをしていた人に比べるとちょっと練習は少なかったのかな、という感じ。 そんなことよりも、この休みの間にまたドレミが読めなくなっている生徒さんが何人かいることに驚きました。 もともと譜読みに関しては得意不得意があるようで、しっかり頭に入っている人と、いつもどこかあやふやで音間違いをする人がいますが、後者の場合、一か月読まなかった間にまた記憶が抜けてしまったようなのです。 譜読みが苦手な生徒さんには強化作戦として、レッスン内でもプリントなど使って常に譜読みをさせていましたが、一か月で忘れてしまうのか〜、とがっかり。 またやり直さないといけません。あやふやだったから抜けてしまったので、しっかり頭に入るまで、ひらがなやカタカナを言うくらい自然に読めるまで、またたくさん読むようにしないとな、と決意しました。 2022年8月21日 <夏休みも後半> 前回書いてからすっかり空いてしまいましたが、今年もはや8月が終わろうとしています。 暑いけれども、気が付けば日がずいぶん短くなってきて、私の嫌いな冬に向かっていくのが憂鬱です。 こんなに暑くて大変でも、私は夏が大好きです。 今年は山口に旅行に行ってきました。テレビで山口を紹介しているのを見て、CMでも使われる角島大橋を渡ってみたい〜、と思ったのと、萩の昔ながらの武家屋敷の街並みなども魅力的だったので決めました。 ガイドブックでいろいろ見て、錦帯橋とか秋芳洞とか頭に入れて行きましたが、やはり実際に訪れてみないと山口県の中の都市の位置関係とかぴんと来ないですね。 山口はかなり大きいので、広島寄りだったり、九州寄り、島根寄りなど、見て回るには何日か日数も必要です。たくさん見どころがあって、角島や青海島など島と真っ青な海と空が本当に写真に映えるのでたくさん撮ってきましたよ。 やはり角島大橋は晴れた日がぴったり。まるで外国のリゾート地のようで素晴らしかったです。 本州の端なので、東京からは遠いですが、また行けたら、今回まわれなかったところに行きたいです。 生徒さんたちも楽しく過ごしているようで、宿題も順調にこなしている様子、テレビでいうほど、夏休みの宿題をほったらかしのお子さんはいないのかも。ちょっとつまらん。 2022年7月25日 <今年の発表会を振り返って> 先日、こんなにコロナが拡大しているなかで、なんとか欠席者を出さずに無事発表会を終えることができました。ぎりぎりまで学級閉鎖でレッスンに来られない生徒さんもいたりして、あと少しずれていたら危なかったことが何回かありました。 危ぶまれたのでなおのこと、当日一生懸命練習してきた成果を出してくれた生徒さんたちが輝いていましたね。かわいい衣装やヘアアレンジにも感心しました。 午前、午後通じて皆さん本番で力を発揮していたので、久しぶりの講師演奏もその流れにのってなんとか弾きおおせました。 終わってご両親や祖父母の皆さんが笑顔で写真撮影をしている様子を見ると、練習の苦労も報われる思いですね。 ちょっと反省した点として、普段レッスンではみんな靴をはいていないけれども、本番で靴をはくと4,5センチは大きくなる点を忘れていました。 もともと足台を目いっぱい下げてぎりぎり使っていた生徒さんたちが軒並み大きくなって、足台がつっかえる事態になってしまい焦りました。でも今さら急にアシストペダルの低い台に変えて弾くのはリスクが大きいので、多少足がピアノのつっかえてもそのまま弾いてもらいました。 中には厚底のブーツの人までいて、足台を調整する私としては悲鳴をあげそうになりました。 生徒さんの靴の分を考えて足台を用意すべし、としっかりメモして来年に生かします。 2022年7月14日 <探偵のように推理> 先日レッスンに来るなりK君が、「あの、僕の自転車のカギ知りませんか?」と聞くので「は?知らないけど、なくなっちゃったの?」と話しを聞いてみると、いつのまにか自転車のカギがなくなって、今日は予備のカギで来たとのこと。生徒さんの自転車のカギが教室に落ちていないか、と聞かれることはたまにあるのですが、落ちていればたいていすぐ気が付くので、探してうちで見つかることは滅多にないです。 K君に、「でもさ、ここでもし先週カギ落としてたら家に自転車で帰れないよね?歩いて帰ったの?」と聞くと「ううん、乗って帰った。」と言うので「じゃあここではないよね。」となり、「あ、じゃあ塾かもしれない」とK君が言うので「じゃあ塾からどうやって帰ったの?歩いて帰ったの?」と聞くと「ええと、どうやって帰ったかな、もしかしたら自転車を担いで帰ったかも。」とのこと。 「え?担いで帰ったの?」とさらに聞くと「ううん、担いでない。」だそう。 しばし沈黙・・・「今の話をまとめるとさ、K君、カギは家だわ。」ちょっと名探偵コナンの顔が浮かんだ私でした。おっちょこちょいですね、K君。 2022年7月5日 <久々にリサイタルに行って > 先日、何年ぶりかにピアノのリサイタルに行ってきました。 コロナの前は一人でまあまあ聴きに行っていたのですが、不思議なもので一回途絶えると行くのが億劫になってしまうんですね。そもそもコンサートホールが遠いというのもあります。 サントリーホールも浜離宮朝日ホールも東京オペラシティも、みんな行くのも帰るのも大変です。 また、一緒に行ってくれる、ピアノ好きの友人がいないもので、一人で行くことが多く、これもまた億劫の原因に。 ともあれ、以前一度聴きに行ったピアニストの方が高齢なので、いつまでピアニストを続けてくれるかもわからないのでチケットを取りました。 来年90歳になられるというのに、全部暗譜していて、コンサートツアーに楽譜をもっていかない、というのを聞いてびっくりしました。 自分はいったい暗譜で何曲弾けるかな、と考えたら全然ない。ブルグミュラー25くらい。そもそも暗譜して弾こうとしていないな、と反省。 後半どんどん調子がのってきてすばらしい演奏を聴かせてくれたピアニストに、やっぱりなまで聴くと刺激を受けるな、と感じました。 彼の弾いた曲で知らないけれど素敵な曲があったので、帰りに検索して見つけました。楽譜を買って私も練習してみよう、そして暗譜で弾ける曲数を増やそうと決意。 そして、またリサイタルに行こうと思いました。 2022年6月21日 <曲が人を育てる> 今発表会で弾く曲の追い込みにかかっていて、遅れている人は他の曲は一切弾かずに発表会のものだけを練習しています。本当は、十分間に合うように2月には曲を選んでスタートしたはずなのですが、予定通りいかないものですね。 一方で、ずいぶん上達したなと感心している生徒さんたちもいます。 特にYちゃんは、発表会には自分が弾きたい曲を先に決めてくるので、どこでそういう曲を選ぶのか聞いたら、YouTubeでピアノの演奏動画をよく聴くのだそうです。 普段弾いている曲のレベルよりかなり上でしたが、自分で選んだ曲なのでモチベーションも高く、ていねいに片手ずつ滑らかに弾けるまで練習を続けてきました。 何か月か、精いっぱい弾いている、という感じで余裕がなかった演奏が、このごろはしっかりと表現できるまでになって、十分聴かせられるまでに変わってきました。 この曲が弾けるのであれば、今までの教材はちょっと物足りなくなるかもしれないな、と思いながらみています。あまりに背伸びをしすぎても仕上げられませんが、レベルの高い曲にしっかり取り組むとそれに見合う中身が育ってくるのだなと感心しています。 2022年6月5日 <心がざわつきました> スマホにいろいろなニュースやら話題のツイートなど、入ってくるのを暇なときに読んでいますが、最近ちょっと気になったものがありました。 なんでも、「ある日、やる気がせずにピアノ教室でだらだら弾いていたら、先生が『誰でもやる気が出ないときはあるよね』と言ってお菓子を出してくれておしゃべりして帰った。先生のことがもっと好きになってそれ以降またちゃんと弾くようになった。」という感じの投稿に対して「素晴らしい、本物の指導者の姿ですね!という称賛のコメント多数、というもの。 いや、どうでしょう、教えている立場からすると、「時と場合によるでしょう〜!」とつっこみたくなります。 いつもはしっかり弾いてくる、ある程度大きい生徒さんである、ということなら一度くらいそういう日もあるかもね、とは思いました。 子供の頃ピアノを習っていた先生のおうちで、「今日は暑いからゼリーでも食べなさい。」なんて冷たいお茶とお菓子を出してくれたことがあって、先生の指導よりその光景が懐かしく思い出されました。そう、自分が子供ならこれは最高かも。 でも、親の立場だったら、こどもに「レッスン行ったけど弾く気がしないからおかし食べておしゃべりしてきた〜。」と言われて「え?どういう事?教えてくれてないの?」とならない保証はないですね。 昔家庭教師に行っていたとき、生徒が全く問題が解けずにずーっと考え込んでどんどん時間が過ぎて行って、質問すらしてこないことがあったのを思い出しました。 その時、「この子はこのまま私が黙っていたらこのまま何十分もこうしているのだろうか…時間終わっちゃうけど。」と疑問が頭をよぎりました。 やる気が出ていなさそうな生徒さんにやる気スイッチを入れてもらうのは本当に大変。四苦八苦している私は、この記事でちょっと心がざわついたのでした。 2022に年5月21日 <舞台上で困ったこと> 弦楽器も弾けるようになりたくて始めたチェロも、細々と続いていまして、先日大人のチェロアンサンブルの発表会に出てきました。 本当は出たくなかったのですが、少人数アンサンブルでひとりだけ出ないとか言い出すとほかの人に迷惑がかかるし、みんなで出るなら、と参加を決意。 そして、リハーサルをやってみて突然大問題に気が付きました。 いつも練習のときは事前に譜面台やら楽譜やら用意して、エンドピン(チェロから床に突き出した棒のこと)を置くストッパー(ピンを刺す穴のあいた平たいもの)なるものを床に置いてそこにチェロのピンを差し込んでスタンバイしているのですが、考えてみたらそれを舞台上でいっぺんにやったことがない!チェロはまあまあ重いのですが、エンドピンはとがっていて、ホールの床に刺すと傷がつくので浮かせたまま片手に持ち、もう片方に楽譜と弓とストッパーを持って登場するってかなり大変です。 椅子に腰かけてストッパーを床にほいっと投げて、いい位置に一回で置けないと、チェロをかかえこんだままさらにしゃがんで四苦八苦することに。 演奏が終わったあとはもっと大変で、一度立ち上がってお辞儀したあと、どうやってチェロを床に刺さないでストッパーと譜面を回収して去ればいいのかわからず、一人いつまでも舞台上でパニックになっていました。 一体どうすればいいのか、ネットでいろいろ検索すましたが、そんな細かいことを教えてくれているサイトも動画もなく、家に帰って慌てて策を考えました。 そして、弓とチェロは左手に持ち、一回椅子に座ってチェロを抱えつつ右手でストッパーを回収し、立ち上がり際にさらに譜面も右手で回収。これしかない! 何度も繰り返して呪文のように手順を覚えていざ会場へ。 他のメンバーにも聴きましたが、皆さんやはり一度座らないとできない、ということで一致。 演奏よりも、むしろ演奏前と後、いかに速く準備と撤収ができるかが本番に思えてきました。 練習の甲斐あって、誰よりも早く撤収できてガッツポーズ。 久しぶりに緊張の一日が終わってホッとしました。 2022年5月8日 <ゴールデンウィーク> 今年のGWは、途中の平日を休める人にとってはかなり長い連休になったようですね。 お子さんが学校などで休めない人にとっては、特に後半のお休みは渋滞覚悟で出かけることになり、お疲れになったのではないでしょうか。 ちょっと外食に行った以外は地元でのんびり過ごした私は、何か目標が欲しいなと思い、撮りためていた録画のなかで「ミステリーと言う勿れ」を見よう!と思い立ち、一話見だしたら止まらなくなり、無事3日くらいで見終わりました。いやあ、面白い話ですね、話題なのは知っていましたが。でも、キャストを見るとだいたいこの人が犯人かな、というのは当たっていました。随所にクラシック音楽が使われているのも面白かったです。トルコ行進曲とか、アヴェマリアとか、別れの曲とかビバルディの四季とか。中でも、シューベルトの楽興の時は、主人公が推理していく過程でよく流れていて、昔は発表会の定番曲だったので懐かしくなって弾いてみました。重音続きでとても弾きにくい曲なので、軽やかに弾くのは大変です。ちなみに私はこれを生徒さんに弾かせたことはありません。シューベルトはきれいだけど弾くのが大変な作曲家 の一人です。 勢いづいて、「ミステリー」に続いて「卒業タイムリミット」をどんどん見ています。今夜中には追いつける予定です。 2022年4月24日 <ピアノのグリッサンド> ジャズピアニストの演奏などで出てくるグリッサンド、彼らはいかにも簡単な感じで軽々とやってのけていますが、実際にやってみると「イテテッ!」となり、指の皮がめくれてしまう難しいテクニックです。 クラシックピアノ曲であまりこれが出てくることはなく、ドビュッシーやラヴェル、ベートーヴェンなどのいよいよ上級レベルのものでやっと目にするので、そこではたと困ってしまいます。ちゃんとグリッサンドを教わったこともないのに、何これ?どうやって弾けばいいの? 今は動画などで見てまねすることもできて大変助かりますが、でも見たからと言ってすぐできるものではありません。 グリッサンドの講座があれば習いたいくらいで、作品で出てきてしまったら、そこで痛くない方法を試行錯誤しています。 生徒さんがポップスを弾くときには結構これが出てきてしまい、「痛くないように、爪の生え際に当たらないように気を付けて、いろいろ試してごらん」と声を掛けますが、人により親指がいいとか、指の腹がいいとか、2本なのか3本なのか、それぞれです。 やっているうちに結構上手にできる生徒さんもいて、「あら、上手になったね!」と感心することも。 ピアニストが簡単そうにオクターブグリッサンドや黒鍵のグリッサンドをしている動画を見ると「なんで?なんでそんなに上手にできるの?」と叫んでしまいます。 最近、やっと右手でのオクターブグリッサンドがなんとか音を出せるようになり、目下、ラヴェルの「道化師の朝の歌」の指2本同時グリッサンド練習中です。 ちゃんと教材で基礎から教えてもらいたかったです、なんでないんだろう、不思議です・・・・。 2022年4月14日 <楽譜の処分> 新年度が始まりましたね。生徒さんたちもみんな一学年上がって、中学生になったり、クラス替えがあったりと新しい環境でがんばっています。 教室にはたくさん楽譜がありますが、とりあえず興味を持って買ってみたものの、あまり気に入る曲がなかったりして不要のものもたくさんあります。 一年に何度か、いらないものは捨てたり、楽譜専門の古本屋さんに買取をお願いしたりしていましたが、50円とか、よくて200円くらい値がつけば喜ぶ感じで、中には引き取り不可とまで言われて、何でやねん!と怒っていました。 しかし、今年ははたと気が付きました、そうだ、メルカリに出品してみよう! 検索するとたくさんの楽譜が売られていて、だいたい半額とか、なかには強気で9割くらいの値段設定のものもあり、おそるおそる写真に撮って、こんなものかなあ、という値段で出品。 どきどきしながら一日に何度か、連絡ないかな〜、とチェックしていたら、夜になって、来ました!売れましたの連絡が。慣れない梱包とか、発送の手順など調べながら無事終了。 一度わかったら、次々と出品したくなり、主にポップス系のものを出してみましたが、だいぶお買い上げいただけて、逆に私も買ってみたりと、やり取りもおもしろくて楽しんでいます。 今までの古本屋さんの、あの買取り値段は何だったんだろう、と思い返しています。もっと早く気が付けばよかった、と後悔しています。噂には聞いていましたが、なかなか楽しいですね、メルカリ。 2022年3月31日 <お気に入りの歌> 桜が満開になり、すっかり春になりましたね。今年は寒い日が多くていまだにダウンをクリーニングに出せずにいます。明日もまた寒いらしいですし。 このところ、藤井風のきらりが気に入って、朝これを聴きながら、というかYouTubeで見ながら洗濯物を干したりしています。 今年はこれを発表会の二部で弾く人がいるので、どんな曲か自分も聴いてみてすっかり気に入りました。 発表会で生徒さんが弾きたいといってくる曲がバラエティーに富んでいて、「何ですか?それ楽譜出てますか?」と聞くのがパターンになっているので、いろいろな曲をみんな聴いているんだなあと感心し、いい曲を教えてもらえて助かるなと思います。 なかには、ちょっとピアノには向かない、というものを選ぶ人もいて、あまり映えないアレンジの場合は他を選んだほうがいいよということもありますが、たいていは希望通りにしています。 この、きらりを聴いているうち、私が一番好きな、山下達郎のRIDE ON TIMEに似ていることに気が付きました!もちろんメロディーなどは全然違うのですが、同じニ長調で、GMajor7のコードが効いている ところとか、私が大好きな曲の展開の仕方なんですよね、そうか、だからすごく気に入ったんだな、と一人でガッテンしています。 2022年3月18日 <久しぶりの停電> 先日の深夜の停電と地震は怖かったですね。先に停電が来たので、訳が分からなかった時間が少しあり、そのあと「あ、揺れている!どうしよう、どこにいたらいい?」とかつぶやきつつテーブルの下に一応もぐりこみました。 いつも思うのですが、地震のとき、まわりのみんなわかっているのにとりあえず「地震だ!」と言わずにはいられないのはなぜでしょうね。 そのあと、周り中が真っ暗なのを見て、自分のうちのブレーカーが落ちたわけではないことを確認。 いつ復旧するかもわからないし、寝るしかないな、となり、夜中にふと目が覚めて廊下に電気がついているのがわかってホッとしました。 日頃から、思いついては防災グッズを買い足してはいるのです。 ついこの間も、もし二階から地上に避難するとしたら・・・と考えていて、避難はしごを購入したところでした。 でも、停電になったとき、懐中電灯やランタンはあるものの、それを探す前に真っ暗になることを考えると、自動点灯のライトがあったほうがいいですね。実は一つは買ってあったので、真っ暗な中で光るライトをみてうれしかったです。例えばお風呂に入っていて停電、とかいろんな状況があるので、いくつかの部屋に常備しておこうと思います。 2022年3月2日 <久しぶりに教室レッスン再開> 2月はオリンピックを連日見ながら、オンラインレッスンのみで過ごしてきましたが、発表会に向けて始動しなくてはいけない時期ですし、3月から教室レッスンに戻りました。 久しぶりに教室に生徒さんが来るなあ、と準備していたら、続々と学級閉鎖のためレッスンに来られませんの連絡が。 確かにオミクロン株のせいで、学校や幼稚園など休校や休園が相次いでいるとニュースで見てはいましたが、初日から実感することに。 でもそんなときこそオンラインレッスンが役に立つので、いったん棚に仕舞った教材をまたガサゴソと取り出してきて、再び画面越しにレッスンしました。 2月をお休みしていて一か月ぶりに教室に来た生徒さんたちはというと、あれ、結構みなさんだらけていたようですね。一か月分の宿題を出していたはずですが、結局一週間分の宿題しかやっていない人が多くて、予想してはいましたが、残念ですね〜。 これからまたしっかり練習するくせを取り戻してほしいです。 2022年2月5日 <多すぎると選べない> 先日新聞で面白い記事を目にしました。 ジャム売り場で、6種類の試食コーナーを置いたところ30%のひとが購入したのに対し、24種類置いたところたった3%の人しか購入しなかったという実験です。 他にも、人気のスイーツ4種類の中から3種類選ぶよりも、12種類から3種類選ぶほうが後で後悔する割合が高かったのだそうです。選択肢があまりに多いと選んだ結果に満足しにくくなり、品数に圧倒されて選ぶことを放棄したくなる現象だそうですが、確かにあまりに種類があると違いがわかりにくく不安になることがありますね。 今、教室の看板が古くなってきて、文字が薄くなってしまったので新しいデザインの看板を依頼しているところなのですが、これもデザイン候補が何十もあって、「あ、これかわいいい、いや、こっちもしゃれている!」などと目移りしてしまい、家族にも意見を求めたり、なかなか決められませんでした。 いざ決めて注文したところ、「色の変更などもできますよ」と言われ、「いや、結構です」と答えたのですが「文字の一部を色を変えてみたりとか、デザインの追加などもできるんですよ」と重ねて言われると「そ、そうですねえ、じゃあ・・・」とにわかに色見本を眺めだし、また「ブルー、いや、ピンクもいいな、でも黄緑も捨てがたい」などと迷いはじめました。「あんまり色多くするとスッキリしなくなるんじゃない?」と家族に言われて我に返り、できるだけ抑えた色使いでお願いしました。どんなものができるか楽しみにしているところです。 2022年1月25日 <画面の向こう> 先日、教室レッスンなのに勘違いして自宅でzoom待機していたK君。 今さら教室に来てもらっても遅くなるので、慌ててオンラインレッスンを開始しました。 久しぶりに、オンラインレッスン用のマイクをパソコンに差し込み、「じゃあ始めるよ〜!」と叫ぶとK君が 「なんか先生の声がいつもと違う」と言うのです。違うといわれてもこちらにはよくわからないので、「はい、じゃあハノンからね」と始めてみたものの、K君の声もよく聞こえず、K君もこちらの声が聞こえにくいらしく、お互いにパソコン画面に耳を近づけて「何だって?」といろいろ画面の中で設定を変えたりしましたが、ちょっとわかりにくいまま終わりました。 声が変という言葉がひっかかったので、地方にいる家族に頼んでzoomを試してみました。 マイクを通してしゃべったところ爆笑されて、「ひどいな、昔人間だったみたいな声になってブチブチ切れてる」と言われてびっくりし、録画してもらって自分でも聞いてみたら確かにバルタン星人みたいに低く途切れ途切れになっているではありませんか!なんだ、このマイクは!マイクなしの方がずっと普通に聞こえるので、今までこんな音でオンラインレッスンしていたのかしらと焦りました。 次の日きたMちゃんに録画を見せて、「先生今までオンラインレッスンでこんな声でやってたのかなあ?」と聞くと「ううん、そんなことない、このマイクなしの時の声みたいに普通に聞こえてた」との事。 ちょっと安心しましたが、じゃあどうして昨日はおかしかったのかといろいろネットで調べると、マイクの入力レベルを上げすぎると音が割れてガビガビになるらしいですね、あれこれいじったせいかもしれません。 考えてみたら、画面の向こうでどんな風に聞こえているのか確かめたことがなかったですね。自分に聞こえているものを相手も聞いていると思い込んでいました。 オンラインレッスンについての動画もあって、ピアノの音がきれいに聞こえるおすすめのマイクを見つけたので、さっそく注文しました。届いたらあれこれ設定を確かめてみて、生徒さん側でいい音に聞こえるように準備したいと思います。 2022年1月13日 <先が見通せない> 2022年という響きにもまだ慣れませんが、もう2週間くらい経ってしまいました。 新年を迎えてからわずかな間にこうもコロナウィルスの感染者数が跳ね上がるとは思っていなかったです。こんなにみんながマスクをしているんだから、意外とオミクロン株にもかからないで済むのでは?と12月頃は思っていましたが、いったん広がり始めたら異常なスピードで感染者が増えていますね。 誰もGo toキャンペーンなどと口にしないし、数か月先も見通せないので、今までと変わらずに気を付けて暮らすだけですね。 しかし、教室レッスンについてはどうしようか、今悩み中です。できるだけ教室で続けてきましたが、ここまで増えてくるとレッスンしていいのか迷います。寒いので、ドアを開けっぱなしでレッスンするわけにもいかないし、マスク越しとは言え、至近距離で話すし、歌うし、連弾もするし、不安な要素だらけです。 生徒さんの中にはオンラインレッスンが難しい子もいるので、まるまるお休みにしてしまっていいものか、感染者数の発表のニュースを見ながらあと一週間くらい様子を見て判断しようかなと思います。今週末は大学共通テスト、受験生が無事テストを受けられますように! 2021年12月25日 <クリスマスあるある> 毎年クリスマスが近くなると、生徒さんたちに、プレゼントに何をお願いしたのかなどクリスマスのお話をすることが多いのですが、それぞれのご家庭のオリジナリティが感じられて面白いのです。 先日Rちゃんが教室に来て言うには、「サンタさんにプレゼントのお願いを書いた手紙を自転車のかごに入れといたんだけど、朝になったらなくなってた!」だそうで、「え、風で飛んだんじゃなくて?」と私が聞くと「違うよ、見て回ったけど落ちてなかったもん!」とのことで、「ということは・・・」と二人で顔を見合わせました。無事サンタにリクエストが届いたようですね。 またMちゃんは、「大人ってプレゼントもらわないよね?お姉ちゃん大学生なのにまだサンタからプレゼントもらってるのどうして?」と聞くので「なんでかなあ、まあMちゃんのところに来るからついでに、って感じじゃない?」と返すと大きくうなずいていました。生徒さんの話が面白いので、私も想像がふくらんでついあれこれしゃべってしまいますが、うちでは昔娘の枕元に「サンタさん返事を下さい。」と書いてあり、焦ったことがありました。翌朝、怪しげな英語で書かれたカードを持って娘は校長先生に誇らしげに見せに行ったのでした。 何はともあれ皆さん楽しいクリスマスを過ごしていることでしょう。 2021年12月17日 <競ってはいけない?> この間テレビで見たのですが、運動会などでかけっこに順位をつけないことがあるそうですね。肯定派からすると、かけっこが苦手な子もいるので、びりになったらいやな思いをするだろうし、自分なりに速くなればいいじゃないか、という配慮のようです。これに対して反対派は、大きくなればいやでも競争はあるのに、それを経験させずに大きくなってから急に競争にさらされるのは本人のためになるのか、という意見などです。どちらにも言い分があるので、結論は出ませんが、この間ジョギングしていて見た光景を思い出しました。 公園に保育園児たちが体育座りしていて、どうやら運動会のかけっこの練習をするようです。 ゴールのラインを引いて先生が「はい、これからお友達ふたりづつで、ゴールまで走ってもらいます。だけど、お友達に勝てばいいの?」と問いかけると、子供たちが「違う、自分との闘い!」と大真面目に答えてるのを聞いて吹き出しそうになりました。先生が、「そう、自分の記録が速くなることが目標です!お友達に勝つんではなくて、自分に勝つのが大事!」と叫んでいましたが、日頃からそのように言い聞かせているのでしょうね、でもかけっこはシンプルにとりあえず勝とうよ、と思いつつ通り過ぎました。 考えてみれば、昔ピアノの発表会のプログラムは、後ろにいくほど上手な人が弾くことが多く、自分がなん番目に弾くかドキドキしながら受け取ったのですが、今私の教室ではわかりやすく学年順、あいうえお順にしていますね。これも、順位をつけないといえばそうですね。 何を目的にしているか、でも変わってきますよね。コンクールなら順位をつけないわけにはいかないですし、それぞれが音楽を楽しむなら順位はいらないですし、人によって印象に残る演奏は違うので、勝ち負けではないですからね。 まあ、かけっこのように明確な基準があるものは勝ち負けがついて当たり前だと思いますが。 2021年11月30日 <楽譜への書き込み> 先日レッスンに来た生徒さんたちを見ていて感じたことは、譜読みが苦手な人はよく楽譜にドレミを書いているな、ということです。 苦手だから当たり前、とも言えますが、逆に、書いているから苦手、とも言えます。 ドレミを書き込むと、それが間違っていたとしても、音符を全く見ていないので平気で弾いてしまいます。さらに、同じドだったとしても、楽譜を見ていれば、上がったところのドなのか、下がったところのドなのかすぐ気が付くはずですが、自分の書いたドレミしか見ていないのでどちらのドかわかりません。 その様子をみていて、このままではいけないなと決心し、以後書き込みをしないように伝えました。指番号はいくらでも書いていいですし、加線のいっぱいついたような非常な高音や低音はさすがにドレミをふってもいいですが、ごく普通の音符に書き込むくせをつけてはいつまでも読めません。 不思議なのですが、音符プリントなどで譜読みだけをさせると読めるのに、弾きながらだと読めないこともあります。つまり、読むスピードが弾くのに追いつかないということですね。 譜読みできないで上達はない、と思っているので苦手な子ほどしつこく譜読みをくりかえして、あいうえおのように自然と読めるようにまでなってほしいです。 2021年11月16日 <リフレッシュ期間を満喫> 無事発表会も終わり、臨時にレッスンなどもしていたので、一週間レッスンは全部お休みです。 生徒さんたちも、今まで発表会用の曲ばかりやっていたので、新たな宿題に取り掛からないといけないわけですから、練習する時間が必要ですもんね。 忙しくてサボっていた家の中の片づけをしたり、スマホの中の大量の写真をプリントアウトしてアルバムに貼ったり、買い物に行ったり、上野のゴッホ展も行ってきました。 あっという間にお休みも終わり、また今週から通常のレッスンに戻っています。 久しぶりの教材を開いたら、何か月もやっていないことがわかって、これからどんどん進めていかないといけないですね。特に小学6年生の子たちは、中学に行って続けられるかわからないので、あと何か月かでできるだけ教材を進めて切りのいいところまで仕上げて欲しいです。 今まで中学に行っても続けた生徒さんたちに書いてもらったアンケートをまとめて6年生の人たちには渡しています。細々とでも続けて良かったです、勉強の息抜きになりました、などの意見が書いてあるのでぜひ先輩に続いてほしいですね。 2021年11月5日 <動画も活用> もうすぐ本番です。だいたいの生徒さんが仕上がっている中で、やはり数人は心配な人が残るわけで、別の日に急きょ臨時レッスンをしたりして追い込みしています。 何回注意しても、また次にくると元の通りの弾き方に戻っている子の場合は、楽譜にもたくさん印がつきすぎて、もはや目立たないほど書き込みだらけになっています。 一人でレッスンにくる子がほとんどなので、おうちの方は何がいけないのかわからず困ってしまうようで、 参考演奏の動画を送ったりもしましたが、レッスンの中でも撮影すればいいんだ!と気が付きました。 スマホを持っている生徒さんが多いので、その中のカメラで、訂正前と後の動画を撮影して、おうちに帰ってから見返すことで注意点を思い出してもらおうというわけです。 はりきって、撮影しつつ生徒さんに1ページずつ弾いてもらっては止めて、直してまた撮影して、を繰り返して最後まで弾き終わり、「どう?これで大丈夫かな、撮れてるよね?」と確認してもらったら、「え…撮れてません。」と言われて「え、ウソっ!!」とあわてました。 機種によって、カメラも保存の仕方が違うようで、自分では保存したつもりで、取り消してしまっていたらしく、生徒さんと二人でがっかりしました。 しかたなく、端折りつつ撮り直して、二回やったことで多分しっかり頭に入ったことでしょう。 ちゃんと訂正して仕上げてきてくれると信じています。 2021年10月20日 <譜めくり問題> 発表会が近くなり、生徒さんそれぞれ追い込みをかける時期ですが、間に合わない感じの人は呼び出して臨時レッスンをしたり、慌ただしくなってきました。 ソロは基本暗譜、連弾は見て弾いていいのですが、何ページにも及ぶ楽譜を楽譜台に載せきれませんので、蛇腹のように折りたたんで、手の空いた方の人が素早くめくることになります。 しかし、早い曲などで、どちらも手がふさがっている場合もあり、数秒でめくらないといけないこともあるので、どこでめくるか考えて楽譜の折りたたむ場所もあれこれ試すことになります。 生徒さんでは難しいので、だいたい私が楽譜を作るのですが、実際弾いてみるとめくってどこに飛べばいいのかわからなくなって「あ〜、どこどこ?わからなくなった!」と途中見失ってストップすることも。 今年は特にそのトラブルが多くて、作り直しも何度もしていますが、めくったページがまたふわっと戻ってきてしまったり、心配がつきません。 本番は特に舞台上に空調の風が当たって楽譜がはためくこともあるので、うまく弾くのと同じくらい、うまくめくれるか、ドキドキしています。 2021年10月7日 <一次予選配信見ています> 前回の続きで、今年のショパンコンクール、今一次予選の真っ只中。ポーランドで行っているので、日本の夜中から早朝などのリアル配信を見ている熱心な人たちもいるようです。 ちょっとそこまで頑張れないので、あとから日本人のそれぞれの様子をYou Tubeで見ています。 あまりにもアップで鮮明に映るので、コンテスタントの苦悩にも似た表情のアップをじいっと見つめるのも妙な感じですが、彼らの背景に審査員たちや聴衆が映って、弾き始める前の長い静寂や、震える手などを見るとこちらが逃げ出したくなります。 こんなに大変な緊張に立ち向かっている世界中から集まったピアニストたちの姿に感動します。 多少のミスタッチにも構わず疾走するような指の動きに、「がんばれ〜!」と声援を送りつつ、連日のすばらしい演奏をできるだけ聴こうと思っています。 しかし、ショパンコンクールだけあって、オールショパンなんだな、と改めて思います。 聴衆の方々はショパンの曲を浴びるように聴き続けるわけですが、疲れないのかな、なんて思ったりして。審査員の方たちも、さらに採点までしなければならないのですから、一瞬たりとも気を抜けず、へとへとでしょうね。 2021年9月27日 <第18回ショパンコンクール> もうすぐ、異例の一年延期を経て、ショパンコンクール本選が始まります。 コンクールはたくさんありますが、その中でもピアノ部門では別格のコンクールですから、毎回誰が優勝したのかは気にしていましたが、今回予備予選の演奏動画がオンラインで配信されているのを見て俄然興味がわいてきました。 何といっても、日本人の予備予選通過者の顔ぶれがすごい、すでに活躍しているピアニストたちが、わざわざリスクを冒してコンクールにまた出るというチャレンジ精神がすごいです。 個人的には、反田恭平さんや小林愛美さん、角野隼斗さん、牛田智大さん、進藤実優さんなど期待しています。たくさんのコンテスタントが出るので、演奏動画も全部聴く審査員は本当に大変だろうなと思いますが、いくつかでも聴いてみて、自分なりの推しが見つかると、本選の楽しみ度が違います。 本人たちは一生をかけた全集中の戦いですが、観るほうは素晴らしい演奏を楽しみたいです。 生徒さんたちにも聴いてごらん、と勧めたのですが、一人でも聴いてくれる人がいれば嬉しい。 2021年9月15日 <天才少年少女たちのその後> 近所の方から、古い音楽雑誌をいただいたことがあって、長らく置いていたものを先日ようやく手に取って眺めてみました。平成6年ですからこれは古い!NHK教育テレビで、有名なピアノの先生方が、生徒さんへのレッスンを通してその曲の演奏のポイントを語る番組の内容を雑誌にしたものです。 たくさんの難曲が週替わりで取り上げられて、楽譜も載っているのですが、注目したのはその時の生徒さんたちです。まだ幼い感じの子から、高校生くらいの生徒さんまで、当時の優秀な生徒さんが選ばれているわけですが、パラパラめくっていて、「え?上原彩子?!」 そうです、のちにチャイコフスキーコンクールで女性初、日本人初の優勝をする上原さんです! 次の人はまだ幼い上原ひろみ?!今や世界的なジャズピアニスト、オリンピック開会式でも演奏していましたね。他の方もそれぞれ演奏家になったようで、どうやらヤマハの秘蔵っ子たちだったようです。 よくコンクールなどですごい演奏をする小さい子たちを見て、この子達これからどうなっていくのかなあ、と思ってみていましたが、古い雑誌で、逆に、演奏家たちの子供のころを見て感動しました。 この興奮を伝えようと、次の日夫に「ちょっと、この雑誌見て!ほらここに上原彩子、これ上原ひろみ!」と見せたところ「えーっと、知らんねんけど、誰それ?」と言われたことにまた驚きました。 人それぞれに自分にとってのスターがいますからね、知らない人は知らないですよね。 2021年9月2日 <動画で勉強中> オリンピックとパラリンピック以外これといった出来事もなく、夏休みが終わりましたね。 生徒さんたちも感染対策しながら、また学校生活が始まったようです。 いろいろ出かけられない分、ピアノの勉強をしないとなあ、とコロナが始まって一年半も経って今頃思い立ち、演奏動画やアナリーゼや、ワンポイントアドバイスなど検索しています。 本当にたくさんのアーティストたちが動画をあげていて、次から次へとクリックしては、チャンネル登録などしています。 もっと早く思い立っていれば、今頃すごい量の知識が身についていたのに、と後悔。 しかし、動画をさえぎるように広告が入ったり、一度検索するとそのあと関係する広告が画面を遮るように入るのが邪魔ですね。 先日試しに、広告をブロックする、というアプリを購入してみました。半信半疑でしたが、結構いい感じで、たくさんの広告をブロックしてくれていることが表示されています。 動画も途中切れずに見られるので、いやあ便利なものがあるんだねえ、とまたまた感心しています。 2021年8月18日 <誰と連弾する?> 毎年発表会の二部はドラマやアニメの主題歌など、本人の選んだ曲を連弾することがおおいですが、年によってかなり相手が偏ることがあります。 小さいお子さんが多い場合は、連弾もお母さまと、というのがたくさんあって、私はほとんど弾かずに済んでおおいに気が楽です。 なぜか私との連弾がやたら多い年は、舞台袖に引っ込んだかと思えば即次の生徒さんとまた舞台へ、ということもあり、かなり緊張します。 今、今年のプログラムの原稿を作っているのですが、今回はうちの教室(もう一つの教室と合同で開いています)は、生徒さんたちきょうだいで弾くとか、お姉さんと弾く、というのがなぜか多くて、お母様が1人しかいないことに気が付きました。私はそこそこ出番ありで、しかも結構難しい曲があるので目下練習中。 きょうだいで弾くって、ご家庭にとってもいい思い出になりますよね。ただし、ご両親と弾くのと違って、ちゃんと練習できているのかがよくわかりません。 聴かせてもらうと、それぞれが勝手に弾いて、勝手につまづいて弾き直していたり、お互いのどの音と同時に弾くのかが全然わかっていない人だらけで、本番に間に合うのかだいぶ心配になってきましたよ。 2021年8月5日 <毎日テレビに釘付けです> オリンピックが始まってあっという間に日が過ぎ、もう数日で終わりだなんて信じられない。 自国開催だとこんなにいろいろな競技がリアルタイムに日中観られるんですね、それだけでも良かったと思えます。スケートボードとかウェイトリフティングとか、サーフィンとかアーチェリーとかボルダリングとか、なかなか見ない競技も、しばらく見ていると、ルールや見どころが少しはわかるので面白いですね。 外が暑くてテレビが面白いので、外出自粛効果が上がりそうです。 先日フェンシングのエペの男子団体決勝で見事金メダル獲ったときは夫とハイタッチして喜びましたが、本当だったらあの場で観戦していたはずだったんですよね〜、ナマで観られたら大興奮だっただろうなあと、つくづく無観客が恨めしい。でも多分、見に行っていたら日本が負けていたような気がするので、まあいいか、と思うことにしています。 新聞の川柳に面白いのが載っていました。 『スタジアム、あそこがきっと俺の席』 お見事、同感です! 2021年7月27日 <楽譜書き直し> オリンピック開幕しましたね。 開会式も、長々とやるショーみたいではなく、ちょうどいい長さの、素晴らしい場面がたくさん織り込まれた美しい内容だったと思います。 ピクトグラムのパントマイムはいいアイディアでしたね、これからかくし芸などで流行りそう。 教室では発表会の練習が本格化していますが、かなり弾けるようになっている子と、ちょっとこのままでは間に合わないのでは?という子に分かれています。 弾けていない理由もいろいろですが、やはり普段より難しい曲を選んでいる、特に二部の連弾は本人の希望で選ぶのでかなりレベルが高い楽譜しかない場合もあって、慣れない♯や♭を判断できないで苦戦していることが多いですね。 あまりに無理な場合は易しい調に書き換えた楽譜にすることもありますが、曲の雰囲気というものがあるのでできれば調は変えずに弾きたいでうね。 そう思って渡した楽譜ですが、レッスンしていてちょっと無理そうだな、と判断した場合は和音の数を減らしたり、リズムをシンプルにしたりと、修正テープの嵐ででこぼこになりますが書き換えていきます。 この作業がかなり大変ですが、オリンピックの試合を横目で見ながら内職に励んでいます。 夏休み中に弾けるめどが立つといいのですが。 2021年7月11日 <算数的な考え方> 楽しみにしていたオリンピックが無観客になり、あんなに立派な競技場にお客さんの笑顔がないのかと思うとため息ばかり出るこの頃ですが、最近読んだ『おとなになるのび太たちへ』が面白かったです。 いろいろな有名人が、自分が影響を受けたドラえもんの漫画を一編紹介している中で「僕よりダメな奴が来た」というのがあり、のび太が自分よりどんくさい転校生が来て優越感に浸りながら、「僕は5回に1回くらい0点を取るけど、あいつは10回に3回くらい0点を取るんだよ〜」とドラえもんに報告するのです。 計算すると10分の2と3というわずかな違いなのですが、読者が計算するようになっている言い回しが面白くて笑えました。 結構音符の長さなど説明するときに、私も円を等分して見せながら、8分音符や、付点四分音符など説明することがあり、意外と音楽でも算数を使うんですよね。 目下、右手三連符、左手八分音符を合わせる曲に挑戦している生徒さんに、0.33、0.5、0.67など言いながらどのタイミングで両手の音をはめるか説明していますが、最後は自分の耳で、三連符がいびつになっていないか、弾きながら右手だけ聴く、次は左だけ聴く、というスピーカーの切り替えのような感覚が必要です。そのうち、ショパンやリストなどで、右7左6、右30に左4とか、もはや適当にしか合わせられないものも出てくるんですよ〜、大変ですね。 2021年6月29日 <指は長い友達> 先日Aちゃんとともに現れたお母さまが手首に包帯を巻いているので、「けがでもしたんですか?」と聞いたところ、発表会でAちゃんと弾く連弾の曲の練習に励んでいて手首に痛みが出てきたそうです。 それって、もしや腱鞘炎ではないですか? お母さまに「どれくらい休んだ方がいいでしょうか?」と聞かれて 「一か月くらいは本当に弾かずに休ませてくださいね、使い過ぎということですから」と答えましたが、やはりピアノやその他の楽器、スポーツでも、同じ関節に繰り返し負荷をかけ続けると、いつかは痛めてしまいますね。それがいつかは人によるので、自分は全然平気、と熱心に練習するまじめな人ほどなりやすいでしょうね。 かく言う私も目下右手が痛むのでできるだけ弾かないようにはしているのですが、もうそろそろ治ったかな?と弾き始めるとまた痛み出すので、実に厄介です。 ネットで腱鞘炎についてピアニストが書いているブログがあって、「腱鞘炎のときにすべきこと」というタイトルに飛びついて見てみたら「何もしないこと」とありました。 痛む箇所をできるだけ使わないで休ませながら、原因となった自分の弾き方、たとえば鍵盤をずっと押さえつけるような弾き方や、オクターブでやたら手を広げ続けるとかを見直し、少しでも手に負荷をかけない奏法を心掛けることが必要だそうです。 生徒さんが力任せにガンガン鍵盤を叩いて弾いているのを見かけると、ポツリと「手、痛めるよ」と言ってしまいます。今は痛くなくても負担は手にかかっているので、将来のために手や指はいたわりましょう。 人生最後まで使い続ける、長い友達ですからね。 2021年6月15日 <渾身の一曲> 目下、ソロ曲が決まり、二部で弾く自由な一曲の選定作業中です。 毎年、この過程が悩みの種で、生徒さんが大きくなっていくにつれてアイドルにはまる人、やっぱりクラシックの名曲が好きな人、流行りのアニメを選びたい人、K-POPとバラバラすぎて楽譜を買いそろえることももはや無駄なのではないかと感じています。 大量の楽譜の山からタイトルを見せながら、時には鼻歌で説明しつつ、好みの曲がないか聞いていきます。いくつか名前があがると、今度は動画を検索して一緒に聴いてみて、どれが一番好きか決めてもらいます。 結構時間がかかる作業なので、ある程度考えておいてね、と言っておいたら今年はわりと決めてくる子が多くて、なかにはこちらが知らない曲で動画をみたらめちゃくちゃ渋い曲なので「え?どこでこの曲知ったの?」と聞くと「お父さんがよく聞いてる曲」だそうです。 かっこよくて、私も初めて弾くのでどんな仕上がりになるか楽しみですし、大人が喜んで聴いてくれそうです。低学年にはやはりジブリ系かディズニー系がいいかな、といくつか候補をあげたら、「あ、その曲知ってる!話は知らないけど」と言われびっくりしました。 そうか、もはやジブリは今の小学生たちは知らない時代の映画なのね〜、やっぱり毎年夏休み頃にテレビで再放送しているのは大事ですね、ぜひ見ておいてもらわないと発表会の鉄板候補が消えて行ってしまいますからね。あとちょっとで全員決まるので、つぎは楽譜を編集していいところどりをしつつ演奏時間に収まるようにして、指番号などを書き込んでいく大変な作業が待っています。 2021年6月1日 <知っている曲と知らない曲と> 今、発表会に向けてのソロ曲の方をリストアップして、生徒さんに選んでもらっている最中です。 毎年の恒例行事とは言え、無事決まるまでは本当に大変で、あれやこれや山のように楽譜を買い込んできて、付箋を貼りまくって候補をあげています。 昨年の発表会で弾いたものと似てしまわないように、さらに、あまりに簡単すぎたり難しすぎたりしないように、と頭を悩ませています。 新しい作曲家のものにたくさん素敵な曲があったので、付箋を貼ってリストに載せましたが、ふと気が付くと日本の現代の作曲家のものばかり候補になってしまっている・・・・・ これもあまりよろしくないですね。 プログラムを見たときに、まったく知らない曲ばかり並んでいたら興味を持ってもらえないかもしれません。好きなアーティストのコンサートに行ったら、新しいアルバムからの新曲ばかりだった、という感じでしょうか。私の好きな、あの曲も歌ってくれるよね、と楽しみに待つ心理。 なんてことを想像しながら、いわゆる定番曲を好んで弾きそうな生徒さんは誰かな?と考えつつリストに名曲も混ぜて行きます。先生たちとしては聴き飽きている曲も、一回きりの舞台でたまに聴くお客さんにとっては、知っているあの曲!と楽しみにしてくれるかもしれませんから。 2021年5月16日 <YAMAHA C3X espressivo> 先日銀座の楽器店にメンバーズカードの更新に行ったのですが、ピアノフロアだったので何台ものピアノたちがライトを浴びてキラキラしていました。 通り過ぎようとしたら店員さんに呼び止められて、YAMAHAのピアノの新製品が出たのを知っているかと聞かれました。 それがこの、C3X espressivoです。なんでも、10年ぶりくらいの新商品で、もともと一番ポピュラーな C3Xシリーズをベースに、コンサートピアノのような中身になっているとのこと、ハンマーや響板、手巻き巻き線などこだわりぬいた内容との説明を聞いていて、あこがれのピアノ、カワイのShigeru Kawaiに対抗するラインナップと聞いたら試弾したくなって、ちょっと弾かせてもらいました。 ああいう広い場所で弾くと、普段よりずっと音が美しく響くのでうまくなった気がしてしまいますが、音を出した瞬間に、「うわあ、なんてまろやかな音なんだろう!」と感動しました! 弾けない人でも、一音だけポーンと弾いてみるのでもいいですね、音の立ち昇る感じが美しくて、音に包まれる感じがします。何か普段弾いているものを弾くと、響きの違いがわかりやすいです。 「えっと、おいくら万円じゃ?(有吉のお金発見 突撃!カネオ君風に)」とお聞きしたら3、630、000円でした〜!今ピアノの値段が毎年のように上がっているので、これくらい当然でしょう。 「そう、じゃあいただくわ。」と頭の中で返事しながらお店を後にしたのでした。 2021年5月2日 <合格するか一大事> いつも明るくいろいろなおしゃべりをしてくれるRちゃん、でもピアノを弾き始めると途端に自信がなくなり、「あんまり練習できてないから・・」とか「ここのリズムがよくわからなくって・・・」と言い始めます。 先日も、「一曲だけしか自信ない・・・」と言いながら弾き始めましたが、ちょこちょこ間違っているところがありました。 ちょっとしょぼんとしているRちゃんに、「今ここで直せば、いいじゃない!」と声をかけ、間違いを直しながら3回か4回弾いてもらったらなんとか合格レベルになりました。 他の宿題もやはり間違いを直して、何回か弾いてもらったら無事3曲全部合格! 「あれ、このごろ全部合格したことなかったよね、久しぶりだね!」と言うと 「そう、もし全部合格するとママがご馳走にしてくれるの」だそうです。 「え?合格したかどうかで夕飯のメニューが変わるの?」と聞くと、つまりレストランに食べに行けるということだそうで、それは大変、ピアノのレッスンも責任重大ですね〜。 そんなことを聞いてしまうとちょっと意識してしまいますが、でも、合格ラインでなければ丸にはしないのであしからず。 2021年4月27日 <鬼滅の刃> 何年かに一度、こどもに大人気の番組が現れますが、最近だとやはり鬼滅の刃ですね。 映画を見に行ったとか、グッズを見せてくれたり、マスクも緑と黒の格子だったり。 そして、主題歌を弾きたいと、わざわざ自分で楽譜を買って持ってきた人もいました。 そんなに人気なの〜?と私も楽譜を買ってみて、指番号なども記入して、希望者には初心者用か中級者用か選んでもらって弾いていいことにしました。 やはり弾きたいというだけあって、普段の宿題よりずっと難しい曲をちゃんと弾いてくるんですね〜、ポップスは転調だらけなのに、頑張って♭や♯をつけて弾いています。 レッスンで見るうち、すっかり私も覚えました。 そうは言ってもリズムなどが理解できず尻すぼみになる子が多い中、Mちゃんは根気強く弾き続け(その分他の宿題は犠牲になっていましたが)、先日6ページの大曲を完成させました。 次は炭治郎の歌を弾きたいそうで、もう弾き始めているとのこと、Mちゃんの根気強さを垣間見ました。 2021年4月16日 <みんな忙しい> 今の小学生や中学生は昔より授業数は多いし、部活や塾もあり、習い事の種類も多いので毎日予定が入っているようですね。 ピアノは家での練習が基本なので、よく時間を見つけて弾いてきてくれているな、と感心することもあります。 先日、「来週レッスンがお休みなので、二週間あるからもうちょっと宿題増やしていい?」とMちゃんに聞いたら、「うーん、でも忙しい。いっぱいやることがある。」と断られてしまいました。確かにいろいろな宿題を抱えて精いっぱいこなしているらしく、「いや〜、そりゃ毎日大変だね。」と引き下がりました。 他にも、「塾の宿題がいっぱい出てるから無理。」と言われることもあり、いつも宿題の曲をちゃんと弾いてくる生徒さんに限って忙しい中頑張ってくれていたのね、と知ったのでした。 2021年4月1日 <過去のつぶやきが消えました> 細々と手作りホームページを初めて、たぶん7年くらいたっていると思いますが、ふと写真がところどころなぜかなくなっていることに気づき、それを直して上書き保存し、ネットにアップロードできたか確認しようとしたら、なぜか2016年になってしまっている? は?は?これはどういうこと?と慌てふためき、戻そうと試みるも、一度上書きしたものは戻せず、パソコンのデータをさかのぼってリセットしようとしましたが、何時間もかかっているうちに誤ってパソコンをパタッと閉じてしまう痛恨のミス!絶対に電源を落とさないでください、と注意事項にあるのは本当だったんですね。パソコン全体が今度は壊れていまい、本当の初期化をするはめに。 ホームページも、誰かが開いてみて2016年で終わっていたら、この教室はやめたのかと思われてしまうので大慌て。やっと、昨年10月にバックアップしたファイルを見つけましたが、それ以降のつぶやきはこの世から消えてしまったのでした。 自分が書いたものとは言え、なかなか思い出せないもので、なんとかひと月1個くらい思い出して書き直しましたが、つくづく凝りました。しょっちゅうバックアップはしておくものですね。 2021年3月 <神様からの贈り物> 音楽を学んでいる人には必要な能力に絶対音感と相対音感があります。 幼少期から音楽を始めると一定の割合の人(3%くらいではないか、とネットで検索したら出ていましたが、国によってだいぶ異なるらしい)が絶対音感を獲得し、長く続けていればほとんどの人が相対音感は獲得できると言われています。むしろ、相対音感はもともと人にそなわっている能力らしいです。 実際に音楽をやるうえで役に立つのは、相対音感(一つの音をたよりにくらべながら他の音の高さを判別する能力)の方ではないか、と思うのですが、こどものころにしか得られない絶対音感は特別感、神様からのギフトという気がしますよね。 いろいろな生徒さんにソルフェージュレッスンをしていて、音感がいいな、と思うお子さんもいましたが、特にこの子は絶対音感があるな、という生徒さんは1人か2人です。 先日Aちゃんがレッスンにきてハノンを弾いていた時のこと、楽譜を見ないで指を見ているので、「楽譜をちゃんと読んで弾こうね」と手元を隠したところ、「でも音でわかっちゃうから」と答えたのです。 これはもしや?とドキっとして、鍵盤ではない方を向かせてランダムに音を出したら「ちゃんド、ソ、シ」などと答えられました。黒鍵も試したら、表現に迷っていましたが「ドとレの間」などと答えていました。 割と早くからスタートして、よく練習していたからかな、とも思いますが、だとしても滅多にない能力が身についていることがわかって嬉しかったです。 2021年2月 <なぜか流行っています> このところ、低学年の生徒さんが教室に来ると、真っ先にピアノのところに行って、ねこふんじゃったを弾き始めます。「まずは出席シールを貼って、宿題のドリルを出してよ。」と声を掛けるのですが、よほど聴いてほしいらしく、「ここまで弾けるようになった!」と興奮気味に話して、弾こうとします。 宿題の曲の合間にも素早く挟んでくるので、一応聴いてみると微妙に私の知っているのとは違います。 お友達や兄弟から教わるので、少しずつ違うバージョンになっているのかも。 続きを知りたそうなので、レッスンに来るたびに何フレーズか弾いて見せて覚えて帰ってもらいました。 レッスン中に何回か弾いて見せただけなのに、楽譜がある宿題の曲よりもしっかり覚えて、次のレッスンに来るとすぐ弾いてくれます。最初に全部覚えたのはMちゃん。今やより高速に弾くことに全集中しています。 2021年1月 < 日々進化している> 年末年始で、新型コロナ新規感染者数が急増して、これはまずいな、という雰囲気になってきましたね。案の定また緊急事態宣言が発令されました。 教室では今までと同じように消毒やマスク、換気をしていくしかありません。真冬に換気は寒いですね〜、窓やドアを閉めるまではコートが脱げません。 ただ、ピアノの鍵盤はアルコールで傷んでしまうため、消毒できないのが気になっていましたが、なんと鍵盤にも使える除菌スプレーが発売されたのです。楽器店から届く新発売の楽譜や小物やイベント情報などのチラシを眺めていて気が付き、すぐに注文しました。素早過ぎて、お店の方が商品のことをわかっていませんでしたが、チラシにちゃんと載っていますよ!と見せて取り寄せてもらいました。 需要があればちゃんと商品が出てくるんですね〜、ありがたいです。
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